開く心7
air>やっぱり何か君はつらい重い事を抱えてるみたいだね。そんな感じがした・・・
「・・・・・・」
air>誰か身近に頼れる人はいないの?
私は黙って首を横に振る。
頼れる人なんて誰も私にはいない。
air>ごめんな。嫌な事聞いてしまって。
私は肯定も否定もしなかった。
air>俺すげぇしつこいし、くぅちゃんも俺の事気持ち悪いって思ってるんだろうな。俺も自分の事何だかストーカーみたいだと思って、ひそかにへこんだ。
「確かにストーカーみたいだよね・・・」
air>だよな・・・でも最後にはっきり言わせて!女を殴る男、子どもを殴る親、自分より弱い人を殴る行為は最低だよ!強くなるんだよ!くうちゃん!!そこから逃げたり、助けを求めるのも立派な勇気だよ!!自分を大事にしてあげてよ。
逃げる・・・?どこへ?
助けを求める・・・?誰に?
自分を大事にする・・・?何で?
airさんの言葉に私はわからなくなる。
air>ごめんな。一方的にいろいろ言って。でも今日で最後だから。
「・・・最後?」
air>うん、もうくぅちゃんのチャットルームには現れないよ。今まで嫌な想いをさせてごめん。だけど勇気を持って!強くなって!!くうちゃん!!
「・・・・・・」
air>さようなら。元気で。
その言葉を最後にairさんはチャットルームから退室していった。