表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/4

自宅を警備してたらインターネットが使えなくなりました_:(´ཀ`」 ∠):

_(┐「ε:)_ 1話というよりプロローグです

_(┐「ε:)_ 目に見えるもの、言葉から感じることだけが本物とは限りません。

_(┐「ε:)_ 楽しんでいただけると嬉しいです

_(┐「ε:)_ 更新ペースこちらも上げていきます

_(┐「ε:)_ ほかの作品である、『村人でも夢を見たくて』土日、月と投稿してなくてすみません

_(┐「ε:)_ 明日4話分投稿するので許してください

暗い部屋の中、モニターから出るあかりだけが付いている。

画面の奥にいる人と、文字で会話をしながら、ネットを漁る。

「面白いネタないかな。」

そんな風に毎日“約20時間”パソコンに向かっている。

ぼく自宅警備員だ。

NEETと一緒にはしないでほしい。

エリート自宅警備員だ。


ドンッ

大きな物音がした。

ドアが外され、倒れている。

その先には・・・

「たっのもー!」

幼馴染の“ハナ”がいた。

「まったく、いつも勝手に入ってくるなって言ってるのに。しかもドアを蹴破るなッ」

いつも通りの日常。

こいつは学校に行く前の4時間人の部屋に無理やり入って来ては話し相手として利用される。

「・・・ボクと話すより学校のクラスメイトとかと喋れよ。ボクは一人がいいんだって。」

「そんな些細なことを気にしていてはマスタークラスの恩恵ギフト使いにはなれない。学校など、我が力を隠すために利用しているだけ。木を隠すなら森の中。気を隠すなら人の中とな。」

「はいはい、そのちゅうにびょう理論はいいからさっさと出てってくれ。」

てかほんとに出てけ、邪魔だ。

「我が力は・・・」

「あぁもう我我ってうっさいんだよ。でてけっつったらでてってくれ。」

「まぁた“ハナ”をいじめてんのか?自宅警備員?」

「そーなんですよー。幼馴染として、引きこもっている友人の話し相手になってあげたいだけなのにー」

「いじめてない、出て行けばいい話だ。あと、話し相手もネットで間に合ってる。」

「せっかくの幼馴染の好意を無駄にすんなよ。」

「そーだぞー」

追い出そうとして二人から責められる。これもいつもの日課だ。

「全く。付き合っているわけでもないのに、毎日毎日人の部屋に無理やり入ってきて、なんなんだよ。」

「え?じゃあ付き合ったらいいの?」

「お?リア充になるのか?」

失言だった。“ハナ”には揚げ足を取られ、父親には煽られ、そして逃げるように部屋に入って、戸をはめ直す。横スライド式のドアだったから良かったものを、これがドアだったらどうするんだよ。

蹴り破られた、戸を付け直している時、二人の声が聞こえた。

「付き合っちゃえば?」

「あはは、それもありなんですがねー。」

「じゃあ・・・」

「だけど今は、この状態を楽しんでいたいんです。」

「あはは、そうかそうか。」

豪快に笑う父

と大人しく笑う“ハナ”

しかし・・・

「もし、もしですよ?ボクにあいつ以外の好きな奴がいたらどうなるんでしょう。」

「そりゃあ・・・」

「別にいいんじゃね?」

「「え?!」」

「さっきまでの話聞かれてたの?てかあれから1分しか経ってないんですが?戸は直し終わったんですかね?」

「あぁ、新記録更新。」

「それを言うんなら記録更新な?」

「んで?お前はこいつが離れて行ってもいいのか?」

そんな質問・・・いや愚問と言うべきだろう。

「別にボクのものじゃないんだし、好きにすりゃいいんじゃね?」

「そ、そっかぁ・・・」

わかりやく、肩を落とす“ハナ”やれやれと言う表情でこちらを見る父親。

「・・・まぁいなくなったらなくなったで寂しいのかもしれんがな」

次は満面の笑みでこちらを見てきた。父親の方に関してはなんとも言えない表情だった。

にしても、こいつらは本当に喜怒哀楽がわかりやすい。ポーカーフェイスはボクも得意ではないが、もう少し隠したほうがいいんじゃねぇか?

「そ、れ、と、“ハナ”お前まだ学校でも中二病こじらせてんのか?学校のやつと遊べばいいのに。」

とまた聞いてみる。も、完全に口を噤んで喋ろうとしない。

「友人の一人でも作れてねえんじゃねぇの?さっさと作んなよ?」

「・・・さい・・・お前以外とは・・・」

虫の鳴く声とはこう言うことか、全く聞き取れなかった。でもまぁいいか。

「さてと、もうすぐ4時間経つよ?早く行かないと学校、遅刻するんじゃない?」

「あ、そうだ。お前に言っとかないといけないことがあった。」

改まってどうしたのだろう。

てか、父親の改まる姿とか初めて見たんだが。

「これから、平日は昼間インターネット繋がらないように設定したからな。これは全部お前のためだ。」

・・・え?今なんて言った?インターネットが繋がらない?嘘・・・だろ?

試しにPCを見てみると

「インターネットが繋がらねぇぇぇ」

悲痛な叫びはもちろん誰にも届くはずがなかった

しかも追い打ちに

「んで、学校いかねぇと、夜でも繋がんねぇから」

何という非道。選択肢を消した上で自分で選ばせる。

「・・・理不尽」

「文句ばっか言ってないで早く準備準備!」

「くそったれぇぇぇ」

_(┐「ε:)_目に見えるものだけが真実ではない

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ