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ハイデンハイムのローレライ  作者: 樹本 茂
第一章 ハイデンハイムのローレライ
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会敵5 ミアの暇つぶし

「今日で812万ゴールド、もう少しね。レオ」


「ああ、あと少し、長かったな」


俺達は酒場で酒を飲みながら金勘定をしている。カネは携帯端末に振り込まれるデジタルカレンシーでこの国ではほぼすべての決済をこの端末があれば賄える。出来ないのは闇で払わなければならないものや管理されてはまずいモノの支払いなど。そんな時はデジタルカレンシーと金を交換する。


「あと200万なら飛行機あたり落とせば良くない?」


「ミア、今時、飛ぶ飛行機なんてほとんどないぞ。そんなもの狙うくらいならいつものやり方の方が確実だよ」


ため息をつくミアを見て、


「なあ、お前今日、そんな髪型だった?」


ミアはコロコロ髪型を変える。今朝と今では違うような気がしたので聞いてみた。


「気づいたの? できるようになったじゃない」


何がだよ……俺を珍しい動物でも見るような目で見ていたミアが、


「そう言うのは重要よ」


うすら笑いを浮かべて俺を見つめて答えた。


今朝は確かポニーテールだったか?いまはハーフアップにして巻き巻きしている。その巻き巻きいつやったのか聞いてみたい。


「え? これ? 待ってる間、崖の上でカーラーでやってたわよ?」


さも当たり前といった表情で返してきた。


監視中に巻き巻きしていたのか……

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