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英雄記  作者: ターコ
3章 準備と始動
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32話 もう1人

どうもターコです〜

では第32話をどうぞ〜

会議が再開した瞬間、私達はさっきまで温厚な感じだった幹部達が、まるで氷の部屋のように冷え渡るのを感じ、私達はそのオーラに体が固まってしまった。

そんな時に、アピスは周囲を見渡したのち、目の前にいた、二人の女性に話しかけた。


「さてツクアとセウス、私とシャケに報告したのを、みなにも報告せよ。」


その言葉に、ツクアとセウスは1度膝を付き、アピスへと無言で頭を下げた後、すぐに立ちツクアから話し始めた。


「私はツクア、幹部13階位の姉セウスと共に、アピスの命令で被害の大本命、学校へと先程まで観察しに行ってきました。その報告をここにさせていただきます。」


そう言うと、二人はたったまま礼をした。

そして次にセウスが話し始めた。


「私は幹部十五階位の妹ツクアと共に、先程まで学校へと出向きました。現在の学校は周囲を高濃度の霧が包んでいて、その周りを結界が展開していました。」


セウスがそういうと、次はツクアが話し始めた。


「そしてその結界を私達が調べようとした瞬間、中から私達目掛けて、ゴブリンが飛ばされてきました。まるで中から誰かが投げてきたようでした。」


その誰かという言葉に、リビーが反応した。


「ツクア。その誰かというのが誰かは分からなかったの?」


それに対してツクアは私達の方をチラ見しつつ、リビーの方を向いて答えた。


「結界が邪魔で正確には、分かりませんでしたが、彼女たちの報告を聞いた時、誰だかはわかりました。その人はラミアという人です。」


その言葉に私達は俯き、リビーは歯を噛み締め手を強く握った。それはなぜかというと、リビーは元々ラミアが幹部だった頃のラミアの弟子だからである。

そしてリビーは小さい声で返した。


「そうなのね。ありがとう··」


そしてまたツクアが話し始めると思いきや、セウスが話し始めた。


「では話を戻します。私達はその投げられたゴブリンに一瞬は驚きましたが、感知魔法 キュールで少し結界に邪魔されたものの、何とか中の様子の主な所を確認できました。」


その言葉に、幹部達はおおおっと歓声に一瞬湧いたが、少し黙った。私達はゴクリと唾を飲んだ。そして今度は二人で話した。



「中の様子はというと、学校そのものには外傷はないんですが、中は椅子や壁等一切なく、キレイさっぱりとなっていました。そして中にはラミア含め4人いました。」


4人という言葉を聞いた時、私はツクアとセウスに話しかけた。


「ツクアさんとセウスさん、今4人といったのですか?」


その言葉に、二人はこちらを向き答えた。


「ええ、そうですよ。4名です。」


その返しに、私は顎に手を当て考えた。セレンやシキ、チノンも同じく考えた。

それを見たアピスは、私達に話しかけてきた。


「どうしたんだ?エンジェラ」


その言葉に私は、アピスの方を向き答えた。


「あ、いえ。あの私達が学校から逃げた時、学校にはもうラミア、ラビス、そしてパスティ以外の3名以外の人は亡くなっていたので、その最後の4名について考えてたんです。」


私がそう答えると、アピスはツクアとセウスに聞いた。


「ツクアとセウスよ。その4人目についてはなにか情報はないか?」


アピスの言葉に、二人は目を見合わせた後、アピスの方を向いて答えた。


「いえ、4名いたということしか、あのときは分かりませんでした。」


そう言いながら、二人は頭を下げた。そしてアピスは眉間に皺をよせ少し考えた。そのアピスの様子に、シャケはアピスへ問いかけた。


「アピス様どうなされましたか?」


そして次の言葉に、幹部含め私達は声を出しつつ、目を開くぐらいに驚いた。


「いや、多分その1人に当てがある。」





以上となります。

さて13階位や、15階位という言葉が出ましたが、いわゆる階級みたいな感じです!

ちなみにシャケは0階位、ラゼフは6階位、リビーは11階位です。


階位が高いほど強いというわけではないですが、1桁階位はそこら辺の冒険者とは天と地ほどの差が存在します。


階位の設定は以上です。階位の設定はは設定資料集に記入しませんが、何階位かは備考に書いておきます。


ではまた次回〜

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