表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
沢(さわ)凪(なぎ)せ女(にょ)り~た3  作者: 椎家 友妻
第三話 消え去ったアレ
34/73

10 カン違いしないでよね!

 が、放課後になってもそれを見つける事はできなかった。

休み時間の間にトイレや廊下も探して回ったけど、愛の(しずく)は見つからず。

結局尾田(おだ)先輩にも協力してもらう事になったけど、見つかるかどうかは(さだ)かじゃない。

 「ああ、どうすりゃいいんだ・・・・・・」

 自転車に乗って学校を出た俺は、力なく(つぶや)く。

すると後ろに乗る美鈴(みすず)が言った。

 「何落ち込んでんのよ。まだ(あきら)めるのは早いでしょう?」

 「だって、あれだけ学校中を探したのに全然見つからないんだぞ?そりゃあ落ち込みたくもなるよ」

 「だからってもう見つからないって決まった訳じゃないでしょ?もしかしたらバイト先で落としたのかもしれないし」

 「お前は前向きだねぇ」

 「あんたがそんなんだからよ」

 「まあ、そうだなぁ。ありがとよ、はげましてくれて」

 「なっ⁉別にそんなんじゃないわよ!勘違(かんちが)いしないでくれる⁉」

 美鈴はそう言って声を荒げたが、この前よりはカリカリした雰囲気(ふんいき)がマシになっていた。

 それにしても、バイト先にあるかもっていうのは考えなかったな。

確かにあの日はニューハーフにも行ったから、そこで落としたという可能性はある。

 「よおし!」

 気を持ち直した俺は、急いでニューハーフへ向かう事にした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ