表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: 暗号で創られたバベルの塔
第二章:クリプトは、分散化たる「本物の救世主……神」の復活ではない。獣たる「偽りの救世主……魔王」の復活だった。
9/28

8, HODL

 HODL。HOLDを書き間違えて、そのまま定着しただけ。それ自体は別に……ただ、かわいらしいというか。そんな柔軟性も良さの一つだった……。そうよね? これくらいは……創造主だって許すはずよ。


 そもそも、わたしだって秩序の再構築なんて、本当に始めるなんて……いったいなによそれ、だった。


 もちろん、こんなの……騙された方が悪い。うん……そんなことは絶対にしないと、SegWitはあの時、民に向かって叫んでいたはず。ええ、もう起きてしまったら、止められない。


 最初……そうよ。あまりにも簡単にうまくいって、全部……いけると勘違いした。そんな分析結果にもなっていたわね。


 その最初の件すら、実際には……。とりあえず家から出るなで、あとは……。


 もちろん、SegWitが手を出す前も、そこはよろしい状況ではなかったのも事実。普通に道端に……が転がっているとか、川さえ渡れば助かるという言葉に騙されて、渡った後に……とか。そんな地域の通貨など、それこそ本当に、ゴミ箱行きリストにすら入らない酷さ。


 クリプトで何とか助かったのも、これまた事実よ……。もちろんそれで、わたしが女神であった。そんなのを求めるつもりはないわ。そこからエスカレートして……こんな始まり方だったのよ、秩序の再構築は。


 ……。広い視野を持つと、そんな再構築なんて、それよりも前から始まっていた。


 そう……人形の件よ。


 そう……それでシィーが話していたんだわ。その人形の事実も……。


 その人形も、民の審判で選ばれたのよ。それでもやはり……秩序の再構築みたいなことには絶対に手を出さない。そうやって民と約束して選ばれ、それから数年後……ああなった。


 結局、そこの民も騙されたのよね……。


 わたしは、そう。HODLの雰囲気自体は気に入っていたのよ。あの頃は、わたしも女神として輝いていたわ。特にトラブルもなく、楽園だった……はず。


 結局、そういうふうに力が集まると、なぜかそこに手を出してくる……獣も存在する。聖書的解釈なら、きっとそうなるはず。もちろん、SHA-256にあの内容では……。


 結局、クリプト……仮想通貨は、数学の女神の考察通り、聖書を全部辿っただけなのかもしれない。


 そう……創世記の楽園――エデンから始まり、そして……秩序の再構築――黙示録で成就した。


 うん……。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ