表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
英雄記  作者: ターコ
4章 悲しみの戦
69/170

69話 弱点

皆さんお久しぶりです。

私の作品を待ってくれてた人がいたら、嬉しいです!

ではご覧下さい!

今回はラミア視点です!

リビー達が話し合っている時、私は白鬼とともに空に浮かびながら、お互いに白と黒の霧を足先に纏い、お互いに力が均衡しあっていて、速さもお互いに光より速い速さで飛んでいたため、誰にも見られなく、高い金属音をだしながら、戦っていた。

そしてお互いに鬼の弱点を知っていたため、私達はお互いに弱点を狙っているが、やはりお互いに技などを使って、剣や腕で防御していたため、お互いに傷を受けながらも戦っていた。そして傷もお互いに、どこの傷を受けても霧が纏い治すため、一切戦いは動かないと私は思っていた。

でもやっぱり私はこの戦いが楽しかったため、少しずつ笑顔になってゆくのと、心の闇が少しずつ晴れてゆくのを感じていた。


(この時間がもっと続けばいいなあ····)


私がそう思った時だった。

いきなり口元をニヤケさせた白鬼が、足にあった霧を全て剣に纏わせたのである。

私は白鬼からその剣に目線を奪われてしまった。だが、それが命取りになってしまった。

その剣を見ていた私は、一瞬だが白鬼の姿を見失ってしまった。

そして次の瞬間、剣は一瞬に私の頭上にあり、私のすぐ目の前にはニヤけた顔をしている、白鬼がいた。

私はあることを呟いた瞬間だった。


「な!? しまっ····」


私は剣で防ごうとおもったが、時は遅く白鬼の剣は私の剣をぶった切りながら、私のある弱点を切り、私はそのまま地面へと落下していた。

私はその落下しながら、空を見ると白鬼の霧が分散したのか、空はほぼ全体が白く見えた。

私はその綺麗な光景を見ながら落下して、最後の力で、地面寸前で落下の勢いを止めたが、私は力尽き、結局は落下してしまった。


そして私は顔を横にし、赤い血を地面に吐き出してから、上を向いた。

すると、そこにはリビー達が私を見ながら、立っていた。

そして空には白鬼がまだその状態を保ったまま、私を見下していた。

私はその自分の状況にただ、惨めな気分になりその場で笑ってしまった。


「あはは···」(なんて無様なの?私は あの白鬼にも負けて、格下にみたラビス達にさえ下に見られて、本当に馬鹿やってきた罰なのかしらね。はははっ)


「やっと元の姿になりましたねラミアさん。」


「全くだよおお。黒鬼になった時にはどうなるのかと思っちゃったよおお...」


「ふふっあなたもそんなボロボロの姿になるんですね。」


するとリビー達は私を心配そうな顔をしながら、笑みを浮かべ声をかけてきた。

そう私は服はボロボロになり、手や腕には傷がつき、鬼の唯一の弱点でもあり、鬼から戻す方法の1つである、角をきられ、鬼になっていた時に全スタミナを使っていた影響か、完全に身動きが取れないでいた。

そんな状況を私は、自分の肌で感じつつ、リビー達へと声をかけようと思えたその時だった。

私の足を誰かが掴んだのである。

私は力を振り絞り、顔を上げ足先を見ると、自力で鬼から戻って居たエンジェラがいたのである。

エンジェラは私が顔を上げたのを見ると、半笑いで問いかけてきたのである。


「あははっお互いに随分ボロボロですね。ラミアさん。まぁこの戦いは私の形で良いですか?」


「まぁそうね。認めたくはない···いえ認めるしかないわね···あなたの勝ちよエンジェラ」


「やったあ···」


私はの返しに、エンジェラは喜ぶと足を掴んでいた手が離れ、エンジェラはその場で疲れ果て寝てしまった。

そのエンジェラの状況を見ていたチノンとラビスは、すぐさまにエンジェラの元へとむかうと、回復魔法をエンジェラへとかけながら、声もかけていた。


「エンちゃん! 無理しすぎだよおおぉ! ボロボロじゃん!」


「まぁエンジェラは昔から、本当によく無理するよな!」


エンジェラは2人の声掛けに、笑いながら声を返していた。


「なによおおラビス! 少しは心配しなさいよおお イタタ··」


「はいはい 動いちゃダメですよおおお客さん!」


「なにラビスちゃんそれえふふっ」


エンジェラの言葉に、2人は笑顔になりながら返した。

その光景を見ていたリビーと私は、昔を思い出していた。

そしてそんな中リビーが、私へと声をかけてきた。


「昔もあんな光景よく見かけましたねラミアさん。」


「ええそうね。なんだか懐かしいわ..」


昔の思い出に黄昏ていた私とリビーだが、私は少し笑みを浮かべてから、リビーへと再度声をかけた。


(あんな仲間を持ちたかったわね····そしたら私は···まぁ今はこのことはいいわね···さてと)「リビー多分あなたが、私を元に戻してくれるんでしょ? お願いするわ。」


「あ、は、はい! それではいきますよ!

悪よ 滅びろ、精霊よ お願い頼もう、 この汝 少しの力を分けようぞ そしてこの者を 戻させてくれ 発動! プリネム!」


そしてまた、プリネムによる綺麗な光に私は包まれ、やがて私の心にあった闇とともに、私にかけられていたものは溶けていったのであった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ