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ハイデンハイムのローレライ  作者: 樹本 茂
第二章 Besucher -訪問者-
18/68

会敵18 敵影確認

 高台は単車で登れる付道があったのですぐに現地に到着することが出来た。毎度こんな感じなら、仕事もやりやすいのだが、ほぼ敵より有利な位置取りを考えるとクライミングを強いられるのが実情だ。


こんな登りやすいところでは周囲の警戒が重要になる。

二人ともスコープを覗いているので周囲の監視がおろそかになちまうからだ。そんな時にいち早く敵を補足できるように周囲に監視用の人感センサをばらまいた。人が近づけばアラートを出して知らせる優れものだ。


「こちらクイーン。セットポイントに到着した」


“クイーン了解した。哨戒しながら指示を待て”


ヘッドセットのスピーカーから聞こえる無機質な通信使とやり取りをする。


「カーピー」


村の中心にある広場までは直線で1020m。


「レオあれ見て」


ミアの指さす方を見ると、


「三方から分かれて突入するつもりよ」


既に、ミアは村を包囲する敵勢力を視認していた。そいつらは、周囲が牧草地帯で身を隠すところの少ない農地の、それでも点在する荷車や納屋などの姿が隠せるような場所に、数人単位で散開して村を包囲している。


「クイーンよりキングへ、敵影視認。総数16。歩兵二個小隊を確認した。既に村を12時、3時、6時、9時の各4名に分かれ包囲して攻撃態勢を整えている。肩章から新フランス共和国軍と推定。指示をくれ」


月~金 17時過ぎ更新です。

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