姉の帰還
12月、東京から姉ちゃんが帰ってきた。長身で綺麗な長い黒髪と豊満なバストは、いかにも私は芸能人ですというオーラを思う存分発している。…自分の姉じゃなければ欲情していたところだ。
「健也、元気だった?遅くなったけど、世界大会優勝おめでとう」
「ああ、ありがと」
芹澤綾音。俺とは3歳離れた姉で、現在は芸能活動のため東京の高校に通っている。3年前からとあるアイドルグループのメンバーとして活動し、170cmの高身長とバスト88cmの巨乳を武器に本業のアイドルのみならず雑誌のグラビアとしても活躍。世の男性を虜にしている。
「そういえば雪菜ちゃんは?」
「雪菜?いるよ。おーい雪菜、姉ちゃんが帰ってきたぞー」
俺は窓越しにいる雪菜を呼び出すと、雪菜は窓を渡り、隣にある俺の部屋に駆けつけた。
「綾音お姉ちゃん、帰ってきたんだ!」
「雪菜ちゃん、久しぶりだね!夏休み以来かな?会いたかったよぉぉぉ」
姉ちゃんは雪菜に思いっきり抱きつく。そしてお互いの胸が触れ合う。2人とも胸デカいからな…姉ちゃんは言わずもがな、雪菜だって中学生にしては結構なバストがある。男の俺からしたら、視線のやり場に困ってしまう。
「健ちゃん、今日泊まっていい?」
「…俺はいいけど、お袋に一言言っておけよ」
雪菜は1階に降り、俺のお袋に自分が今夜泊まることを伝えた。そして許可が下りたのは言うまでもない。
◇ ◇ ◇
姉ちゃんと雪菜は昔から仲がいい。姉ちゃんは俺しか兄弟がいないし、雪菜は一人っ子。その結果、家が隣同士ということもあってまるで姉妹のような関係になってしまった。
中学まで俺と同じ尾張東シニアで男子に混じって野球をやっていて、シニアを引退してすぐ、アイドルのオーディションを受けた理由も子役からずっと芸能活動をしている雪菜の影響だった。
夜。仕事を終えた親父が帰宅した。親父はこれから夕食を食べるのだが、先に食事を済ませた姉ちゃんと雪菜は風呂に入っていた。そしてその間、俺は日課である素振りをするのだが…
「けんやー、風呂入らないの?」
「そうだよ健ちゃん。昔は3人で一緒に入ってたじゃん」
「…いつの話してんだよ。10年以上前の話だと思うぞ」
「どうせ姉弟と幼なじみでしょ?」
「私、健ちゃんになら何されても平気だから…」
「…今の年齢を考えろ!俺も雪菜ももうすぐ高校生になるんだぞ」
この後、風呂から出たばかりの姉ちゃんと雪菜を叱ったのは言うまでもない。…しかし、風呂から上がったばかりの雪菜はすごく綺麗だったな。
◇ ◇ ◇
深夜、ふと目が覚めた俺は窓越しにある雪菜の部屋を見た。雪菜は今、姉ちゃんの部屋で寝ているので、当然ここにはいない。俺は隣にある姉ちゃんの部屋をこっそり覗いたのだが…2人はノーブラで、パジャマも脱ぎ、かなり寝相も悪く、裸の状態で寝ていた。
「さすがにこれ、寒すぎやしないか…」
一応暖房はかかっていたが、廊下から冷たい風が入ってきてかなり冷える。俺は視線を逸らしつつ、そばにあった毛布と布団で2人の体をくるんだ。
「けんやー、やっぱり小さいね…」
「けんちゃん、やっぱり大きいね…」
…どんな夢見てんだ!
しかし、幸いなことに2人は爆睡中だった。そして俺はひっそりと自分の部屋に戻り、再び眠りの床についた。
そして翌朝…
「…健也。昨夜、お姉ちゃんに欲情したでしょ?」
「私も健ちゃんに犯されたー!」
「違う!お前ら2人が勝手に裸になっただけだろ!」
「お姉ちゃんにお前って言うなー!」
「私、初めてなのに!」
「うわぁぁぁぁぁ!ゴメンて、謝るから!」
俺は勝手に裸になっていた2人からど叱られたのは言うまでもない。