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英雄記  作者: ターコ
3章 準備と始動
40/170

40話 真実 後編

どうもターコです〜

ついに来ました40話!

まぁ頑張って書いてくんで宜しくです。

そして今日は5話と6話を完全に完成させました。これで6話までの見返しは最終章前の章までは行わないようにします。

それでは40話どうぞ!

今回もアピス視点です。

そして私とシャケは少しの間、家みたいな所の物陰から、レナとパスティと謎の1人に、気づかれないように、パスティ達を見ていた。その時にシャケが小声で話しかけてきた。


{パスティ様は勝てますかねえ··結構きついと思うんですが··}


その言葉に、私はイラッときてしまい、シャケの方を向いてつい少し大きめな口調で言ってしまった。


「あなたが言ったんでしょ?パスティのことを信じようって!だからきたん···」


私がそこまで言いかけた時、シャケはすぐ止めた。


{アピス様気づかれちゃいますよ!}


その言葉に、私はハッと正気に戻り、シャケと一緒に焦る顔で、チラッとパスティ達の様子を見ると、謎の1人がこちらを見ていた。それに私達は体が凍り付いたように、固まった。しかしその謎の1人がすぐ、レナ達の方へと向き返したため、私達はため息を付いた。そして私達はそのままレナとパスティを見たが、二人は戦闘に集中していたのか、聞こえてなかった。それを見た、二人はほっと一息つくと、シャケがアピスに小声で話した。


{さっきの一言は失言です。申し訳ございません。ですが、アピス様も気を付けてください。}


その言葉に、アピスは俯きながら返した。


{ごめんね···。少しカッとしちゃって··}


そして私が、俯いたのを確認したシャケはため息をまた一息つくと、また言葉を返した。


{いえ、大丈夫です。さて様子を見ましょう。}


それに、私は無言で頷き返し戦いの様子を見る事にした。

そして一方パスティはというと、私の言うとおり完全に苦戦状態だった。


「クソっ俺の魔武器でさえ、歯が立たねえなんてよ···。レナお前はそれでいいのかよ!操られてよそやつに!」


そういうと、レナは返した。


「あら?私の心配してくれるのかしらあ?ふふふっアハハハハ···確かに操られるのはしゃくだけどおお あなたを壊せれるのなら本望だから別にいいやあ アハハハハ!!!」

「くそっ性根が腐ってやがる···(すまねえギルドの皆、そしてアピス。多分もうお前らには会えねえ···)」


パスティはそう思いながら、戦っていた。そしてそれを謎の1人は傍観していた。

そして私達にもそのパスティとレナの会話は聞こえていた。


{レナが操られてるってどういうことでしょうかアピス様}


シャケが私に話しかけてきたので、謎の1人を指さしながら答え返した。


{多分あいつが操ったんだわきっと··何者かは知らないけど、声だけでこの位置まで把握できるとなると、私やパスティやあなたレベルなのは間違いないわ··}


それに、シャケは頷きながら、返した。


{そのようですね。もう少し観察しま···}


シャケがそう言いかけた時だった。


「グワアアアアア」

「アハハハハようやく壊れたわねふふふっ」


悲鳴とともに、パスティは倒れそれをレナは笑いながら見ていた。そしてレナの手にはパスティの血と思われるものが付いた斧を所持していた。

そして私とシャケはくちから驚きのあまり一切の言葉が出ず、ただ口を開けたまま見ているしかなかった。そしてついに謎の1人がレナに対して話しかけた。


「よくやったぞレナ。あとはそやつを操り、私の所まで連れてこい。いいな?私は先にゆくぞ」


それにレナはパスティの方を見つつ、重いはずの斧を軽々と回しながら答えた。


「なんだあ。操るのねえ。てっきり殺せばよいと思ったわあ ざんねえん まぁ分かったよおお」


それを聞いた謎の1人はすぐに消え、レナはパスティの方へと笑いながら近づいた。


「アハハハハっさーてパスティくーん最後に何か残すことばないかなあ?ふふふっ」


それにパスティは笑いながら返した。


「てめぇなんかに残すかよバーカ。お前や俺はいずれ俺の仲間たちが殺るさ。だからそれまでは俺は何も言わねえ。」


私とシャケはその言葉を聞いた時涙を流した。

そしてレナはというと、また笑うと詠唱を開始したのである。


「アハハハハ·· おかしいわねえほんと!まぁいいわいずれもうすぐ、なーんもが敵として見れるんだから!ふふふっアハハハハ!!!まぁ行くわよおお〜 私は〜レナ〜さーてこのパスティとかいう精神を滅ぼしたまえ〜私の寿命の少しを与えるからー」


それをレナが発言した瞬間、レナとパスティを紫色の光が包み込みだした、そしてその光は柱となり天まで登った。

私はすぐにそれを大魔法の一番上に存在して、禁忌魔法でも上にあるデスパイヤだと思ったため、すぐにシャケに言葉を伝えた。


「シャケあの魔法はやばいわ!あなたはパスティの背後へと周り、サーレの準備をしなさい、私の行くのがもうちょっと早ければ間に合えたのだけど、もうあの状態は封印するしかないわ···」


紫色の柱を私とともに、見ていたシャケはすぐに非常事態と思ったのか、ある発言とともに、頷いた。


「わかりました。アピス様もお気をつけて··」


そしてシャケはその場からすぐに消え、私もレナの後ろへと変化した。

そして私が転移したのを分かったのか、パスティが苦しながらも声をかけてきた。


「···え? お···い!なん··でいる··んだよ··アピス」


それを聞いたレナはすぐに、私の方を向くと、言葉を発した。


「あーらぁー?あなたはたーしかーあの会場では見学してた女の人よねええ。いいわあ見てなさい。あなたの仲間が魔人化する所をねえ。ふふふっアハハハハ」


パスティはレナの言葉に対し、抵抗しても無駄だと分かっていたのか、ただ強く手を握り歯を噛み締めた。そんな状態を見ていた私は大声でパスティへと伝えた。


「パスティ!!今から言うことを聞きなさい!!私はあなたの事がずっと好きよ!!だからシャケとともにここへときたの!!!でもごめん助けられなくてほんとにごめん···だからレナとともに封印するわ!!!」


パスティはそれを聞いた瞬間、驚いたと同時に、目から涙を出して、喜んだ。そしてすぐに大声で返した。


「おう!!やれぇぇぇぇアピス!!!!」


そして私は問答無用で詠唱を開始した。シャケはパスティの後ろの方で、下に現れた魔方陣にすぐに力を加えだした。

しかし何故かレナは抵抗しなかった。


「行くわよ!シャケ!!!我魔法を全て知るものなり、魔を作りしものに罰を、魔を与えしものに罰を、さぁ神よ罰を与えよ!サアアアレエエエエ!!!」


私はその魔法の発動の時のみ、姿を変えた。そうまるで神のように神々しく、大きな翼を後ろに両翼とも生やした姿となった。そしてパスティとレナの下へと魔方陣を展開させると、シャケの力を借り、サーレを唱えきった。

そうしたら、その魔方陣はまるで紫色の光を覆うかのように、緑の光を少し上へと登らした。そしてその光はどんどんと眩しくなっていた。そして緑の光が完全に、紫色の光を覆いきると、今度は縮小し始めた。

私とシャケはその緑の光が余りにも眩しすぎたため、目が開けられなかった。このサーレという魔法は昔の私では一年に一度かつ、二人いないとできなくて、なおかつ私の姿も変わるため、今まで使わなかったのである。

そして緑の光はどんどん眩しくなりながら、縮小していって、私とシャケは一向に目を開けられなかったそんな時だった。中からある言葉が外へと発せられた。


「ありがとうな。」


その言葉に、私とシャケはすぐにパスティだと思った。そしてその言葉と同時に、緑の光を纏っていた魔方陣はまるでガラスが割れるような感じで、割れると中には箱の中に閉じ込められ、ぴくりとも動かない二人がいた。

私はそれを見たと同時に、倒れ込んでしまった。シャケは私が倒れたと同時に、駆け寄って来てくれた。


「大丈夫ですか?アピス様」


シャケがそう言葉をかけながらアピスの顔を見ると、アピスは泣きながら疲れた顔をしていた。そしてシャケに対して小さな声だけど、言葉をある事を聞いた。


「ねえシャケ?パスティは喜んでくれたのかな···?」


シャケはそれに即答した。


「はい!喜んだと思います。なんせ最愛の人の手で封印されたのですから。」


その言葉に、私は微かに笑顔になると答えた。


「なら、良かったわ··ねえシャケ。私ちょっと疲れちゃったからあとは頼むわね··?」


それにシャケは悲しい顔を出しつつも答えた。


「はい。少しの間おやすみくださいませ。アピス様」


そして私はそのままそこで寝てしまうのであった。


ー回想終了ー



以上となります。

毎回詠唱を最近は書いてますが、厨2風になってるかと思いますが、まぁそこは大きな心で許してください!

あと魔武器と魔法で姿変わることについてはまた設定資料集part5に書くつもりですのでご安心を

では、また次回〜

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