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英雄記  作者: ターコ
1章 平和と予兆
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2話 学校での風景

家を出て、もう近くに銀色の校舎が見える学校へトボトボと、砂ホコリがたつ砂利道を歩きながら向かっていた。そんな時だった。


「やっほぉぉおお!エーーンちゃぁあああん」


「ぐほっ」


背後から誰かが、抱き着いてきた。

少し落ち着いて後ろを振り返ると、水色の肩に届くか届かないぐらいの短めの髪が、太陽で光っていて、家も近く昔から仲良くしてるチノンがそこにはいた。


「チノンンンン!いつも言ってるでしょお

急に抱きつかない出ってえぇ!」


「(・ω<) テヘペロ」


私はそう怒ったが、チノンはいつも抱きつくので、私は諦め話しながら歩き始めた。そしてじゃれ合いながら歩いていると、いつの間にか私たちが通う学校こと、【ラディエス学校】に到着した。

チノンとはクラスも一緒のため、そのままクラスまで一緒に色々と話しながら歩いた。


「それでねええ? あ、もう着いちゃった笑」


「あ、ホントだ〜。皆おはよおぉぉおおお!」


クラスのドアの前へとつくと、チノンはすぐさまドアを開けた。そしてみんながいる所へとゆくと、クラスの皆へ大声で挨拶した。チノンはいつも元気で、クラス内ではかなりの人気者である。


「お、ジェラおはよう〜 今日もチノンと仲良い登校やねえぇ笑」


クラスに入り、私はチノンとわかれ、自分の席へむかって、椅子に座ろうとした途端、私は黒色で、耳までぐらいの髪のある人に話しかけられた。


「おはよう〜そだよおぉ チノンったらいつも色々と話してくれるから、楽しくて笑」


そう言うと、私はその人に笑顔を返した。


「そかそか笑あ、今日は実践だが大丈夫か?」


その人は今日ある実践という授業のことを、私の顔をのぞき込むような形で聞いてきた。


「あ〜確か、幾つかの武器からひとつを選んで、ゴブリンを倒すってやつだっけ?」


私はそう言いながら、考えるため手を顎に当てた。


「そそ〜。まぁ優秀なエンジェラ様なら大丈夫かあ笑」


その言いつつ、その人は私に対してニヤけた顔して来た。


「何よそれえぇえ!あなたの方こそ大丈夫なのかしらあ?」


その人に対して、むすっとした顔で私は逆に聞いた。


「舐めんなよおぉお?こちらはたくさん練習してきんだからなあ?」


そう言いつつ、その人は私に張り合って来た。


「ハイハイ。まぁ今日も負けないわよおお!」


私は呆れながら返した。そう、その人とは同学年のライバルの1人であり、友人のシキという人である。私達が実践についての会話をしているその時だった。


「シキちゃぁあああん〜エンちゃぁあああん〜なんの話をしてるのおお?」


クラスの人と話していたチノンが私達に割って入ってきた。


「今日の実践の話だよおお!チノンは準備は良いのかなあ?」


「ギクッ」


私がそう聞くと、チノンの顔が引き攣り、頭が冷や汗が出てるのを感じた私は、チノンに攻め寄った。


「あらあ?もしかしてチノンまた練習してきたないのお?」


私が笑顔で俯いていたチノンの顔をのぞき込むような形で聞いた。


「ソ、ソンナコトナイオ汗」


チノンはそっぽを向いた。その顔からはさらに冷や汗が滲み出ていた。それに私は呆れた。


「ハイハイ。始まる前に付き合ってあげるから!」


私がそういうと、チノンはすぐ私に顔を戻し笑顔になった。


「ありがとうエンちゃん♡」


「コラア抱き着くなあ!」


笑顔のチノンはまた抱きついてきた。だいたいの人は学校の休憩時とかに、訓練会場で訓練のための練習をしたり、家で練習したりするが、チノンは全くそういうことをせず、学校に来るため、毎回授業前に私が付き合ってあげているのだ。


「笑」


私達が訓練会場にいこうとしたときに、シキがクスッと笑ったため、私は連行することにした。


「何座ってんのシキ あなたも手伝うのよおお?」


私は笑顔でそう聞いた。


「えー俺もかよ笑」


少し顔を引きつかせながら、嫌な態度を取ったので、私は黒いオーラをだしつつ、怖い顔になった。


「痛い目みたいの?(ニッコリ)」


「ハイハイ。やりますよおお」


その私の顔に、恐怖を感じたシキは諦め、付いてくることになった。そしてチノンと私とシキは実践授業前の間に、チノンの実践の練習のため、訓練会場に向うのであった。







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