12歳の悪役令嬢は従者よって平和が壊された
初めてまして
この度初めての作品ですが楽しんでもらえたら嬉しいです。
宜しくお願いします。
晴天の中、テラスでアフタヌーンのストロベリーティーを侍女に入れて貰い喉を潤す。
うん。今日のティーも美味しくてよ?
あら、はじめまして。
わたくしことロザリア・ブロッサムはバロン王国の中でも力があるブロッサム公爵長女であり将来公爵家の跡取り娘として日々淑女としてお勉強をしております。
お勉強も一息つき優雅にアフタヌーンを愉しむ。
淑女として当然ですわ。
自賛しながら優雅にもう一口飲もうと口に含んだ瞬間、背後から男性の声が届く。
「大変ですお嬢様!このままだと『ざまぁ』されてしまいますよ!?」
バチィッ
紅茶が鼻に被った。
まさにお約束。
「熱いわ!!!」
「お嬢様、何をしているのですか。鼻で紅茶を飲んではいけませんよ?…たく、お嬢様はお転婆なのですから…」
事の元凶である銀髪の青年はしれっと呆れた顔をして、「失礼します」とハンカチで私の鼻に掛かった紅茶を拭き取る。
こ…こいつ…!?
わたくしに断りも入れず土足でこの場に踏み込んだ上に、わたくしの大切な顔に紅茶を掛けるという恥辱っ
無礼な男に睨みつけ叱咤しようと机を叩く。
「カム!従者のくせにお前はっ」
「あっ、お嬢様、遊んでいる場合じゃあないのですよ?このままでは『ざまあ』されてしまいますよ。破滅ですよ?」
わたくしの言葉を遮って従者が青い顔で迫る。
意味が分からずそばにいる侍女に助けを求めると、侍女もなんの話か分からず混乱している。
これは仕方ない。まずは冷静になって考えてみよう。
先に気になるのは…
「ねえカム。…『ざまあ』て、なに?」
『ざまあ』…それは初めて耳にする単語だった。
読んで頂きありがとうございます。