103話 課題
今回はシキ視点です。
俺は部屋に篭もりながら、永遠と考えていた。だがそれでも俺には答えが出なかった。
ラビスもずっと頭を抑えながら、座り込んでいた。そのラビスの様子を俺は見てから、また床を見た。
すると突然ドアの外から、衝撃の言葉が聞こえた。
「おおぉぉおおおい!!! エンジェラが復活したぞぉぉおお!!!」
「え!?」
「え?」
その場にいた俺とラビスは、あまりにも衝撃過ぎたため、少し立ち上がる素振りをみせつつも、ついに言葉が出てしまった。
だがすぐにラビスは俺を見ると、またも座り込み俯いてしまった。俺は行こうか迷いながらも、なぜかまた座り込んだ。
そんな俺の様子を見ていたのか、俺から目をはずしつつも、ラビスが話しかけてきた。
「行きたいならいったら?」
俺は余裕を完全に無くしていたせいか、ラビスの言葉に苛立ち、立ち上がりラビスの元へと歩み寄り怒ってしまった。
「なんだよラビス! 俺の気持ちも知らないで、なんだよその言葉は!!!」
「逆ギレするのね! なら正直に行ってあげるわよ! この弱っちくて、惨めなシ·キく·ん! あなたね行く勇気もなくて、そして私を見てここに留まろうとでも思ったから、さっき私を見てたんでしょ? 私が気づいてないとでも思ったあぁ!!!?」
「あぁそうかよ! まさかラビスがそんなこと言うやつだとは思わなかったぜ!! 失望したわ!!」
俺はラビスに言ってはいけないことを、言ってしまったとその時に、気づけていれば良かったのかもしれない。今まで座りながら、俺へと怒っていたラビスが、無言で立ち上がったため、俺は呟いた時だった。
「なんだよ··」
パァーンと大きな音がその部屋へと鳴り響いた。俺はラビスに頬を叩かれたのである。そして叩いたラビスは、泣きながら俺へと怒ったまま、告げてドアの外へと出ていってしまったのである。
「私こそ失望したわよ! このバカ!!」
俺は部屋の外へと出ていってしまったラビスの方を、見ることはなかったが、ラビスが部屋の外へと出た途端、すぐに立ち止まったのは感じた。
だがある人から名を呼ばれた途端、ラビスは遠くへと遠のいていく、足音が聞こえたのである。
「ラビスちゃん!!!? ってあれ? ラビスちゃんどうしたんだいぃ?」
その部屋の外にいたのは、エンジェラが復活したことを確認したのかラミアがいた。そしてラミアは遠のいていく、ラビスの様子が気になったため、棒たちしたままの俺がいる、部屋の中へと入ってきたのである。
そして黙ったまま下を向き、棒たちしている俺に対し、ラミアは話しかけてきた。
「部屋にいたのは、君だったのね。シキくん。それで何があったのかな? ラビスちゃん泣きながら、遠のいていったけど。」
「何もありません····」
するとラミアは振り返り、部屋のノブへと手を掛けると、再度俺へと話しかけてきた。
「あなた怖いの? エンジェラが。それともエンジェラと会ってどうすればいいのかが、分からないの? まぁどちらにせよ。今のあなたじゃ。誰も救えはしないわよ。自分もね。」
「何·····何俺のことわかったつもりで言ってるんですか!!!!!? 」
俺はラミアの方向を向き、余裕の無さでついキレてしまった。するとラミアは振り返ることなく、答えてきた。
「私は聖人じゃないから、あなたの気持ちも分からないわ。エンジェラの気持ちもね。でも良いこと教えてあげるわ。エンジェラも今のあなたとラビスとは会いたくないと言っているわ。嫌いとかな理由では無いわ。まぁこの先言ってしまったら、あなたの気持ちの問題は、答えが見えないだろうから。ひとまず課題にしとくわね。答えは行動で教えてちょうだい。それじゃあね!」
するとラミアはノブを回し、外へと出ていってしまった。俺はラミアに色々言いたかったが、ラミアは出ていってしまったため、近くの壁を思いっきり殴りだした。
「くそっくそっくそっくそぉぉおお!!!! ラビスもラミアも俺の気持ちも知らないで色々いいやがって! くそっがああああぁ!!」
俺が壁を叩いてる頃、ラミアはドアの外で部屋の中の、俺の様子を音で聞いていた。
そしてラビスはというと、ギルドの門の前の横にある、座れそうな所で、座り込みただただ、泣いていたのである。
「う···うぅ···うええぇぇええん.....」
そんなラビスの様子を、遠くで悲しそうに見ているリビーがいたのであった。




