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英雄記  作者: ターコ
2章 絶望と裏切り
22/170

22話 学校からの逃亡 後編

どうも!ターコです〜

さて学校から無事に逃げられるのか?何が起こるのか?それでは22話をどうぞ!

そして私達は校舎の横を通り、門へと向かっていた。しかしずっと走っている成果、セレンとチノンに疲れが見えてる。


「エンちゃーん流石に疲れてきたああ」

「私も疲れてきたにゃあー」

「頑張りなさい!二人とも!」

「おい、エンジェラ前あぶねえぞ!」


私達の前には数体の魔物が待ち構えていた。その中には、かなり強い種のウルフ型のモンスター

ラウルフや、マメゴブリンがいた。私とシキとマメすぐにセレンとチノンを守る態勢で、臨戦態勢となった。


「おい、エンジェラどうする?マメゴブリンとラウルフが一体ずついて、あとゴブリン数体いるが」

「ゴブリンはシキとマメに任せてもいい?」

「俺は良いが、まさかマメゴブリンがとラウルフ両方やるのか?どちらも素早いし、さらにはラウルフなんか攻撃がかすっただけで、死ぬほど恐れられてるやつだぞ!!?」

「そうだぞ。それにお前は1度魔法かけられて、意識失ってんだ!!無理するんじゃねえ!」

「心配ありがとうね。でも大丈夫!それに私今ちょっと暴れたい気分なのよね!」


その時、そこにいた私以外の全員が、私に対して怖さを感じたという。


{おい、マメ!今のエンジェラは多分止められない!だからうちらはゴブリンを倒すぞ!}

{あぁそのようだな!}

「セレンとチノンはここにいて、背後を見といてくれ!そして魔物を倒したらうちらのとこに来てな?」

「うん!分かった!無理しないでね?」

「ありがとうにゃ!無理しないでにゃ!」


シキ達は笑顔で返すと、前を向き私の横に二人は並んだ。


「勝つぞエンジェラ」

「ええ」

「よし、行くぞ!!」


マメの掛け声で、3人は魔物の中に飛び込んだ!


「このやろお!相変わらず数が多いだけで、厄介だな!ゴブリンは!」

「シキ、口動かしてる余裕あるなら戦え、まだゴブリンはいるぞ!」

「分かってるよ!ってえ?」


次の瞬間、ゴブリン達の動きが止まった。

ゴブリンは生態的にも怖さを感じやすく、自分より格上の奴がいたら、動きを止め逃げる生態があるが、その場にいたシキとマメはそれを知らないため、とにかく驚いてたが、動きを止めた正体が明らかになる。


「おいおい、どうなってやがる、なぜ動きを止めたんだ?ゴブリン達は」

「おい、マメ後ろを見ろ・・・」


シキの怯えた表情を見て、後ろを見た瞬間マメも固まった。そこには笑いながら、敵を倒してる私がいた。目は笑っていなかったという。


「アハハハハハハハっねえどうしたの?あなたはラウルフなんでしょ?アハハっ」

「おい!エンジェラ!正気を取り戻せ!!」


そのシキの言葉に、私は元に戻った。


「え?あれ?シキとマメどうしたの?あ、私ラウルフとマメゴブリンをいつの間にか倒してたのね!ってあれ?ゴブリン達もいない!」

「ゴブリン達は正気を無くしてたお前を見て、怯えて逃げていったよ。」

「おい!マメ!!少しでも気遣いってものはねえのか?」

「仕方ねえだろ?事実は事実なんだし!」

「しかしよ!!!?」


マメとシキが口論し始めた瞬間、私は割って入った。


「シキ大丈夫よ!マメも真実教えてくれてありがとうね。」

「しかしなあ?」

「いいのよ!それにあなた達が喧嘩すると、チノンとセレンが悲しむだけよ。」


シキとマメはチノンとセレンの方を見た。そうしたら二人は悲しい顔して、コチラを見ていた。

それを見た二人はすぐにため息を吐き、仲直りした。


「すまねえなマメ、こんな時にでもきつく行って」

「ああ、うちもすまねえ。エンジェラもすまねえな。」

「いいのよ。さて行くわよ!」

「ああ、そうだな」


その時、マメが何かを考えてるように見えたが、私達は門へと急いだ!

そして門へと付いたが、そこには誰もいなかった。


「皆やられちゃったの···?」

「くそっ誰もいねえな··」

「皆止まって」

「エンジェラどうした?」


私はあと門へと数メートルのとこで、みんなを止め、学校の方を向き人のいない空間に向いた。


「そこにいるんでしょ?気配でバレバレよ!ラビス、ラミアそしてハクラいえ、パスティ」


その言葉にだれもが驚き、空間の方へ向いた。


「あらあらバレちゃってたかああ!残念ね」

「へぇーさすがのエンジェラねふふふっ」

「久しぶりだなあチノン、そしてエンジェラ!よくぞここまで逃げれたなあ!」


その言葉と共に、3人は姿を現した。


「くそっマジで面識ある格好してやがる!!」

「ラビスちゃん···」

「待ち伏せさせられたにゃ··」

「やはり待ち伏せしてたわね!」

「····」


私達がそういうと向こうも返してきた。


「アハハっもう元のこの人には話は通じないわよおおお!チノンちゃんだったけかな」

「まぁもう逃がさないわよ!ふふふっもうこの学校に残ってるのは貴方達だけだから!」

「さぁ観念しろ!小僧共!!!」


ラミアの言葉に、皆が絶句した。


(嘘··全員がやられちゃったの··?)

(やはり化け物かよこいつら···)

(いやだにゃああ)

(くそっどうすればいいんだ、今の私では絶対に力が足りない··けど守らなきゃ···)


4人が困惑してる中、マメは前へと出た。そして


「エンジェラ達は先に行け、そしてシキとチノンはエンジェラを頼む。」

「え?何を考えてるの?ダメよマメ!!」

「そう言うと、思ったよだからすまねえが」


そう言うと、マメは私を気絶させた。


「シキとチノン、何してやがる!!早くエンジェラとセレンを連れて出てけ!」

「ダメだよ!マメくん!皆で助かろうよ!」

「そうだにゃ!」

「····」


その言葉に、マメは強く唇を噛み締めた。


「じゃあ他に方法があるか?あるなら俺もこうはしねえよ!」


セレンとチノンは返す言葉もなかった。確かに方法はなかった。


「なぁシキなら分かるだろ?だから頼む。」

「ああ、分かったよ。マメ1つだけ言わせてくれ。」

「なんだ?」

「ありがとうな」


その言葉にマメは驚いたが、微笑した。


「じゃあシキ俺が飛び出すタイミングで、連れてけいいな?」

「ああ」

「チノンとセレンいいな?」

「うん···」

「はいにゃ···」


作戦が決まり、マメは構えてるラビス達を向いた。


「話し合いは済んだあ?」

「ああ、済んださ。」

「エンジェラを気絶させたのは驚いたけど、まぁいいわ!どうするのか見せてご覧なさい!」


ラミアがそういうと、マメはすぐに微笑した。

そして作戦が実行された!


「ああ、見せてやんよ!3カウントで行くぞシキ!」

「ああ、分かった!」

「3··(ありがとうなシキ)」

「ほら行くぞ!チノン」

「2···(チノンちゃんゴメンな 見くびってたりして)」

「うん···セレンちゃん行くよ?」

「はいにゃ··」

「1···(セレンちゃん短いありがとうね)」

「0··(そしてお前のこと、本当は好きだったよエンジェラ)」

「行くぞぉぉおおおお」


その瞬間、マメはラビス達のとこに飛び、セレンとチノンはそのまま、シキはエンジェラを背負い、4人は門の外へ逃げていった。


「追いかけますか?パスティ様」

「いや、いい逃がした方が面白そうだ!」

「ふふふっ相変わらずですね。それでこいつはどうします?」

「ああ、こやつは殺れ」

「はい!」


4人とも外へ逃げて、学校から遠ざかった瞬間、マメの叫び声が学校中を響き渡るのを感じながら、私達は逃げるのをやめなかった。






さていかがでしたでしょうか?

マメ( இ﹏இ )が書いてて、すごくかっこよいと思っちゃいました。

逃げた4人達はどこへと逃げたのか、ではまた次回

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