69話 弱点
皆さんお久しぶりです。
私の作品を待ってくれてた人がいたら、嬉しいです!
ではご覧下さい!
今回はラミア視点です!
リビー達が話し合っている時、私は白鬼とともに空に浮かびながら、お互いに白と黒の霧を足先に纏い、お互いに力が均衡しあっていて、速さもお互いに光より速い速さで飛んでいたため、誰にも見られなく、高い金属音をだしながら、戦っていた。
そしてお互いに鬼の弱点を知っていたため、私達はお互いに弱点を狙っているが、やはりお互いに技などを使って、剣や腕で防御していたため、お互いに傷を受けながらも戦っていた。そして傷もお互いに、どこの傷を受けても霧が纏い治すため、一切戦いは動かないと私は思っていた。
でもやっぱり私はこの戦いが楽しかったため、少しずつ笑顔になってゆくのと、心の闇が少しずつ晴れてゆくのを感じていた。
(この時間がもっと続けばいいなあ····)
私がそう思った時だった。
いきなり口元をニヤケさせた白鬼が、足にあった霧を全て剣に纏わせたのである。
私は白鬼からその剣に目線を奪われてしまった。だが、それが命取りになってしまった。
その剣を見ていた私は、一瞬だが白鬼の姿を見失ってしまった。
そして次の瞬間、剣は一瞬に私の頭上にあり、私のすぐ目の前にはニヤけた顔をしている、白鬼がいた。
私はあることを呟いた瞬間だった。
「な!? しまっ····」
私は剣で防ごうとおもったが、時は遅く白鬼の剣は私の剣をぶった切りながら、私のある弱点を切り、私はそのまま地面へと落下していた。
私はその落下しながら、空を見ると白鬼の霧が分散したのか、空はほぼ全体が白く見えた。
私はその綺麗な光景を見ながら落下して、最後の力で、地面寸前で落下の勢いを止めたが、私は力尽き、結局は落下してしまった。
そして私は顔を横にし、赤い血を地面に吐き出してから、上を向いた。
すると、そこにはリビー達が私を見ながら、立っていた。
そして空には白鬼がまだその状態を保ったまま、私を見下していた。
私はその自分の状況にただ、惨めな気分になりその場で笑ってしまった。
「あはは···」(なんて無様なの?私は あの白鬼にも負けて、格下にみたラビス達にさえ下に見られて、本当に馬鹿やってきた罰なのかしらね。はははっ)
「やっと元の姿になりましたねラミアさん。」
「全くだよおお。黒鬼になった時にはどうなるのかと思っちゃったよおお...」
「ふふっあなたもそんなボロボロの姿になるんですね。」
するとリビー達は私を心配そうな顔をしながら、笑みを浮かべ声をかけてきた。
そう私は服はボロボロになり、手や腕には傷がつき、鬼の唯一の弱点でもあり、鬼から戻す方法の1つである、角をきられ、鬼になっていた時に全スタミナを使っていた影響か、完全に身動きが取れないでいた。
そんな状況を私は、自分の肌で感じつつ、リビー達へと声をかけようと思えたその時だった。
私の足を誰かが掴んだのである。
私は力を振り絞り、顔を上げ足先を見ると、自力で鬼から戻って居たエンジェラがいたのである。
エンジェラは私が顔を上げたのを見ると、半笑いで問いかけてきたのである。
「あははっお互いに随分ボロボロですね。ラミアさん。まぁこの戦いは私の形で良いですか?」
「まぁそうね。認めたくはない···いえ認めるしかないわね···あなたの勝ちよエンジェラ」
「やったあ···」
私はの返しに、エンジェラは喜ぶと足を掴んでいた手が離れ、エンジェラはその場で疲れ果て寝てしまった。
そのエンジェラの状況を見ていたチノンとラビスは、すぐさまにエンジェラの元へとむかうと、回復魔法をエンジェラへとかけながら、声もかけていた。
「エンちゃん! 無理しすぎだよおおぉ! ボロボロじゃん!」
「まぁエンジェラは昔から、本当によく無理するよな!」
エンジェラは2人の声掛けに、笑いながら声を返していた。
「なによおおラビス! 少しは心配しなさいよおお イタタ··」
「はいはい 動いちゃダメですよおおお客さん!」
「なにラビスちゃんそれえふふっ」
エンジェラの言葉に、2人は笑顔になりながら返した。
その光景を見ていたリビーと私は、昔を思い出していた。
そしてそんな中リビーが、私へと声をかけてきた。
「昔もあんな光景よく見かけましたねラミアさん。」
「ええそうね。なんだか懐かしいわ..」
昔の思い出に黄昏ていた私とリビーだが、私は少し笑みを浮かべてから、リビーへと再度声をかけた。
(あんな仲間を持ちたかったわね····そしたら私は···まぁ今はこのことはいいわね···さてと)「リビー多分あなたが、私を元に戻してくれるんでしょ? お願いするわ。」
「あ、は、はい! それではいきますよ!
悪よ 滅びろ、精霊よ お願い頼もう、 この汝 少しの力を分けようぞ そしてこの者を 戻させてくれ 発動! プリネム!」
そしてまた、プリネムによる綺麗な光に私は包まれ、やがて私の心にあった闇とともに、私にかけられていたものは溶けていったのであった。




