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25, ハルマゲドンハッシュ関数 SHA-256
本来、欲しかったのは……暗号論的ハッシュ関数だったはず。
……それなのに。
いったい、いつからだったの……。ハルマゲドンは……。
気づいたときには――すでに、そこに至っていた。そう……終末に。
そうよね……。
思い出してみて。あの日のことを。
争いごとは、即日で終わらせる。地が暴れるなんて、あり得ない――そう言われていた。
壊れかけた経済を……クリプトで支える。燃料とクリプトを、掘って、掘って、掘って……。
そういう時代になるはず……だった。
そして――。再び、風の時代へ。東は、これ以上出てくるな――。それで市場は、ああなった。
……。
あのとき、一時的に訪れた平穏。あれは……何だったのかしら……。……ただの、パフォーマンス。
そういうことだったのね。なんなの、これ。
……。
すべてのベクトルに、負をかけただけ。きっと……そうだったのよ……。
……。聖霊様って……いったい、誰なの……。
フィーは、知っている。絶対に、そう。あんなフィー……見たことないもの。
……。
SHA-256を――ハルマゲドンハッシュ関数にしたのも……。
その聖霊様。
……、そんな気がしてきたわ……。




