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最弱魔法が知ったことか!  作者: 丸山ヤスコ
第5章 氷の神殿
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瑠夏復活

女はフードをそっと外す。


黒髪でポニーテールをしている女性だった。


(ナギと同じくらいの年齢か?)


ライトはそう推測した。


ナギと同じくらいの年齢、それに加えてナギを知っている。それに話していた単語の中に

「地球」という単語が出てきたから間違いない。


「お前がルカか…」


「うん、そうだよ」


ライトの問いかけにルカが静かに答える。


そこにゼノが割って入ってきた。


「何者かしらねぇが、退場してもらおう。ここは俺とヴェンティス王女の戦いの場だ」


"爆裂魔法・イクスラズリ"


ルカの足元の地面にオレンジ色の魔法陣が現れた。


「させるか!」


ライトが魔法を阻止すべく、ゼノに向けて魔法を発動しようとする。


しかし、


「大丈夫だよ」


ルカの足元の魔法陣が爆ぜる。


しかし、今度は別の魔法陣が現れ、爆発を収束させていく。


「これが私の魔法。魔術反射だよ」


ルカは右手を前へ伸ばし、手のひらに魔法陣を生成する。


「これはお返し」


手のひらから、とてつもない速度で光線を発射する。


「爆裂魔法か⁉︎」


ゼノは避ける間も無く、直撃をしてしまう。


爆炎が晴れると、そこには右腕をなくしたゼノが立っていた。


「き、貴様ぁ!」


「言ったでしょ?これはお返し。そして上にある奴がトドメ」


ゼノが慌てて上を見る。そこには新たな魔法陣が生成されていた。


"爆裂魔法・エクスラズリ"


「じゃあねえー」


ルカが手を振って魔法陣を爆ぜさせる。


「グアァアァ!」


爆発に巻き込まれたゼノは断末魔と共に爆発にかき消されていく。


煙が晴れると、そこにいたはずのゼノは跡形もなく消えていた。


「…倒したよ凪、後はかこの後ろの部屋だね」


カツン、カツン、


ルカが最奥の部屋の扉に触れる。


すると扉は赤白く光り、少しずつ開く。


「なんだこの光は⁉︎」


「ねぇそこの女の人ー、ちょっと凪を見ててねー!」


先程までとは違う声だ。全てを憎むかのような声から一転、全てを包み込むような、明るい声になった。


その変わりっぷりにライトは頷くことしか出来ない。


ライトの頷きを確認したルカはゆっくり部屋の奥へと進む。


真っ暗な部屋に入ったルカはそのまま闇に溶け込んで、しばらく出てこなかった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


マクレーモ、リラサイド


「あぁ、綺麗な血の色ですねぇ!」


「ガハァッ!」


「マクレーモさん⁉︎」


リラを庇ってマクレーモがミレイズの槍に貫かれた。


「大丈夫だ…お前はさっさとライトさんと合流しろ…!」


「嫌ぁ!」


「2人とも仲良くあの世行きですよ!」


ミレイズが槍を振り下ろす。


リラがマクレーモの前に出て庇おうとする。


「おいやめろ⁉︎」


マクレーモの制止を振り切って槍に肉薄する。


ミレイズはニヤァっと笑う。マクレーモは目をつむる。そしてリラは優しく笑う。


槍がリラを貫こうとする。その瞬間、真横から風切る音がした。


「何者です⁉︎」


槍は弾かれ、ミレイズの手を射抜いていた。


今はない左腕の裾をはためかせ、ミレイズはすかさず距離を取る。


「これ以上は好きにさせませんぞ!」


リラ達の前に現れたのは頼れる老人だった。


「モルさん!」


「リラさーん、マクレーモさーん、大丈夫ですか⁉︎」


「エスター!」


別れていた2人が駆けつけてくれた。


リラは思わず泣いてしまう。


「ふふふ、いいでしょう、まとめて相手してあげましょう!…どうしました?」


ミレイズは突然右手を耳に当てる。どうやら仲間から連絡を受けたようだ。


「…ゼノがやられた⁉︎ふふふ、そうですか、では、いよいよ動きますか…!」


「ゼノ?ゼノと言ったか⁉︎」


モルが声を張り上げる。リラは温厚なモルがここまで動揺したのを初めてみた。


「ええ、ですが何者かによって殺されてしまったようですねぇ。ですのでここは一旦引かせて頂きます」


ミレイズは砂塵に包まれる。


「待て!」


モルが弓を放つも、既にミレイズは砂塵に飲まれて消えていた。

今回も読んでいただき、ありがとうございます。次回もよろしくお願いします。

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