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開く心3

air>もうこの際だからはっきり聞くよ。DVは誰から受けてるの??彼氏?親?

そのアザは尋常じゃないと思う。病院に行って診断書を書いてもらって、公的機関の相談施設や弁護士の所に行くべきだよ。



「うるさい!!!!」




弾けるように叫んでいた。




「もう本当にお願いだから放っておいて!関係ないじゃない!」



air>俺は確かに関係ないな。でもさ、俺のパソコンの画面の中にいつもアザが増えてる女の子がいて、毎回君の姿を見てるたびに最悪な事態になるんじゃないかって思うと、心配でたまらないんだよ。



「うざい!もう口出ししないでよ!

お願い!もうチャットに来ないで!!もう話したくないし、チャットもしたくない」




そこまで一気に言って、私は下を向く。

唇を思わず噛み締めた。




air>わかった・・




数分の沈黙の末に、airさんの打った文字が画面に表示された。




air>くうちゃんはもう俺とチャットも話もしなくていいよ。でも、俺はくうちゃんのチャットルームに入るよ。俺が入っても何も言葉を話さなくてもいいし、チャットもしなくていいよ。



「・・・・・・!!」




何てめちゃくちゃな事を言う人だろう。


チャットは相手とチャットを開始した時間からお金が発生する。

私の場合は相手と1分チャットして60円。

だけどお客が払ってるお金は100円なんだ。

その間チャットもしないで話もしないでいいなんて、お金を捨てるのと一緒だ。




「何言ってるの?airさんが私のチャットルームに入らなければ終わる話じゃない?もう私の部屋に入ってこないで!」



air>それこそ君には関係ないよ。僕はもう決めたことだから。それじゃ、今日はここで落ちるよ。

又、明日。



そう言って、airさんが私のチャットルームから退室した。



何て人なんだろう・・・

本当に明日からずっと来るつもりなんだろうか?

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