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ワールド×エンター ー絆ー  作者: マックド・マサルド
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第一話 始まりの刻

私、漫画とか結構好きでかなり読みあさってるんですよね。

んで、チョット描いてみたいって思って思っていざ描いてみたたら自分の絵が下手くそすぎる。

でも構想は色々とあるわけで、なんか表現したいと思い行き着いたのが小説。

まぁ、元々文章表現力も乏しい私なんですが漫画より伝わるかなって思って勇気出して書いてみた次第です。

本当にド素人の小説ですが、そんな小説でも読み手に少しでも楽しんで貰えたらと思います。

宜しくお願いします。

「オイ、ロキよぉ。お前が今回追い求めてるものって一体なんなんだ?」

「そうだよ。そろそろ答えてくれてもいいんじゃない?」

その問い掛けに、俺は暫く黙った。

「・・・・・黙るのダメだ。教えろ。俺達家族だ。」

俺は、かなり悩んでいる。恐らくこの先はまだまだ長い。

折角俺の気持ちを汲んでくれ集まってくれたコイツ達も、流石にこれを聞いたら逃げだしてしまうかもしれない。もうコイツ達とは長い付き合いだから裏切りとかそういったものでは無いが、正直こればかりはそうは言ってられない。

それ程のものだ。

「ねぇ、ロキ。私達もう家族みたいなものでしょ。アナタが抱えてる問題は皆の問題なの。目的もわからないのはチョット悲しいよ。」

家族・・・・か。いいな家族って響き。

そして俺はまた暫く、目を閉じ言った。

「いいか。よく聞いてくれ。俺もお前達を家族だと思ってる。

だから、正直これ以上お前達を危険に晒させたくない。俺の話を聞いたら良く考えてくれ。その上でお前達で判断してくれ」

そう言って俺は語り始めた。


ロキシード=モントゥト(10歳)


「全く!お前はホントに!兄さんさんを見習いなさい」

そう言われて、兄さんの方を見ると鋭い眼光で自慢気に剣を振るっている。

確かに、僅か15歳にて村の誰よりも強いと評判の兄さんだ。

しかも、産まれながらに『神紋』が刻まれていたそうだ。


この世界には古来より『神脈』という特別な力を使うものが居る。

その中でも『神器』と呼ばれる遥より来たり武具を使いこなす者が居ると言う。その者に刻まれる紋が『神紋』だ。

世界各国探しても数える程度しか居ない。

と俺は聞かされている。

産まれながらに『神紋』が刻まれていたそんな兄さんをいつも疎ましく思っていたその反面誇りにも思っていた。


「兄さんと比べないでよ。兄さんは特別中の特別なんだろ!みんな言ってるよ!」

それを見ていた兄さんは、俺に近づき頭を手でポンと叩いた。

「お前も、《モントゥト家》の人間なんだ。必ず父さんや爺様みたいに・・・いや、それを超えると信じてる。」

そう言って、兄さんはいつも俺を慰めてくれていた。

「僕には、無理だよ。剣ですらこんなんだもん!」

そう言った俺に兄さんは、強めに頭を叩いた。

「へこたれてる場合じゃないぞ!お前には神脈の素質はあることはちゃんと感じている。だから、今は鍛錬を積むことだ。

それに、『神授式』をしたら『神紋』が刻まれるかもしれなんだぞ!」

俺は、そんな事聞いたことなかったから疑いの目で父さんの顔を見た。

強く、頷いた父さんの姿を見て嘘では無いと悟り俺は、可能性を強く胸に抱いた。

「よーし!見てろよ!いっぱい鍛錬して絶対に兄さんに負けない力を身に付けるから、そしたら勝負だ」

兄さんは、微笑み言った。

「よし!約束だ!」「・・・・・っともう遅いな。ねぇ父さん。」

「そうだな。明日はお前の大切な日だ。今日はこの辺りにしよう」

兄さんは、必ずこの世をより良い世界にする為の偉大な人物になる。

俺はそう思っていた。

「ねぇ兄さんさん。アレ見せてよ。」

いつもは、盛大に見せてくれる兄さんさんだったがこの時ばかりは渋った。

「今日は、明日の為に力を使いたくないんだ。すまない。」

俺はチョットだけイジケたが、仕方がない。

明日は兄さんの『神授式』と『神練』が控えている。


『神授式』は『神脈』を使える可能性がある者に対して、その力を引き出す為の儀式。

『神練』は『神紋』が刻まれた者が『神器』を受け取る為の試練らしい。

元々『神脈』を使える兄さんには『神授式』はおまけの形式上のものだが、この『神練』は相当に厳しいらしい。


そして、翌朝。

『神授式』は日がまだ登り切る前に行われる。

「兄さん!頑張ってね」

俺の心配そうな顔を見て兄さんは少し困惑したようだったが、すぐあの笑顔を見せた。

「大丈夫だ。死ぬ訳じゃあるまい」

そう言って兄さんは家を後にした。

「お前も、5年後には同じ道をたどるからな。もう一休みしたら鍛錬だぞ」

父は、兄さんの背中を見つめながら俺の頭に手をのせた。


俺が朝の鍛錬を終え、昼の休憩を取っている時に父さんは俺にこういった。

「ロキよ。お前は光だ。光は人を幸せにするために存在する。常に照らし続ける光であってくれ。」

俺は、その時父さんのその言葉の本当の真意を知る由もなかった。

「勿論!任せてくれよ」

そう言った俺の顔を見て父さんは、優しく微笑んだ。

「それより、兄さん大丈夫かな?」

そんな心配してると、父さんは鍛錬場から見える丘を見上げ、何時になく真剣な顔をしていた。

「兄さんなら、大丈夫だ。アイツは俺達とは違うからな。」

俺は、その言葉に何か誇らしい物を感じた。

「そうだよね。兄さんは特別中の特別なんだもんね。」

無邪気に笑いそう言う俺を父さんは悲しい表情で抱きしめた。

「いきなりなんだよ!気持ち悪いなぁ。」

この時父さんは既にこの世界に何が起こるか検討がついていたのだろう。

「そう言えば、父さんの力ってどんなの?僕まだ一回も見てないよ。見て見たいなぁ。」

そう、剣の捌き、徒手空拳、狙撃諸々。何から何まで器用にこなす父さんだが、神脈を使った所は一度も見ていない。

多分、兄さんさんも同じだろう。

俺は、物凄く興味が湧いていた。

すると、父さんが壊れたは折れた大木を指差した。

「あれは、兄さんが鍛錬中に折った大木だ。ただ一度。

力の使い方を教えて使わしてみた結果がアレだ。」

そう言って、父は銃を構えた。

「いいか。よく見ていろ。」

そう言って、父は大木に一発銃を放った。

すると、折れていた大木はみるみるうちに成長し立派な若木へと成長した。

「俺の力は、本来戦闘向きじゃない。再生と与える力だ。今のは俺の生命力をあの木に与えた。あの木の本来の生命力と俺の生命力をプラスする事で木自身の成長を促したってわけだ。無論その分俺は生命力を削られるが。」

それを聞いた俺は、泣いて誤った。それは即ち父さんの寿命を縮める事と悟ったからだ。

「オイオイ。泣くなよ。お前の思った事は多分合っている。この力を使う度に俺の寿命は削られていく・・・が、心配するな。

俺は、この『神脈』を授かった時より人より生命力が高い。まだまだ死なんよ。」

そう言って、自慢気に笑った。

そんな話をしていると、丘に続く道から兄さんさんが帰ってくるのが見えた。

隣には、爺様も一緒だった。

爺様は、『神授式』をとり行える数少ない人物の一人である。爺様は

父さんに話があるみたいで家に帰って行った。

「兄さん!早かったんだね。やっぱり楽勝って感じ?」

・・・・・。

「ああ。」

兄さんは、一言発して先程父が成長させた若木を見つめていた「あれは?俺が鍛錬の時折ってしまった大木だが・・・・・」

何か、深刻な顔をしていた。

「あぁ、アレね。さっき父さんの力でやったんだ。なんか、与えるとか再生とかでそしたら、グーンって木が成長したんだ!凄いでしょ」

そう説明すると、今まで見たこともにような表情を見せて

「そうか、凄いな。」

そう発すると兄さんも疲れたのか、家に帰っていった。

その日は、兄さんと会話する事はなかった。


この後、父さんが俺に言った本当の意味を知っていく事になり、これが、俺の宿命始まりだったのかもしれない。  


どうでしたか?

何か、激しく幼稚な文章になってるような・・・・・。

楽しんで読んで頂いてたら私も嬉しいです。

今後も趣味程度に続けていけたらと思いますので、どうか宜しくお願いします。

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