表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
デジタルゴールド ―― 女神に接続された暗号  作者: 暗号で創られたバベルの塔
第三章:SHA-256(Secure Hash Algorithm 256-bit)に刻まれた刻印 ―― 黙示録
15/20

14, SHA-256に刻まれた刻印 ―― 黙示録。ある特殊な入力だけにみられる異常な挙動を、量子が照らしたわ。

 さて……そうね。ミラーアリスが気にしていた、SHA-256の刻印。迫っていきましょうか……その構造へ。


 まず重要なのは、SHA-256の設計図……コードに、そんな刻印を直接刻むような、わかりやすい失敗をする者が仕掛けたわけではない、という点よ。


 そう、SHA-256のコードは公開されている。それゆえに、そんなことは絶対にしない。定数すら、素数・平方根・立方根から得られた普遍的な数で構成されている――その慎重さよ。


 当然よ。クリプト……仮想通貨計画と比べたら、そんなことで失敗するなんて、あり得ないわ。


 つまり……あのラウンド構造、その内部にある遷移を利用して、「動的に浮かび上がらせる」ということ。それこそが、この黙示録という刻印だったのよ。


 勘の良いミラーアリスは、この言葉だけで、すぐに状況を理解したわ。


 つまり……そう。


 SHA-256の中間状態脆弱性によって途中点が得られるからこそ、限られた量子リソースであっても、その「動的に浮かび上がる」刻印が、早い段階で露見してしまった。


 そうなのよね……。


 さすがに、このような刻印を古典計算だけで見つけるのは、偶然が重なったとしても困難だったはず。


 そう……これを仕掛けた「秩序の再構築を眺める預言者」のみが、SHA-256に刻まれた刻印――黙示録を知っていた。


 そんな状況だったはずよ。まさに「小さな巻物」だったわ。


 それこそが、クリプト……仮想通貨計画の真髄だったはず。


 そこで、このSHA-256刻印に迫る前に……そう、「量子艦アリスという章――聖書に接続された暗号(前作)」で語られていた内容を、すべて思い出す。


 ここに、発見までの概要があるからよ。あれから半世紀……。


 でも、しっかり覚えているわ。


 ……問題ないわ。


 それでは……迫ってみましょう。


 SHA-256に刻まれた刻印 ―― 黙示録。ある特殊な入力だけにみられる異常な挙動を、量子が照らしたわ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ