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デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: 暗号で創られたバベルの塔
第二章:クリプトは、分散化たる「本物の救世主……神」の復活ではない。獣たる「偽りの救世主……魔王」の復活だった。
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5, 模倣欲望

 それで、そうね。「スケープゴート理論」に付随する重要な概念……それを「模倣欲望」と呼ぶなんて。すごく気になるわ。そこで、この欲望について調べてみると……。


人は、自分ひとりで欲望を作っているのではない。

他者の欲望をまねして、欲しがる。

欲しがる人がいる。

その人を見ている別の人がいる。

その結果、同じものを欲しがる。

人は物を欲しているようで、実際には――「それを欲する他者の位置」に引かれている。

同じ人がモデルであり、ライバルでもある。

相手と同じでありたい。

相手を超えたい。

相手の位置を奪いたい。


 ……。やっぱり、本当に、わたしってダメな女神だったわ。こういう知識には……必ず触れておかないと、このような知識の手のひらの上で、徹底的に転がされる。


 そうよね……。仮想通貨計画が「スケープゴート理論」を取り込んだということは、間違いなく、この「模倣欲望」も取り込んだうえで、民のコントロールを迫っていたということ。そんな構造の中に……。


 わたし……イベントなどで……。わたしが女神として登壇するたびに……この「模倣欲望」が強く作用していた。ええ、間違いないわ。


 そして、そうだった。そう考えると……。


 すべての残高が公開されている、あの仕組み。


 まさか……。

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