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この世の朝は未だ遠く 〜Zwischen Traum und Erwachen〜  作者: レンリ
一章 三千大異世界

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2■話J ■■対□□

「勇者様。なにか来ます」


 そういって仲間の一人が、金髪の勇者に知らせる。


「知らせたところでなにかあるわけじゃないけどな」


 勇者の後ろには、恒例となった黒いフードを被った男がいる。


「お前が勇者か。よくもまぁ、正しくないことを広めているくせに崇められてるよな」


「お前が環境破壊行為を繰り返すという 【魔王】か! 」


 勇者は腰につけていたエコバッグを抜き、黒い男と向き合う。


「そう言えばそんな名前で広めたな。だがな、残虐行為なのは確かだが、これでもやってる事はお前よりもいいことなんだ」


「ふざけるのも大概にしろ! 地球温暖化を加速させて、いい事だと! 」


「いい事とは言っていないが……お前よりもいいのは確かだ」


 勇者は後ろに三人居るのを見つけ、更に怒りをあらわにする。


「俺たちに何の用だ! 」


「あんまり叫ぶなよ。うるさい。用といえば、お前たちに現実を分からせる事だな」


「現実を分からせる? どういうことだ! 」


「いいか? お前は地球温暖化対策だの言っているが、実際は起こっていないんだ」


 黒い男は勇者との戦いに備えてレジ袋を抜く。


「まぁ、話は戦いながらといこうか」


 勇者の反応を待つことなくレジ袋を三角にしたもので頭を叩く。


「さすが勇者様。エコバッグを持ってるんだな。まぁそんなものに意味は無いが」


「なんだと! 」


 勇者は驚いた顔をするが、魔王は冷酷に言う。


「二酸化炭素は地球温暖化の原因ではない。それに、地球温暖化は始まってすらないんだ」


「そんなことはない! 」


「あるわ。俺は疑問に思ったことはすぐに解消しないと気が済まない性格でな。実際に地球温暖化は何が原因なのかよく調べたんだ。そしたらなんと、地球温暖化とCO2の増加量は比例していないんだ」


「そんなものは知らない! 」


 勇者は魔王の言葉など聞く耳持たずと言った様子で、全てを大きな声で言い返している。


「つまり、お前の地球温暖化のためにこれこれしろというのは、勇者様が信じる嘘を押し付けてんだな」


 魔王は勇者のエコバッグにレジ袋を押し付けて言う。


「そんなことは無い! 」


 勇者はレジ袋を押し返しながら、先程と変わらず大きな声で言い返している。しかし、それは自分に言い聞かせているようにも見える。


「なら質問だが、地球温暖化で利益を得るのは誰だ? 」


「そんなこと決まっているだろ! 」


「それは、温暖化対策グッズを売る人か? 」


「彼らはそんなことをしない! 」


「もしもの話だ。その利益のために温暖化温暖化言って危機感を煽っているだけに過ぎないとしたら? 」


「それは、……許されないことだ! 」


 勇者と魔王は叩き合いながら、会話をしている。


「なら、それをすすめているお前たちはどうなる? 」


「それは、この最近で気温が上昇しているからだろ! 」


 これは自信を持って言える様子で、少し大きな声で言い返す。


「なに言ってんだ。年によって気候が変わるのは当たり前だろ」


 勇者と魔王のテンションにはかなりの温度差がある。


「…………」


「もう一度聞く。地球温暖化は起こっているか? 」


「そうだ! 」


「つまりは、雑草を抜いたりしているお前たちは悪と言うんだな? 」


「違う! これは俺に課せられた使命だ! 」


 口ではそういっているが、勇者の振るうエコバッグには迷いが宿っている。


「今のを聞いても勘づかないか……。森林がやられているから温暖化している。という主張にはCO2が関わっていること前提だ。CO2が温暖化の原因と決まったわけではないだろ。

それに、ツバルの沈没だって地盤沈下が原因だ。海面上昇によって沈みかけているわけじゃない。そもそもアルキメデスの原理で浮かんでいる氷が溶けるだけで海面上昇するわけないんだ。

温暖化していたという恐竜時代は今の十倍のガス濃度だってな。これから十倍になんてなるか?

他にも水の熱容量は空気の3,000倍だ。気温が上がっても海の水温はほぼ変化しないのに、まるで海の水温も高くなっていて、台風の発生などに関係していると報道されてんだ。おかしいだろ。

 それをただ、応援してくれるから、それができるからって使命なんて洒落こんで厨二病こじらせてんじゃねぇ! こんの、会社に利益を与える悪が! 」


 魔王は今までの冷たさからは想像もつかない程、怒りを爆発させて、叫んでいる。


「……俺が、利益を与える悪……? 」


 勇者は今までの揺さぶりと、最後の言葉で自分のことが不安になっている様子だ。


「それに、お前らは地球温暖化をとめろ。とかほざいてるが、旬以外の果物だって食べてるじゃねぇか。冷凍にいくら電力を使ってると思ってる」


「そ、それは……。」


「正義もお前らの勝手だったって事だな。それ以前にお前らは正義かどうかも怪しかったがな。

なぁ、お前も地球温暖化反対派につかないか? 」


「お前と同じところになんてつかない! 」


 勇者は最後の足掻きあがきか、勧誘を断る。


※これは作者がふざけて書いた作品です。一応調べましたが、情報の誤りなどがある可能性もあります。

また、起こっていないとする考えでも利益を確保しようとしているという説もあります。


つまりは地球温暖化は起こっているかいないかよく分からないので、対策はほどほどに……(そうはならないだろ)

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