オイラすげぇ体験した。2
_人人 人人人人 人_
> 作者劇場!!!<
 ̄Y^Y^Y^YY^Y^Y^Y ̄
キャー!キャー!
(・ω・)(゜ω゜)(゜Д゜)
「う、嘘だろ・・・」
画面に映った謎の赤い文字を見て、オイラの目は恐怖の色に染まった。
なぜ?どうしてオイラがこんな目に・・・?
血のように赤く光るパソコンの画面に、オイラは足から崩れ落ちた。
《あなたは明日死にます。》
「解せぬわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
勝手に死期を決められたオイラは怒りの言葉を部屋で叫んだ。
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突然パソコンの画面に映った恐ろしい文字のページを、オイラは×印のボタンをクリックしてページを閉じる。
いきなり死ぬとか言われてもわけわかめだぜ!とプンプンと怒りを露わにしながら獣ラブラブサイトを検索して癒しを求める。
なぜあんな恐ろしい文字がパソコンの画面に映ったかというと、単に検索ミスである。
なんて検索したかは既に覚えていないが、確かなのは獣系の癒し写真のサイトを探してる最中に、誤って全く違うサイトに飛んでしまったと言うことだ。
なんとそのサイトはホラー系のページだったらしく、某ゾンビ映画であるバイオ●ザートを見ただけでも泣き出してしまうビビりなオイラは速攻サイトから退出しようとした。
しかし、黒魔術、呪いの儀式など、いかにもファンタジーや中二心を擽る単語が見えてしまい、ついついサイトをそのまま見てしまったのだ。
今から思うと本当に愚か者だったぜオイラは。
黒魔術の儀式の方法など、魔法陣の絵図を「ふぇぇぇぇぇw」と優雅に眺めていると(当初の目的を見失っている。)、ページを下にスライドさせるごとに、カニバリズムや心霊写真などのホラー系が本格的に増えてきた。
「ヤバいヤバい!!」
野生児と表されるオイラの野性的本能が警告をならしたので、戻るのボタンをマウスでクリックした、その瞬間。
《あなたは明日死にます》
画面に映ったのは検索ワードを打つ検索画面ではなく、真っ白な背景に赤い文字で書かれた不吉な言葉だった。
「・・・」
解せぬ。
「うおおおおおおおおおお!?ナンダこれナンダこれ!?怖いわぁぁぁぁぁぁ!!」
オイラはビビりまくって震える手を意志で無理矢理押さえてそう叫ぶ。
いきなり明日死にますなんて言われても普段のオイラなら鼻で笑っていたところだろう。
しかしカニバリズム画像や心霊写真のオンパレードの画像集によって、恐怖が底上げされる雰囲気は既に完成させられていたのだ。
「解せぬわぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」
オイラはそう悲鳴を上げて×ボタンをクリックしてインターネットを閉じる。
狼の壁紙が設定されているホーム画面を見てオイラは安堵の息を漏らした。
所詮あのホラーページは作者の嫌がらせに過ぎなかったのだ。明日死ぬ何て起きるはずもない。そもそめ非科学的過ぎて信じるに値しないじゃないか。
いやいつも非科学的な事ばっか考えてるオイラが言えた事じゃないけどさ。
「明日死ぬとかないない。」
若干冷静さを取り戻したオイラはパソコンの電源をOFFにして部屋から出た。
オイラは特に思うこともなく、先ほどの恐怖体験を忘れたいと願いながら山に散歩に出かけた。
悲劇の足音がゆっくりと近づいて来るのを知らずに・・・
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そもそもお化けなんて存在しない。考えてみれば、テレビでやってる心霊写真なんかは映ってるのは人間ばっかりだ。
なぜ人間しか映らないんだ?
魂の霊が人間だけなわけがないだろ、なんで動物の幽霊しかいないんだ。
人間が特別な生き物?馬鹿言っちゃいけない。所詮肉と骨で作られたただの生物じゃないか。
そう見れば人間なんて所見獣と同じさ、動物の霊が写真に映らないんだから人間だって映ってるはずかない。
大体魂ってなんだよ。脳味噌が神経とか使って思考してるだけだろ。
てゆうか仮に幽霊がいるとしても壁をすり抜けたりするんだから物理干渉できないだろ。
つまり怖がるひつようはない。そう怖がるひつようはない。ヒツヨウナイ!!
そう思いながらオイラは学校へ向かった。
今年で17才になったオイラはまだ恐怖をしらない。
英語の授業が終わると、先生に引き留めれた。
なんかやらかしたか?とビクビクしながら先生の元へとオイラは歩いた。
「なんすかね?またやらかしましたオイラ?」
「いや、そうじゃなくてね・・・この前のテストについて・・・」
あー、とオイラは勝手に納得した。
オイラの英語に関しての成績はほぼ壊滅的である。
ただ単純に覚えが悪い。一ヶ月間凄く頑張って覚えた単語が「like」の一文字のみという残念な結果になったときから、オイラは既に英語は諦めていた。
それでも努力はしてる。今回のテストだって、Doなど覚えてできるだけ点を稼いだつもりだ。
きっと前回よりマシになって
「あのね、doがboになっててね・・・」
「・・・」
死んだ。
(・ω・)(゜ω゜)(゜Д゜)