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英雄記  作者: ターコ
3章 準備と始動
38/170

38話 真実 前編

どうも〜ターコです〜

昨日の後書きを皆見てくれたかな?まぁ読み方はえいゆうきでも一応大丈夫ですので、そこはご自由に!

あと設定資料集を更新しましたので、良かったご覧あれ〜では38話どうぞー

あと今回はアピス視点です。


そして私は思い出しながら、話した。


「これは私とシャケとパスティがギルドに戻ってからの話だ。」


〜回想〜


私達がギルドへ戻ると、すぐほかの幹部達が集まってきて、すぐシャケのことを心配した。それを見た、パスティは驚き私の方を見た。そして私は笑顔になりつつ、念でパスティに伝えた。


{ここに戻る前の一瞬の間に、ラックとイアに念で伝えたのよ。}


それにパスティは笑顔になり、答えた。


{そうだったのか!ありがとうなアピス!!}


その言葉を聞いた時私は安心してしまって、疲れが溜まっていたのだろうか、私はその場に倒れてしまった。それから何時間経ったのだろうか。

私は目を覚ました。私達が戻って来た時はまだ空は青かったのに、今はもう暗くなっていた。そして私は会議などする空間で倒れたはずなのに、窓のある私の部屋へと移されていたのである。

そして私は寝ていたベットから起き上がると、ベットの隣の椅子で誰かが寝てるのが分かった。

そうそれはパスティだった。パスティは私の膝を枕とし、寝ていたのである。私は笑顔になると、小声で声をかけた。


「ありがとうね。パスティ!」


しかしその声に、パスティは反応せず、吐息のみが聞こえた。私はそのパスティの頭を撫でながら、頬にキスをし、パスティを自分のベットへ寝かせてあげた。私はベットから離れ、窓から外を見ていた。

そして私が窓から眺めていると、ベットの方から声が聞こえた。


「なぁアピス。もう起きてるんだろう?」


その声に、私はビクンと驚きながらすぐさまベットの方を向くと、パスティが体を起こし、こちらを見ていた。


「起きてたのなら、そう言いなさいよね!びっくりするじゃない!」


その言葉に、パスティはベットから立ち上がり、私の元へと詰め寄ると謝りながら答えた。


「あーすまねえな!それでよアピス。頼みがあるんだ。」


その言葉と同時に、いつもとは違う顔のパスティに私は、真面目な顔になり、返した。


「どうしたの?何かあったの?頼みってのは何?」


私の言葉を聞いたパスティは服のポケットに手を入れ、ある紙を出した。

そしてその紙を、パスティは開くと答えた。


「これはあの野郎が、うちのポケットにいれた手紙だ。多分アピスもこの手紙見れば、何事か分かるはずだぜ。」


そう言われた私は、すぐその紙に目をやった。そして私は目を疑った。

そうそこには、ある言葉がこう書いてあった。


「シャケの仇を撃ちたいのなら、コヤキ村の闘技場前に来ればいいわよ。私はそこに一人でいるからね!ふふふっ」


私はその紙から、目を離しパスティの服の襟を掴むと、答えた。


「貴方まさか行く気じゃないでしょうね!?絶対罠よ!やめて!行かないでよ!ね!?」


それにパスティは私の手を振りほどき、私に背中を見せて答えた。


「ごめんな。罠だとしてもあやつは許さねえんだ。だから俺はいくよ。だからもし俺が戻らなかったりしたら、ここを頼むな?アピス」


私はその言葉に、パスティの背中に寄りかかりながら、答えた。


「戻らないとかいわないでよ···。お願いだからいかないでちょうだい···。あなたがいなくなったら私はやっていけないわ···。だからお願い··いかないで···?」


そういいながら、私は涙を流した。それを感じたパスティは私の方を向くと、抱きしめた。

私はそのままパスティの寄りかかったまま、泣いた。抱きしめたままパスティは答えた。


「ごめんな。俺はどうしても気持ちが収まならないんだ。それに嫁のアピスとか幹部をうちは巻き込みたくねえんだ。俺からしたら、アピスと幹部達も家族だから、守りたいんだよ。だから分かってくれ···」


私はその言葉に、泣きながら答えた。


「何よその言葉··ずるいわよ···。馬鹿···。でもこれだけは約束して、必ず無事に戻ってきて···。」


パスティはその私の言葉に、笑顔で答えた。


「ああ!もちろんさ。じゃあなアピス」


そして私をパスティはベットへ移動させると、私の部屋から無言で出ていった。パスティが出ていった同時に、部屋の外で、シャケとパスティの声がしたと同時に、パスティの気配は消えた。


今回は以上となります。

あと3章終了した段階で、更新をかなり遅くしたいと思ってます。理由は見返しができてないためです(´・ω・`)

まぁそう言うことなので、宜しくです。ではまた次回〜

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