33話 レナ
どうもターコです〜
今日は1話〜3話の1部の少しをいじりました。読みにくくなったりしたらすみません。
ではどうぞ!
その言葉に、誰もがどよめいた。当然だ。誰も分からなかったのに、当てがあるといわれたら誰でも同じようになる。
そしてそのどよめきをシャケが沈めた。
「皆さんさすがに、うるさすぎです。黙りなさい!」
その言葉に、誰もが黙りつつ、身体から冷や汗を出した。私達は初めて、言葉だけで体が凍るほどの怖いという感覚を、覚えた。
そしてシャケは静まったのを確認した直後、アピスの方を向き、礼をしつつ答えた。
「すみませんアピス様。私さえも少しどよめいてしまいましたが、質問させてください。そのもう1人とは誰ですか?」
シャケがそう聞いた時、アピスは周囲を見渡してから、シャケを見て答えた。
「ふむ。多分この中だとこの名前を知っているのは、シャケだけだろう。そのもう1人とはってのは、レナだ。」
その言葉に、いつも冷静でどんな時でも、自分を押し殺して、幹部達でさえも抑えてしまう怖さを持ってる、シャケが頭を抱え、まるで病気にでもかかったかのような暗い顔のまま、しゃがんでしまった。その様子に、その場にいた幹部達が、シャケの名前を呼び、心配した。
そんな中、アピスがシャケを見下ろしながら、冷たい口調でシャケに話した。
「やはり、まだあのトラウマは抜けてないようだな。シャケ」
その言葉に、しゃがんだままのシャケの体全体が、まるで電気が流れたかのように、ビクン少し跳ねた後、震え始めた。
その冷たい口調に、さすがにリビーがアピスに対して口を開いた。
「アピス様!!さすがに、そのくらいにしてあげてください。シャケ様をみてもわから···」
リビーが最後まで言い掛けた時、しゃがんだままシャケは強い口調で、リビーへと言った。
「リビー!!アピス様へとその口調はやめなさい!!」
その言葉に、リビーは冷や汗を書きつつ、震えつつ謝った。
「す、す、す、すみません···。アピス様すみませんでした。」
それを聞いた、シャケはアピスの方を、しゃがんだまま向き、謝った。
「すみません。アピス様。少しの間、1人にさせてください。」
それを聞いた、アピスはシャケの方を向き許した。
「ああ。良かろう。大丈夫になったら戻ってこい。」
その言葉に、シャケはしゃがんだまま、礼をした後、その場から風のように消えた。
消えたのを確認したアピスは、周囲を見渡し、話し出した。
「多分全員、シャケが心配だろう。リビーの言う通りでもある。実質私も心配だ。ではなぜレナという名前を聞いた瞬間、シャケがあんな状態になったのかを全員知りたいだろうから、これから話そう。私の過去も含めてな。」
その時、その場にいた私達含む全員が、アピスへと目線をやり、ゴクリという音が聞こえるほど、ほぼ全員が唾を飲んだ。
今回は短めですが、以上となります。
では明日も見返しプラス1話投稿で行きますので、ヨロ(`・ω・´)スク!
ではまた次回〜




