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裏切り

 えっ今なんて?ユウガは自分の耳を疑った。勇者の後ろには可愛らしい僧侶がいた。

勇者「お前はもういらねーから」

ユウガ「えっ?なんでっ!」

勇者「お前より優秀な僧侶ができたんだわじゃあなヘボ僧侶」

 次の瞬間体がふわっとなった。どんどん地面が近づいていた。ドサッ!!体がえぐられる音がした。


目の前が真っ暗になった、こんなあっけなく人生って終わるんだ、もう少し生きたかった


 目を覚ました、体の感覚がいつもと違う。ユウガは顔を起こした、近くにあった水たまりをみた、俺は人間の赤子になっていた。

 はあああ?えつどういうことやねん


「ヴァおーいがオー」 一匹の魔物がきた、この魔物はイタチと猿を混ぜたような見た目からモンキータと呼ばれている。このモンキータはおじいちゃんのようだ。


殺されると思って体が震えた。多分泣いてしまったと思う


あぎゃあー。赤ちゃんみたいな泣き方になってしまった。あっでも今は赤ちゃんか。


そんなユウガを気にせずモンキータはニコッと笑って抱き抱えた。暖かい心が温まる懐かしいとそうユウガは思った。


なんだこの魔物?俺を食べねえのかよ。


モンキーイタはユウガをジャングルの奥深くに連れて行ったユウガはあるものをみて目を大きくした。

大きな木があってそこにモンキーイタがうじゃうじゃたいた大きな木の中に入ると洞窟みたいな空間があった



―――――――――――――――――――――

 モンキーイタ視点(爺)

ジャングルの中で赤子を見つけた、ここはジャングルで数週間歩かないと人里はまったくない。

赤子を連れて戻るとみんなの視線を集めた。

リョン「お爺!!なんだよそれ」

爺「拾った、可哀想だったし」

ミョン「へぇ!でも可愛いねっ」

ナミョン「私も赤ちゃん拾ったのよ」

ナミョンはこのジャングルのマドンナそんなナミョンが抱えているのは多分女の子の赤子白い髪に青の綺麗な瞳をしている。

リョン「そだてるの?」

爺「ああ」

ナミョン「じゃあ名前決めないと」

爺「俺が抱えてるやつの名前はユウセフ」

ナミョン「じゃあこの子はミョナ」

―――――――――――――――――――――

ユウセフ視点


拾われてから数年がたったいや俺は3歳?言葉も理解しできたし、走ったり歩いたりできるようになった。

ミョナ「ねえねえ起きてよ!!遊ぼうよユウセフ」

ユウセフ「いやだよ」

ユウセフは大きな木の洞窟の中で寝ている、俺たちはこの洞窟をツリーの穴と呼んでいる

ミョナ「あそぼーよ」

爺「ほほほ、遊んであげなさい」

ユウセフ「えー!」

正直言ってめんどくさい、身体的な年齢はいっしょかもしれないけどコイツは多分生まれ変わりじゃない、精神年齢は離れている。

ミョナ「鬼ごっこー」

ユウセフ「ハイハイ」

ユウセフとミョナは走り回った

だたん


ユウセフはナミョンにぶつかった。

ユウセフ「あっごめわナミョン」

ナミョン「元気ね」


ミョナはナミョンの尻尾を見つめた

ミョナ「私に尻尾生えるのいつ?」

ナミョン「もうすぐよきっと」

ミョナ「嘘だっ私と同じくらいの子生えてるじゃん」

ミョナは泣きながら走って行ってしまった


残酷だユウセフはそう思った。

ミョナにはわからないだろうが俺たちは人間。尻尾なんか生えないし尻尾を振り回せない、モンキーイタの仲間たちは俺たちに隠しているつもりだけど俺には自分が人間だってことを理解している。


ユウセフ「ミョナに教えないの?俺らは人間ってこと」

ついに聞いてしまった

ナミョン「人間じゃないよ!ユウセフもミョナも」

ユウセフ「いいよ俺には隠さなくても覚えているからここにきた時のこと」

ナミョン「ユウセフはやっぱ変わってるねー!」

ユウセフ「褒めてる?」

ナミョン「もちろん♡」


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