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沢(さわ)凪(なぎ)せ女(にょ)り~た3  作者: 椎家 友妻
第四話 ミナ高侵入作戦
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14 尾田先輩の報告

 プルルルル、プルルルル。

 と、携帯電話の呼び出し音が店長室に鳴り響いた。

 こんなシリアスな場面で携帯を鳴らすふとどき者は何処(どこ)のどいつだ⁉

電源くらい切っとけよマッタク!

 と心の中で(いきどお)ったが、よく考えたらこの呼び出し音は俺の携帯でした。

 「うわわっ⁉すみません!」

 そう言って(あわ)ててポケットに入っていた携帯を取り出す俺。

そしてすぐに電源を切ればよかったんだけど、慌てていた俺は思わずその電話に出てしまった。

 「も、もしもし?」

 『もしもし?稲橋(いなはし)君?』

 その声はどこかで聞いた事のある女性の声だった。

でもその声は美鈴(みすず)でもなく矢代(やよ)先輩でもなく()()さんでもなく・・・・・・

そうか、この声は、尾田(おだ)先輩だ。

 そう確信した俺は受話器越しの尾田先輩に話しかけた。

 「その声は尾田先輩ですね?どうして俺の携帯番号を知ってるんですか?」

 『そんなの、ちょっと調べれば分かる事じゃないの』

 「あ~はいはい、聞くだけヤボでしたね。

で、せっかく電話をもらったのに悪いんですけど、今ちょっと取り込んでまして・・・・・・」

 『あら、そうなの?急いで君に、知らせたい事があったんだけど』

 「え?何ですか?」

 『また、明日にする?』

 「いや、急ぎの事なら今すぐ聞かせてください」

 『じゃあ、言うわね?』

 「はい」

 『愛の(しずく)が見つかったわよ』


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