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漱石の「こころ」 高校の教科書に載っている部分までの・あらすじ

作者: マボロショ
掲載日:2019/06/11

高校の国語の教科書には、漱石の「こころ」が、よく載っています。

長い小説の一部なので、深く理解するためには、その前段までのあらすじを知っておく方がいいのです。

ここで、その前段のまとめをしてみました。

私Aが


1、両親を失う


2、遺産の管理を叔父に託して、高等学校(今の東大)へ。


3、叔父の娘との縁談(叔父が財産の使い込みを、ごまかそうとしたもの)


4、憤った(人間不信に陥った) (自己不信までには、まだ、至っていない)


5、財産を売り払って、籍も東京へ。


6、下宿先は、戦争未亡人と、その娘がいる家。


7、その「お嬢さん」を一目見た時、「ああ、美しい。世の中に、こんな美しいものがあったのか」と思う。

(「お嬢さんのことを考えると、気高い気分が自分に乗り移ってくるよう」)


8、下宿の母娘の家庭的な雰囲気によって、私Aの人間不信も、次第に和らぐ。


9、しかし、その母娘の見せる親しさも、自分の財産をねらう下心があるのではないかと疑う気持ちがあって、完全には、心が許せない。


10、この下宿に、私Aは、友人Kも下宿させることにした。


11、Kは私Aの幼なじみで、医者の養子になって、学資をもらっていたが、医学を学ばずに、文学部に進んだのがばれて、養家からも、実家からも、縁をきられていた。


12、そのため、栄養失調、神経衰弱に陥っていたKを、見るに見かねて、私Aが、自分の下宿に連れて来たのである。


13、Kは、この下宿に来て、次第に元気になった。お嬢さんとも親しくなっていった。


14、初冬の雨の日、私Aが濡れて帰った時、Kはいない。それなのに、Kの部屋の火鉢には、カッカと火が燃えている。私Aの部屋には、火種さえもない。


15、帰りが遅いはずのKが、早く帰って来て、また出ていったという話を、奥さんから聞く。


16、勉強する気にもなれず、町へ出ようとしたら、Kとお嬢さんが連れ立って帰ってくるのに、ばったり出会う。


17、正月に奥さんが読み手になって、百人一首(かるた)をした時、かるたのことをなにも知らないKに同情して、お嬢さんはKに加勢をする。(私Aは、敵役みたいな立場に立たされる)


18、私Aは、強い嫉妬を感じるが、それでも、お嬢さんに告白したり、Kに自分の気持ちを話したりはしない。


19、そのうち、Kの方が先に、私Aに、「実は、おれは、お嬢さんが好きなんだ」と告白する。


20、私Aは、「しまった。先を越されたな」と思う。そして、相手は自分よりも強い」と恐怖を感じる。

(Kの方が、容貌、精神力、学力で上。私Aが勝っているのは、財力のみ)


21、食事をしても、散歩をしても、いらいらするばかり。


22、「Kは魔物「Kに、永久にたたられた」などと思う。


(このあと、教科書に続く部分になります。なんとしても、Kを出し抜いて、お嬢さんを手にいれたいとあがき始めます。なぜ、私Aが、そういう気持ちになったかという前提が、以上で、おわかり頂けたでしょうか)

なぜ、仮病という卑怯な手段を使ってまで、友人Kを出し抜こうとしたか、おわかりでしょう?

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