令嬢と令息のキャラ設定
せっかく作ったので。
リア(ローゼリア・ハーブス) 生徒会庶務の予定だった。
ハーブス辺境伯の愛娘。プラチナブロンドの腰まであるストレート。澄んだアメジストの瞳を持つ。
過剰に過ぎる魔力を持って生まれたせいで、魔力を抑制するための鎖で物理的に縛られていた。(首とか手足とかですよ。)
魔力を抑制出来るようになってからは、リックを真似して剣も嗜むようになった。護衛騎士が泣くほど嗜むようになってしまった。
極度の人見知りで身内以外には緊張しすぎて表情筋が死ぬせいで無表情になる。おまけに抑揚が消え失せ淡々と話すようになる。言葉足らずな上に割と包み隠さず素直に伝えるので、リック以外の身内はハラハラが止まらない。
自分のフォローを的確にしてくれるリックを尊敬している。リック大好き。ほとんど毎日リックと会っているが、たまにある会えない日は寂しくて魔獣を血まつ・・八つ当たりしちゃうという可愛らしい乙女心を持っている。寂しいからしょうがない。
リック(リックハルト・ローデント) 生徒会庶務の予定だった。
ローデント公爵の愛息。少し長めの黒い髪。サファイアの瞳。
貴族男性の嗜みとして剣と魔法を学ぶ。リアが関わるとリア以上に成果を発揮しているが本人は全く気づいていない。
幼少期は感情が無く、人形のような無機質さのせいで優秀さがあまり評価されていなかった。
リアがいない時は口数少なめでだいたい無表情。言葉足らずなリアの通訳をするときは、まわりにも分かるよう喋るし表情も豊かになる。家族でも理解しきれないリアの言動を正確に翻訳してくれる。リアに関わりのない相手の心情はそこまで把握できない。(する気がない。)
自分の前ではいつでもどこでも可愛いリアに全身全霊を掛けて愛情を伝えている。リア大好き。リアを貶めてくる連中をリサイクルしたり完全に処分したりと、リアが気づかないように上手に整理整頓している。
リアに会えない日は…返事が無い。ただの屍のようだ。
フレッドとブラッド
リアの護衛騎士。双子。ぶっちゃけリアに護衛は必要無いと身内内で理解してはいるものの、体外的には必要なため、リアの突然の行動力にそこそこ着いていけるというだけで選ばれた。
リアの姿が見えなくなった時は真っ先にリックに聞きに行く。リアを見失っても叱られない。むしろ謝られる。リアやリックに対するツッコミは、護衛騎士として就任後、即日灰も残さず燃やして捨てた。
もう少し登場させたかったけどリアとリックのクセが思ったより強すぎてThe、モブ的な感じになってしまった可哀想な子達。
実際、リアとリックのパパたちがあんなに登場するとは思わなかった。パパたちの人物紹介は特に考えてないです。
レオン・ハラナカ・グロイツ
王太子殿下。
王道系腹黒王子様。生徒会長
貴公子然とした微笑みを貼り付け、柔和な声で話ながら、内心相手を言葉の限りを尽くして激しく罵倒できる、頭の良い王子様。腹黒ってなんだっけ。
生徒会役員以外からの人気はそれなりにある。人当たりは良いので。
嫌いな相手には回りくどい上に懇切丁寧な話し方を心がけて誤解を生み相手に失態を演じさせてフォローして自分の評価を上げている。
ツンデレの間違った使い方、と紹介出来そうなくらいに間違ったツンデレを(天然で)実践している婚約者を微笑ましく見守り、時に(あえて間違った方向へ)アドバイスしては一人だけ癒されている。誰も何も言えない。
ウィシュカ・ツンデ・レーニャ
王子の婚約者の令嬢。ツンデレ。生徒会副会長。よくあるツンデレの予定だった。
作者のせいでツンデレが迷走してしまった(予定だった)令嬢。
仲良くなると、言葉に棘はあるが、表情が普通にコロコロ変わる系ツンデレ。表情でばれる。
「いらない」と言いながらとっても嬉しそうに笑って受け取るなんか残念な子になってしまった(予定だった)。尚本人は気づいていないが周りは何も言わない。
気を許してない相手には言葉も表情も棘がある。
でも王太子の婚約者だから家格もあるし頭もいいし、社交界も余裕なんですよ。本当に。
生徒会の愉快な仲間たち
隙あらば2人の世界を構築する庶務2名と、ツッコミ所満載なのに、絶対に笑ってはいけないやりとりを真面目な顔して始める会長と副会長に日々悩まされる生徒の味方。
噴き出したり心の声を口に出さないようにしながらも、砂糖を吐いて気持ちを落ち着けることが出来る者しか生徒会室に入ることは許されない。
どんなときも表情を変えない技を身につけたおかげで、社交界での処世術は完璧になった。
卒業後、それぞれの職務に就いた後は持ち前の技術が遺憾なく発揮されている。一部界隈で過酷な過去を背負っていると噂が立ち、お菓子とか差し入れをよくもらうようになる。甘いものは他の人へあげるので微妙に評価を上げている。
(裏?設定:若いのに、的な感じで何があったかを聞いても、あのおかしな砂糖ワールドをうまく話せる自信がないとみんなが口を噤んだために噂が独り歩き、いや全力疾走。真実を知った幾人かからの差し入れはしょっぱいものばかり。もちろんそれはおいしくいただく)
クレーム令嬢たち
名前がクレームとかではなく。
人様の婚約者事情に口を出しては自らの首を絞める残念なご令嬢たち。うっかりリアに矛先を向けてしまったが為に、僅かな光輝く未来の可能性を完全に消されてしまった。リックに。
ナルシスト令息たち
名前が以下略。
勘違い似非紳士の名を欲しいままにしている。リアの語彙不足に、リックの片思いと勘違いした上に、何をどうやったらそうなるのか何故かチャンスを見出しリアを口説いてしまった。
当然当たって砕け散ってすり潰された上粉末にして、トイレに流された。もちろんリックに。
以降、学園で彼らを見た者は・・・あれ、顔のカタチ変わりました?
マリア
『ヒロインの呪い』というどこかで聞いたような行動を起こしてしまう呪いを掛けられてしまった女の子。捕縛されるまで、呪いを掛けられていることに気づかれなかった。
事件当時、「逆ハー」「悪役令嬢」「私がヒロイン」などと供述しており、無意識に不完全な魅了魔法をばら撒き、学園を混乱に陥れそうになった。
リアに被害が及びそうな気配を感じ、リックがサクッと解決した。事件関係者からは、今までの苦労は一体…との声が多数上がった。
事件終息後に、マリアも被害者だったことが周知され、兼ねてより付き合いのあった幼なじみと婚約して幸せな日々を送っている。
アマツメ侯爵
マリアを呪いにかけた人。
ある日、どこかで聞いたような内容の天啓を受け、学園関係者を振り回した、名前の通り爪の甘い侯爵。
(天啓 : 高位貴族の子息たちを女が骨抜きにして、政治を意のままに操れば甘い汁吸い放題!)
と、そんな甘い見通しでよく侯爵家当主になったな、と突っ込まざるを得ないほど、爪の甘い杜撰な計画を実行した。
実行犯たちはお金と友達。金の切れ目が縁の切れ目。
まるでわざと疑いをかけられて無実を訴えるつもりでした、と言わんばかりに証拠を残しまくり、優秀な調査官たちが、名前を使われた被害者では?とほんのわずかでも思わせることに成功した(本人は狙ってない)ある種の天才。
普通になんの捻りもない大量の証拠を元に、普通にサクッと処分された。
今後人物が増えることは無い。