そろそろ寿命なのかもしれない
それはつい先ほどの話。
生まれて初めての出来事だ。
徒歩で行ったスーパーの帰り道。
家近くまで戻り、信号待ちをしていると、ふと気付く。
スーパーの買い物カゴをぶら下げたまま帰ってきとるやないかい!と。
恥ずかしさ満点に、小走りでスーパーに戻り、真冬にほのかに汗ばみながら、袋に買い物を移し変え、ふたたび小走りで帰宅。大した考え事をしていたわけでもないのだが、いったい俺は何をしてるんだと顔を赤くする。
昨日は昨日で、銭湯に行き、服を脱ぎ終わり、脱衣ボックスを覗くと定位置に下駄札がない。上着のポケットにでも入れたのかと探すも見つからず、パンツにもない。さすがにそれはないだろと思いながらも、ふたたび着衣し、玄関に出ると、下駄札を抜かずに、定位置のクツ箱に靴があった。もちろんこれも、人生で初めての出来事である。
酔っ払いは、どれだけ酔っぱらって記憶を無くしても、どうにかこうにか帰宅する。いわば「自動運転モード」であるわけだが、下駄札にせよ、買い物かごにせよ、本来であれば、自動モードの領域の話。それが連日でバグるとなると、「なんらかの不具合」が脳に起こっているのではないかと心配にもなる。
ひょっとすると寿命なのかもしれない。
生命というか、脳のマルチタスクモードの……。
ただ、たぶん一番の原因は寒いことにあるはずだ。
早く家に帰って、温まりたいという気持ちが、脳の注意力をシャットダウンしているに違いない。今年の冬は、やたらと眠いし、そういうことにしておこう。
なにこれ。
エッセイというか、ただの日記やん。




