3話 訓練場までの出来事
実践の訓練のため、広い訓練会場へと向う3人であったが、その途中で私は一時的に抜けることにした。それは私がチノンの訓練のためにある人を呼ぶ用事があったためである。
「あ、私ちょっと用事があるから、先にシキとチノンで訓練場にいっといてえ〜」
私がそう発言した時、シキはすぐに私の方を向き、心配な顔して答えた。
「おいおいホントに終わるのかあ!?」
私はそれに対してすぐさま即答した。
「大丈夫だってえ〜」
私がそういうと、シキは安心した顔になり、答えた。
「なら良いがの」
シキが黙ったのを確認してか、チノンがすぐさま話しかけてきた。
「エンちゃんちゃんと来てねえぇ!」
その言葉に、私はチノンの方に目をやり、答えた。
「行くさ!ほなあぁあとでなあ」
その言葉に、チノンも安心した顔をし、お互い手を振りながら、シキ達は歩き出した。そして二人がいったのを確認した私は
「さて行くかの」
風が舞うほどのもうダッシュで茶色の廊下を走りながら、ある人がいることを思いつつ、ある場所へと急いだ。
(ラビスいてくれたら良いがのお〜)
かなり急いだおかげか案外と早めに、私達の校舎の反対側の校舎にある、ある教室に着いた。そしてドンと白いドアを開け、私は大きな声で茶色の長い髪のある人の名前を出した。
「ラビスいるうぅ?」
「ふぇ!?」
ラビスの返事が聞こえた私は、周りがいきなりきた私に動揺してる中、私はクラスの中へと堂々と入っていって、ラビスの机の所までいった。
「あ、いた。ちょっと一緒にある所へ行こお
お!」
「え!?何事ぉぉぉぉ」
私は友人であり魔法士育成クラスで、優秀なラビスを拉致り、訓練場所へ走りながら向かった。ラビスはその時、いきなりのことにどよめきまくってたという。
1方その頃、先に訓練会場へ向かっているシキとチノンはというと、私の話をしていた。
「全くこんなときに用事とは、忙しいのあやつも」
シキの言葉に、チノンは笑顔で答えた。
「まぁエンちゃんは人気者だし、クラスを纏めてくれるし、優しいからのおお♪︎」
チノンがエンジェラの良い所を言うと、シキ
が少しむすっとした顔で反論した。
「優しいかあ?俺には優しくしてくれないのお」
その言葉に対して、チノンは少しニヤけた顔で答えた。
「それはシキくんがいつも弄るからでしょ!?」
シキははははっと笑いながら、それに答えた。
「え?だって弄るの楽しいんだもんエンジェラは笑」
チノンはまるで悪巧みするような悪い笑顔になり、答えた。
「人を弄るのはいけないんだああ!今度シキが弄るの楽しいって言ってたって言っちゃおうかなあ笑」
シキはその言葉に、顔から汗が吹き出すぐらいに動揺した。そしてチノンの肩を掴み、あることを頼んだ。
「それだけはやめてくださいお願いします。」
「笑」
それにシキは肩の手をどけながら、笑いつつまた歩き出した。