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ラブハンド  作者: hisasi
36/37

「据え膳食わぬは男の恥」を実行できなかった男

 本当にやりたい事、大切な事って、何かが制限されたり、いなくなったりしてから初めて気が付きませんか?


 そうやって人は自分にとって大切な何かを見つけるんでしょうね。


 主人公もトップアイドルを目の前にして、それに気が付いたみたいです!

   ☆☆☆☆☆☆☆☆


レコード会社は、田代さんという枷がなくなった今、僕らのバンドに必要に介入してくるようになりました。今一番旬で人気もある僕らは、彼らにしてみたら金のなる木、放って置く筈も無く、すぐに新しいプロデューサーを擁立してきて、さまざまな企画を打ち立ててきました。そして、初の全国ツアーに何とか成功して一息つきたい僕らを、彼らは容赦なく駆り立ててきました。僕にとっては、田代さんとの信頼関係があったうえでレコード会社の事も信頼して繋がっていたのですが、彼がいなくなってからのレコード会社のやり方には正直、ついていけないものがありました。

しかし、メンバーは乗りに乗っている自分達をさらに伸ばそうと躍起になっていて、それが音楽界の常識なのかもしれませんが、人気が冷めない内にどんどんこちらから仕掛けていかないと駄目だとメンバーから言い聞かされると、僕は従うしかありませんでした。そして、否応無しに、メディアへの露出をさせられ、至る所でのライブのスケジュールを組まされて、僕は時間と仕事、人に追われるようになってゆきました。

その甲斐あってというか、僕の心情とは裏腹に、日本中に僕らのバンドの名前が知れ渡り、出していく曲も大変な人数の人達が買ってくれました。CDセールスランキングの上位を飾る事も続き、それによって今まで持った事の無いほどのお金も手に入りました。

上村さんや池内さん、九条君も、今まで住んでいた所を引っ越して、出来たばかりの長高級高層マンションに越してゆき、生活も一変したかのように派手になっていきました。

特に九条君の変わりようは凄まじく、初めて会った時の、引っ込み思案ではにかみやな所なんか微塵も感じさせない位に、横柄で高慢になってゆき、以前とは考えられないくらいに大きな態度をとるようになっていきました。それに加えて、女性関係も乱れているようで、一人で暮らすようになってからは、とっかえひっかえ色々な女の子と遊んでいるようで、僕らがスタジオで音合わせしている時にも、派手な女の子を連れてくるようになっていました。田代さんがいる頃なら考えられない事でしたが、その事にいちいち何かを言う人は誰もいません。新しく僕らについたプロデューサーは、僕らの私生活にまで口を出すほどの影響力も持ちえませんでしたし、考えている事と言ったらレコード会社の顔色か自分の乗っている車の事ぐらいでしたし、マネジャーにしても僕らを機嫌よくさせる事しか頭になくて、虫のいい事を口にするか、根拠のない「大丈夫!」を繰り返すだけでした。

メンバーにしてみても、自分達も同じ様な事をしていましたし、田代さんという存在がバンドから無くなってから、お互いにプライベートな事に関心を持たなくなっていました。以前だったら一緒に寝泊りをしていた位だったから、プライベートもあったもんじゃない関係だったのに、今では離れて暮らしている事もあって、それぞれは仕事の話しかしなくなっていたのです。

最近の僕らは、音楽をしているとき意外は好き放題にしてる感があり、日を追う毎にまとまりを得なくなっているのが、はっきりと感じられるようになっていました。

まあ、メンバーの女性問題を心配していた僕だったのですが、自分の意思とはかけ離れているところで、それは僕にも降りかかってきました。

それは、本当に最近、昨日の事でした。僕は何故か、人気のスーパーアイドルとホテルにいたのです。

事の発端は、ある音楽番組に出た時に、彼女もその番組に一緒に出演した事でした。僕達は新曲の発表と、二回目の全国ツアーの宣伝の為に呼ばれ、彼女は初めて出すCDのアピールに来ていました。その時は、司会者を挟んで少し会話をした程度で、僕は直接彼女と話をする事はなく、今ではバンドのメインスピーカーとなっていた九条君だけが色々な話をしていました。スーパーアイドルとして世間の男子諸君を熱くさせていた彼女は、その若い魅力をスタジオで振りまいていて、その場にいた男供の心を完全に酔わせていました。彼女の唇の動き、目の動き、ささやかな手振り、全てにいちいち男達は反応していて、僕以外のメンバーは近くに彼女がいるというだけで、日頃から見え隠れする狼の毛皮を頭からすっぽりと被っては、目をぎらつかせていました。

もちろん、他にも女性のアーチストはいたのですが、彼女の輝きは別格と言っていいでしょう。それは僕も認める所です。それに加えて、番組中の彼女の一言が、いやがおおにもメンバー(僕を含めて)をヒートアップさせました。司会者の質問に、彼女は肩まである艶々の黒髪を右手で払い、透き通って曇り一つ無いふかふかの頬っぺたを少し赤らめ、ウルウルのグロスで煌めいているピンクの唇を動かしてこう言ったのです。

「私の好きなアーティストは、グローバル・O・グライダーです!」

正直、僕は嬉しくなりました。大きな声で「マジで!!!」といった池内さんや、本気で彼女を見つめている九条君ほどではありませんでしたが。

ただ、僕の中ではそれが男女の関係になるなんて事は、その時は頭にはありませんでした。それほど、僕は思い上がってはいなかったのでしょう。それに、テレビに映る人達の大概は、良くそんなおべんちゃらを言いますし、芸能人の番組上の言葉が、いったんカメラのフレームから外れると百八十度変わると言う事を今ではよく分かっていたので、それも彼女の番組上での言葉だと思っていました。でも、その日の収録が終わった後、彼女の言葉が真実である事が分かったのです。

きっかけは九条君でした。

収録後、九条君が勢い乗じて彼女に話しかけ、そのまま飲みに行く事になってしまい、彼女がメンバー(北村は断りました)も誘ってきて、僕も付いて行く事になったのです。 

九条君が、よく他の女の子達と行っているお洒落なワインバーに僕らを連れて行き、はしゃぐ彼女を僕らが取り巻きながら、その店自慢のイタリアンと、一本でどこかのレストランで食事が出来る位の値段のワインを三本ほど開けながら、僕らは話していました。

丸テーブルだったのですが、彼女の隣には九条君と上村さんが有無も言わせず陣取り、彼女の正面には池内さんが鼻の穴を広げながら座りました。

僕は、九条君の隣に刺身のつまみたいに座りました。

正直、僕は彼女と特に話す事なんて無かったし、手打ちオレキエッテとシシリアンルージュを使ったトマトソースがあまりに美味しかった事もあり、彼女と言葉を交わす事はありませんでした。まあ、周りから見れば、九条君が一方的に彼女と話していたので、彼が壁となって僕が会話に加われないんだろうなぁ、と思えたことでしょうけど。

何しろ、彼は身を大きく乗り出して彼女の視線を独り占めしていたのですから。

久しぶりに皆と飲んで、彼らの最近の変わりようがよく分かりました。

上村さんは前と打って変わって、自分の事しか考えないようになっていましたし、池内さんは会話の厭らしさが露骨になっていました。でも、皆の会話は彼女を中心に盛り上がっていて、僕はそれを同じテーブルに着きながら、観察している気分になっていました。だから、店のクローズの時間に近づくにつれて、僕はこのテーブルにいる人間の事がどうでも良くなっていました。もちろん彼女も含めてです。しかし、何の作用が起こったのか、時間が経つにつれて、彼女の関心は僕に移っていったのです。

事あるごとに僕に話しかけてきては、彼女の会話に引き込もうとしてくるのです。それでもまあ、僕が一言、二言喋ると、九条君がすぐに話題を変えてしまうので、話は続かないのですが、女の視線が僕に当てられているのは、はっきり分かりました。

そして、お店の人にやんわりと閉店の時間を告げられ、お酒の入った九条君がごねるのを宥めながらお店からで皆で出て行く時でした。僕は彼女に手招きされ、無言で紙切れを渡されたのです。すぐに酔っ払った上村さんが僕らに飛び掛ってきて、店を代えて彼女と呑み行くと言い張ったのですが、彼女は幾分はっきりとお断りして、残念そうな顔を露骨に表す三人と、ピンク色の紙切れを握りって理解不能になっている僕をその場に残し、彼女はタクシーに乗って去っていきました。酔っ払った勢いで夜の店に向かっていく三人がいなくなると、僕はタクシーを捕まえて、そして、車内に入ってから、恐る恐るその紙切れを開くと、そこには彼女の携帯番号とメールアドレスが書いてあって、一緒に「連絡してね」の文字と大きなハートマークが書いてありました。

もちろん、その場ですぐメールを打ったのは言うまでもありません。

一瞬の迷いもありませんでした。何しろ、日本中の男のハートを蕩けさすスーパーアイドルが、僕を誘ってきているのです。間違いなく、明らかに僕に好意を持っているのです。何もしないほうがおかしいと言うものでしょう?


それから何度かメールを繰り返し、そして、僕らは二人きりで会う約束をしました。

お互いスケジュールは詰まっていたので、日にちを調節するのに苦労しましたが、彼女の都合のいい日を聞いて、すぐにマネジャーにスケジュールを相談しました。

お互いに会おうと思っている二人が会うまでの時間は短い、とは恋愛の方程式の一つなのでしょうが、僕らが会えたのは音楽番組で共演してから二週間は立っていました。

彼女の予定に、僕が合わせる形で会う事になったので時間がかかったのですが、約束通り、僕は彼女の指定する日に、二人きり出会うことに成ったのです。

そして昨日、僕は彼女と一緒に、海辺にある高層ホテルのバーにいました。

夜遅い時間までやっているそのバーで、窓から息を呑むほどの夜景を一望しながら、生のピアノ演奏と気の利いた老練のバーテンダーの操るシェーカーの手際のいい音を聞きながら、僕らはロマンティックな気分に浸っていました。僕はドライマティーニのオリ-ブを手で弄び、彼女は僕の瞳から目を離さないようにスクリュードライバーを楽しんでいました。彼女は、正直な胸のうちを僕に告白してきました。バンドの音楽がお気に入りで、その世界観が彼女と合致している事、そして、僕のファンですと言う事を。

僕の隣に座る彼女はややゆったり目のドレスを着ていて、綺麗に磨かれたカウンターに肘をついています。そして、幾分顔を赤らめさせ、長い睫毛の奥にある黒目をとろんとさせながら、僕に自慢のバストをくっつけてきました。それからほろ酔い気分の僕らは、言葉で心を通じ合わせ、瞳で確認しあったのです。僕は黙って彼女を伴い、そのホテルのフロントに向かいました。夜中とあってフロントの辺りには人気がなかったのですが、僕は彼女をエレベーターの近くに待たせ、とにかく部屋をとってくれ、とフロントマンに告げると、部屋のキーを受け取りました。そして、待ちきれない様子の彼女を伴い、エレベーターに乗り込みました。 そこで彼女は思いがけず僕に抱きついてきて、僕に先制攻撃を加えてきました。

誰もいない密室で、彼女の熱い舌が僕の舌を翻弄してきます。

僕らはその勢いのまま、部屋に飛び込んでいきました。

「見て!」

部屋に入るなり、彼女は僕から体を離し、ダブルベットの前に立つと、ゆったりとしているドレスをゆっくりと脱いで、それを足元に落としたままにしました。

ベットサイドについているランプの光が、彼女のシルエットを浮かび上がらせます。

彼女の腰には、紛れも泣く立派な「ラブ・ハンド」が乗っかっていました。

彼女は腰に手を当てながら片方の膝を少し曲げ、僕にポーズをとって微笑みました。「あなたの探しているものって、これでしょ?」

彼女の色っぽい声が僕の頭を打ち抜きました。

「あなたの為に、私こうしたの」

僕はゆっくりと彼女に近づき、その腰を両手に収めると、ぐっと近くに引き寄せました。柔らかい「ラブ・ハンド」が僕の手の中で熱を帯びているのを感じて、僕の呼吸は乱れます。そして、何も言わずに彼女の視線を捉えると、その唇に優しくキスをしました。

完全に僕に身を預けている彼女をベットに押し倒すと、僕は全身で彼女をむさぼりました。僅かに着ていたものを剥ぎ取り、全感覚を使って彼女の体を蹂躙したのです。

彼女の押し殺したような声が聞こえ、やがてそれはソプラノの合唱に変わっていきました。僕はすかさずギターのピックを手に取ると、エレキギターのコードをアンプに差し込み、彼女に激しいロックをぶつけました。

彼女の美声のキーが上がるにしたがい、僕はピックを操る指をネックに近づけ、彼女の声に合わせます。そして、激しくかき鳴らす右手に、弦を操る左手が近づき、これ以上ない、もはや右手と左手がぶつかりかけた時、思いがけない事に僕の頭の一人の女の顔が浮かんできたのです。

その人の顔が頭を覆いつくした途端、僕の左手の指がもつれ、押さえてはいけない弦を押さえてしまい、うまくコードが弾けず、音が乱れました。

損名事は分からない彼女が、時々もらす吐息を聞くたびに、よけいに僕の頭の中に一人の女の顔が浮かんできてしまいました。

そして、それに伴い、僕に場違いな疑問が浮かんできてしまいました。

「この女は、俺の大切な人か?」

確かに、僕に組み敷かれているこの女性は、申し分のないルックス、人気、性格はよく分からないけど、少なくとも僕を好きで、しかも、「ラブ・ハンド」を僕のためにくっつけてきています。この女は世間の憧れの的、皆のスーパーアイドル、何より僕が前から言ってきた最高の「ラブ・ハンド」を持つのです。

どう考えても、誰しもが羨む状況でしょう。

しかし、僕は彼女を目の前にして、なんと頭の中に別の女性がよぎってしまったのです!

「この感情は何なんだ!」

僕は不意にギターを放り投げると、演奏を止めました。

突然の僕の行動に、彼女は声を止め、しばらく訳が分からないかのように僕を見てきました。裸の僕の顔と、下半身ピッコロなを交互に見て、何かを言いたそうにしてしているのが分かりましたが、僕は彼女に何かをいう気にはなれませんでした。どう考えても男としてありえない状況なのは分かりましたが、僕のウッドベースがウクレレになっていくのをどうする事も出来ませんし、その理由を彼女には言える訳もありませんでした。

何も言わない僕を見ている彼女の表情は、だんだんと変わっていき、その目に涙をためると、大きな声を上げて泣き出してしまいました。

僕はいたたまれなくなって近づこうとしたのですが、彼女の劈くような声がそれを阻止しました。

「来ないで!!」

僕は一瞬怯みます。

「近付かないで!!帰ってよ!馬鹿!ホモ!インポ野郎!今すぐこの場からいなくなってよ!!!」

可愛い顔を激しく軋ませ、思いつく限りの罵声を僕に浴びせながら、彼女は近くにある物という物を投げつけてきました。

僕は置時計やコップなどを避けながら自分の服を持つと、部屋の外に飛び出し、廊下で急いで着替えました。そして、どうしようもない自責の念や彼女に対する申し訳なさ、そして、さっき自分に沸き起こってきた感情にまとわり付かれながら、僕はその場から急いで走り出しました。

ホテルのフロントに行くと、さっきのフロントマンがどうしたのかとかんぐった表情で僕の方を見ていましたが、僕は早口で車を表に回して欲しいと言ってカードを差し出すと、彼はさっと表情を変えて仕事口調になり、何も言わずに会計をしてくれました。

下を見て作業をする彼には僕が何者なのかは分かっていると思うのですが、彼は僕にそれ以上何も言わず、ただ「至急ご用意いたします」とだけ言って電話でその旨を係りの人に伝えていました。

その間僕は携帯電話を取り出して、電話帳を操り、ある番号を探していました。携帯の右上には、今の時間が夜中の一時を過ぎていることがデジタル表示されています。

この時間には彼女はまだ起きているはずだ。そう思っているとさっきのフロントマンが僕に声をかけてきました。

「お客様、お車のご用意ができました。正面出口の前に止まっているので・・・」

彼が最後まで言い終わる前に僕は、

「ありがとう!」

そう言って僕は正面玄関のほうに駆けていきました。

大きなガラス張りのドアが両側に開くと、僕がここにあのアイドルと乗り付けてきたシルバーのコンバーティブルが玄関の照明に照らされながら止まっていて、その傍らに笑顔を貼り付けているドアマンが、車のキーを手にしながら立っていました。

「どうぞ」

彼が僕にキーを渡してきたのでそれを受け取ると、僕は彼にポケットにあったいくらかをつかんで渡して、車に乗り込みました。

行き先はもう決まっています。

今までに感じた事の無い焦りと戸惑いと不安が、僕に一挙に押し寄せてきますが、僕にはそこに向かい、そこにいる人に気持ちを伝えなければならないのです。

僕はアクセルを踏み込み、3000ccの騒音を立てながらホテルから飛び出して行きました。

この時間、ここから彼女の家まで一時間もかからないでしょう。

海辺にあるホテルから高速に乗り込み、比較的すいている道をかなりのスピードで飛ばしていきました。コンテナを積んでいるトラック、いかつい走り屋や普通の車が、気持ちが逸る僕の車をふさごうと躍起になっていて、それを交わそうと僕は彼女に電話をかけるまもなく突き進んでいました。前にいる車を抜くたびに、テールランプがスローモーションで僕の横をすり抜けていき、ぼくの心を騒ぎたたせます。

今から彼女の所に行って、いったいどうなるのだろうか?

こんな馬鹿な僕を彼女は受け入れてくれるのだろうか?

もしかしたら彼女は家にいないかもしれない。

もしかしたら、僕の知らない男と・・・。



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