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【01:はじまり】

最初はただの違和感でした。

子どものころ、“男の子”として何もかも期待されている中で、

わたしの心だけが、どこか別の場所に置き去りにされている感覚。


服が大嫌いだった。可愛い女の子が羨ましかった。

声も、髪型も、鏡の中の顔も全部違和感しかなかった。

“これが自分だ”と思える瞬間が、ひとつもなかった。


自分が本当の自分が分からない日々。

だけど、そのことを口にするのはとても怖かった。

家族にも、友人にも、“それ”が伝わる気がしなかったから。

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