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ハイデンハイムのローレライ  作者: 樹本 茂
第二章 Besucher -訪問者-
25/68

会敵25 キャンセル

「ミカド、悪いが以降の仕事はキャンセルだ。お前たちの責によるキャンセル扱いにするしかない。すまないな」


俺はミカドとミカドの副官を前に説明をした。今回の主要な任務は秘匿事項の誘拐まがい。オーダー明細の国境付近のパトロールとは明らかに齟齬が生じている。現場で偶発的に起こったのであればそれは問題としないのだが今回は違っている。この件は他の傭兵団の連中の為にもナアナアで終わらせることは出来なかった。


「これは仕事の部分だ。お前との友情とは別扱いで話している。理解してくれ」


オーダー内容と相違があり、それを意図して隠していた。これは残念だが、依頼時の告知義務違反に当たり、以降の仕事はキャンセル。10倍の違約金を請求しなければなら無い事態だ。


「ああ、わかっている。こちらこそすまなかった。いずれ近いうちに遊びに行くよ。その時、ゆっくり話の続きをしよう」


ミカドは俺に右手を差し出し、ミアにウインクをしてみせた。

月~金 17時過ぎ更新です。

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