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英雄記  作者: ターコ
4章 悲しみの戦
60/170

60話 隠れた才能と····

設定資料3を更新しました。

あと今回はラック視点です。

周りのみんなも戦闘に入り、均衡しあってる者や、劣勢してる者もいる中、私達も均衡していた。


「結構しぶといわね! ささっと死になさいよ!」


私がそう話しながら、魔物達と戦っていた時だった。誰かが、私の背中に、軽めに背中をぶつけてきたと思ったら、私へと話しかけてきた。


「そうですね。たしかにしぶといです!」


私はその誰かが、一瞬で分かったため、問いかけた。


「ふふっイセス、ちゃんと生きてるようね。しっかりと戦えてるかしら?」


「ええ。おかげで。さてあなたの背中を守らせていただきますよ! ラックさん!!

はぁああああァァァ!!!」


そう言いながら、イセスは私の背中から、離れ目の前にいた魔物達へと、黄色の魔武器である双剣を手に、魔物へと攻めていった。


(イセスの暖かさが、背中に伝わってくるわね···ふふっ後で責任取って貰おうかしら。)

「さて魔物共こい!!!」


私が少し頬を染め頭の中で少し考えてから、魔物共に声をかけ、私も攻めに行こうと思った時だった。


ボカアアアァァァン!!


私の背後から、光と爆音が聞こえた。

流石にその音には、魔物達も止まり、私やイアやイーフィでさえ、その方向を向いた。

その方向を見ると、黒い煙が上へ上へと登って行き、その煙を魔物共が囲んでいた。


「イセス!!!!」


私はすぐ、その煙の中にイセスの気配を感じたため、すぐ名前を叫んだ。

すると、その煙の中から言葉が帰ってきて、煙の中から人とは及ばしき、腕が黒くなり、髪が逆立ち、目の色も黒から青へと変わった、イセス?が出てきたのである。


「大丈夫ですよ。ラックさん! 少し魔物共がウザかったため、本気で戦うことにしたんです!」


「ほ、本当にイセスくんですか? 姿が多少変わってるが···」


イセスの言葉に、イーフィが半信半疑な感じで、話しかけた。

私もイアもさすがの姿の変わりように、イーフィの言葉に、イセスを凝視するようになった。


すると、イセスは私達を見ると、笑いながら答えてきた。


「フフフフ まぁ無理も無いですよね。私も皆さんにこの姿を見せるのは初めてですから。まぁ俺は言葉下手なので、行動で示しますよ。だから見ててください! ラックさん!!」


「えっ!? う、うん··」


いきなりのイセスの言葉に、私は少し困惑しながら返した。そんな私達にイアはニヤケながら、見ていたが私はそれを、無視し続けた。

そしてイセスは、私の言葉に少し不安気味だったのか、無表情のまま黒くなった腕を、魔物目掛けて横に振った。

すると、魔物が焼け焦げて空へと飛ばされたのである。 それに私達は驚いたが、すぐにニヤケると、全員がイセスの強さの変わりように、恐怖を覚えて動きが、鈍くなった魔物達との戦いを再開するのであった。

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