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無属性魔法

異世界転移・転生ランキング 文芸・SF等部門 週刊10位に掲載されました!

ありがとうございます。


ちょっと説明入ります。

内容が複雑、というより作者の語彙力が無く伝わりづらいかもしれません。

分かりづらい場合は、ご感想等で報告いただけると嬉しいです。


食事中には少々不適切な表現が出ます。

お食事中の方はご覚悟ください。

 試してみたらいいと言われたけれど、魔法ってどうやって使うんだろうか。


 俺の疑問に答える様に、ジョイが説明をしてくれる。


「まず魔力を感じる必要があるんでしが、お前はもうスキルやさっきの魔道具で感じているはずでし。それを自分の力で動かしてみるでし」


 えらく雑なアドバイスだ。

 まぁとりあえずやってみるしかないか。


 俺は目を閉じて集中する。

 さっき感じていたものはやっぱり魔力みたいだから、まずはそれを探してみよう。


 ……。


 分からん。

 というか、みんなそんな簡単に出来ちゃうもんなのかな?


「はぁ。ほんと世話の焼けるやつでし。私が背中から魔力を流してやるでしから、それを掴んでみるでし」


 ため息をつきつつ背中に周り手を当てるジョイ。

 すると、触れたジョイの手から何かが流れてきた。

 俺の中にあったものを押しのけてくる感じがする。

 この押しのけられているのが俺の魔力か。


 ……これを掴む。

 うーん、どうやれば良いんだろう。

 とりあえず、押しのけられた勢いで、そのまま動かせないか試してみよう。

 ……お、ちょっと動いた。


「なんとなくわかったみたいでしね。じゃぁそれをどんどん全身に回してみるでし」


 俺は言われた通り、血の流れを何となくイメージしながら体を巡らせる。

 始めはゆっくりと移動するそれが、段々と勢いに乗って体中を巡り始める。


「じゃぁ次はその魔力を手の先から外に出してみるでし」


 体中を移動する魔力の道を、突き出した右手の先へと誘導してやる。

 すると、指先まで勢い良く移動した魔力が、外に出た瞬間に感じ取れなくなってしまった。


「今のが、無属性の魔法を何の方向性も持たせずに外に出した結果でし。普通は今みたいにそのまま霧散してしまうんでし。お前のペットボトルが如何に特異的な存在が少しは理解出来たでしか?」


 ……なるほど。

 じゃぁこれを霧散させないためには、何か方向付けをしてやればいいのか。

 何の方向付けをしてやろうか。

 うーん、やっぱり魔法といえば攻撃魔法だよな。

 よし、銃弾みたいな物をイメージして作ってみよう。


 俺は方向性を意識しつつ、魔力に集中する。

 手のひらを近くの岩に向け、手のひら全体から魔力を放出するイメージだ。

 しかし、魔力は体外に出た瞬間やはり霧散してしまう。


「そんな広い範囲から放出出来る訳ないでし。お前の瞬間放出量はランク1。小枝程度だって言ったでし」


 ぐぬ。そうだった。

 広い範囲から放出しようとすると魔力が分散してしまって、それですぐに霧散してしまうのか。

 小枝……右手の人差し指にしよう。


 人差し指の先っぽから、魔力をちょろちょろと出してみる。

 すると、今度はすぐに霧散する気配はない。


 よし、次はこれをうまく銃弾みたいに固めてやって……って、


「全然見えないじゃん!!」


 思わず叫んでしまった。

 そう。当たり前と言えば当たり前なんだが、無属性の魔法は目に見えない。

 これでは銃弾もへったくれもあったもんじゃない。

 すると、そんな俺を見かねたジョイが口を開く。


「当たり前でし! だから無属性の魔法は使い勝手が悪いって言ってるでし」


 聞いてないよ! と言いたいところだが、これは本当に使い勝手が悪い。

 ラノベでよく出てくる魔力感知とかできないのかな?

 ドクは俺のペットボトルの魔力を感知していたみたいだし。


 俺がそう尋ねると、ジョイが丁寧に答えてくれた。


「魔力感知って言うのは、瞬間放出量が大きく関わってくるでし。魔力を体の一部もしくは全体から分散させて放出させ自分の領域を拡張、そしてそこに触れる他人の魔力を感じ取ってその違和感から魔力の量や質を見極める高等テクニックでし」


 さっぱり分からん。

 ドクにもう少しかみ砕いて説明もらおう。

 

「つまりはあれだ。さっきジョイに背中から魔力を流してもらって感じたアレとやることは同じだな。ただその範囲を、自分の体自身から外の範囲までフィールドを広げる必要がある。で、そのフィールドにある自分以外の魔力を、異物として感知するんだよ」


 おぉ、ちょっと分かりやすくなった。

 瞬間放出量が少ないと、そのフィールドの魔力が薄くなり過ぎてまともに感知できないそうな。

 むぅ。でもそれなら、時間をかけてゆっくりとフィールドに魔力を充満させれば良いように思うんだけど……。


 そういうと、ジョイが再びため息を。


「はぁ……。お前、魔力を留めておくのがどれだけ大変だと思っているんでしか? 魔力を同じ場所や形に留めるにはかなりの集中力が必要になるでし。しかも、瞬間放出量が少ないと余計に難易度は上がるでし。お前には到底無理に決まっているのでし」


 そんなジョイの言葉に頷きながらドクも言う。


「そうだな。土をこねくり回すのに、指一本でやるか両手全部でやるかでは難易度も変わってくるだろう? しかも魔力の場合は、土じゃなくて砂を無理やり押しとどめるような難易度なんだわ。操作についても同じだぞ? 人形を動かすのに、俺たちが複数の糸で操れるのに対して、お前は一本の糸で動かさなくちゃならねぇ。ここまで言えば、これがどれだけ大変かわかるよな?」

 

 非常に分かりやすいドクの解説でした。

 と言うか何だよそれ!

 それじゃバカみたいな魔力吸収速度があっても意味ないじゃん!


「だから最初っからそう言ってるでしよ。まぁ自分の魔力については、時間をかけて慣れれば感知出来るようにはなるでしよ」


 え? あ、そうなんだ。

 聞けば、自分の魔力に関してだけは、共鳴反応みたいな感じで感じ取れるらしい。


 俺は試しにとペットボトルを創造して、その魔力を感じ取れるか試してみた。


 むむむ。

 確かに言われてみれば、何となくペットボトルに湯気みたいなものが纏っている様な気がしないでもない。

 しかしこれはなかなか不思議な感覚だ。

 目で見えるとかじゃなくて、触覚に近いのかな?

 沸騰する鍋の上に、離れて手をかざした時に感じるアレに近い。


 俺はその感覚を忘れないうちに、再び指先からチョロチョロと魔力を出す。

 

 おぉ、さっきよりは何となく分かるようになってきたぞ!

 じゃぁ次はこれを頑張って固めてみよう。

 銃弾……は無理そうなので、ビービー弾ぐらいで。


 ……ビービー弾レベルでもかなりの集中力がいるなこれ。

 まぁ、一応は出来たからいいか。

 よし、じゃあ次はこれを飛ばしてみよう。

 なんかこのままじゃまともに飛んでくれなさそうだから、指で弾いてみるか。

 先ずは地面に向けて――


ペシッ!


 ……しょ、ショボい。

 ちょっと強めの鼻くそ飛ばしているみたいだ。


 横を振り向くと、アンナ達が肩を震わせながら俯いている。


 あ、あれ? 俺またなんかやっちゃったのかな?


 俺はまたお説教かと若干気落ちしたのだが、どうやら違った様子。

 三人とも笑いをこらえていたみたいだ。

 

「くくっ、な、なんだよケイト今の。魔法を指で弾く奴なんて、ぶふっ、見た事ねぇぞ」


 肩を揺らしながら必死に笑うのを我慢するドク。

 そこまで我慢するのなら、いっそ思いっきり笑ってくれた方が傷付かないんだが。

 

「し、しかも、なんなのにゃあの音。ペシっていったにゃ、ペシッ、って……ぷぷっ」


 ナーシャにも馬鹿にされてしまった。

 まったくひどい奴らである。

 

 流石にアンナはこいつら程薄情ではあるまい。


「まぁ私はまたあんたがなんかやらかすんじゃないかって心配してたけど、今回は可愛いもんでよかったよ」


 気を遣ってくれてはいるんだろうが、訳の分からないフォローをされてしまった。

 はぁ。もう魔法については諦めるしかないのかなぁ。

 そう思っていたが、ジョイはの口から意外な言葉が飛び出す。


「確かにさっきのお前の魔法は意味が分からんでしが、教えてすぐに魔法が打てるようになるなんてちょっと異常でし。普通はそこまで至るのに何年も掛かるもんでしから、あまり人には言わない方がいいでしよ」


 と事も無げに言う。

 その言葉を聞き固まる他三人。


 どうやら俺はやはりやらかしていたようである。


無属性魔法でレ〇ガンとかやってみたかったんですが、主人公の魔法がショボすぎて鼻くそに。

お食事中の方は申し訳ありませんでした。


次回、ペットスキルについて色々やりますよー

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