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「読まれてた?!」
「ならぁぁぁ」
ミノリは槍を捨てて右手前に突き出しセツに突進
「槍で」
刺突剣が動かない
セツは理解する炎によりその場に刺突剣が結いつけられたと
「炎が重い!」
なら多量のエナジーを消費したハズと
セツは剣を捨て間を取り攻め立てる事を選択
「逃さない!」
「繋げる鎖よ我が求めに応じて」
虚空から鎖が出現し間を問を取ろうとするセツをミノリと繋ぎとめる
「氷雪旋風」
セツは断念し攻撃を仕掛ける
ミノリは纏う熱気で突き破りセツの氷輝雪月の頭部を鷲掴み
「バァァァーンクロォォォォォー」
全力で焔をぶつける氷輝雪月の仮面が溶けゆき
「勝負あり!」
「勝者ミノリ・スズナ愛機バーンティーガー」
パンスァロンを駆るキョウヤが現れ宣言
「へ?!」
ミノリは白蛇死牙の登場に驚く
輝く白さに金の装飾が見栄え良く配置され
男性的とも女性的ともとれ
神秘性と凶悪性が調和した雄々しく壮言な機体
背には綺麗な二枚の羽と
凶悪な尾が存在しているハズとミノリは喉を鳴らし
「白蛇死牙様ぁぁぁぁ♪」
ミノリの駆るバーンは品を作る
「白蛇死牙?」
キョウヤとパンスァロンは腕を組み悠然と構え
「セツ知ってる」
仮想なので壊れても無く
毅然と氷輝を駆るセツは
「パイスァロンの通称よキョウヤさん」
「広報が人気取りに使用した時の映像で」
「<蛇>で並居る敵を死滅させた事を評し畏敬を込めて」
「パンスァロンを白蛇死牙と多くの人が呼ぶのよキョウヤさん」
「なるほど」
とりあえず頷くキョウヤ
「ミノリ直ぐにヤル休憩してからにするかい」
「直ぐにヤリマショウ!!」
うふふと薄笑い浮かべるミノリ
すうぅと滑る様に悠然と早く移動するキョウヤ
二人は二機は向かい合う・・・・・
お読み頂き有難う御座います。