表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

紙粘土

どうも。

昨日もう投稿しない的なことを言ったクセに投稿してしまいました。

気にしたら敗けです。

これからも気が向いたら投稿します。

その時はどうぞよろしくお願いします。

俺は紙粘土が好きだ。

毎月の給料の娯楽費はほとんど紙粘土に使うほどだ。

紙粘土でいろんなモノを作る。例えば美術館にある有名な彫刻家の彫刻や街で見つけた古いポストや木造建築の家、とにかく紙粘土で何かを作るのが好きなんだ。

会社の同僚に見せると決まってこう言われる。

「お前、これ何作ったつもりなの?」

どうやら俺が作ったモノはモデルとかけ離れた形になるらしい。何をモデルに作ったか教えると「全然形違うだろ。」と、言われてしまう。俺は正確に作っているつもりなのにどうやらうまく出来ていないようだ。

まぁ、趣味なんでそんなことはどうでもいいんだけどな。とにかく俺が楽しければ充分だ。

明日は休みだからモデルを探しに出掛けよう。公園にでも行ってみるか。

とりあえず今日はもう寝る。おやすみ。

ー翌朝ー

おはよう。さて、昨日考えたように今日は公園に行こう。公園は家から歩いて30分くらいのところにある。朝飯は途中のコンビニで買おう。

財布と紙粘土をもって外に出る。

うん、いい天気だ。だけど空気が乾燥してるから外で紙粘土は使わないようにしよう。すぐに乾いてしまう。

俺はカバンから財布を出しながらコンビニに入る。とりあえず鮭のおにぎりでも買って歩きながら食べよう。

そんなことを考えてレジに向かうと帽子を深く被った男が入ってきた。なんとなく強盗とかしそうな格好をした人だとシツレイなことを考えながらお金を払う。おにぎりは期間限定サービスで100円だった。小銭が無かったので仕方なく一人で俺の財布を占領していた諭吉センセーを渡す。さらば、諭吉センセー。

アルバイトと思われる店員がセンセーをレジに仕舞い、野口の群れ(A~D)と樋口たん(俺の嫁)を取り出す。この店員野口を九枚渡さずに俺の嫁を渡してくれるとはなかなか出来るヤツではないか。

と、こんなことを考えていたらいつの間にかさっきの男が後ろに並んでいた。店から出る前に男の買うモノを覗いてやろうかと思ったのだが何も持っていない。

仕方ないのでそのまま店を出る。店の前の横断歩道を渡ろうと思い信号を確認すると赤だった。畜生。

信号を待ってる間におにぎりを食べる。おにぎりの包装を剥いだところでコンビニから悲鳴が聞こえた。振り返るとさっきの男が出来る店員にナイフをつきつけていた。なんと言っているか分からないが恐らく

強盗「カネヲダセー」出来る店員「だが断る」

のようなやりとりをしているんだろう。

あ、刺した。出来る店員が刺されてしまった。なんてヤツだ。いい店員なのに。

レジカウンターにうつ伏せで倒れる店員。強盗はボストンバッグにレジの金を突っ込んでいる。慌てているのか小銭が大量にこぼれる。しかし小銭なんて気にしていないようで野口を大量(と言っても十枚程度)に乱暴に押し込む。あ、俺の嫁まで乱暴に押し込みやがった。畜生、ふざけるな。もっと大切に扱え。

そしてどうやら諭吉センセーは俺が店員に渡した一枚しかないらしい。諭吉センセーも乱暴に押し込む

てゆーかレジからしか盗らないならボストンバッグ要らないじゃん。盗った金額四万円程度じゃん。財布に入れればいいのに。

しばらく見ていると店から出てきた。

どうやら逃げるつもりらしい。あ、ヤバい見つかった。こっちにナイフを構えて突っ込んでくる。

さて、どうしよう?こんな時には脳内会議が便利なんです。

ー脳内ー

『とりあえずコイツは出来る店員を刺して、一葉たんを強奪した。これは結構凶悪だな。』

『とりあえずこのままだと俺も刺されるよね?』

『痛いのヤダ』

『だったらにげるか?』

『出来る店員を刺してと一葉たんを強奪したんだぞ!?背中を見せていいと思うのか!?』

『ダメっすね』

『ならぶちのめすしかないでしょ』

会議終了

この間0.001秒。俺スゲー

とりあえず突っ込んできた強盗の顔面におにぎりをぶつける。ああ、モッタイナイ。コンビニおにぎりの神様ごめんなさい。

強盗が怯んだ隙にタックルを喰らわせる。強盗に馬乗りになり、ナイフを取り上げカバンから紙粘土を取り出す。

紙粘土を千切って鼻に詰め込む。ああ、ホントにモッタイナイ。紙粘土の神様もごめんなさい。

とりあえず口には残った紙粘土を詰めた。フフフ、これで呼吸出来ないだろう。これでお前は波紋法が使えない!!……冗談はさておき強盗をカバンでひたすらぶん殴る。暴れなくなるまで殴る。

暴れなくなったのでコンビニまで引きずって行く。ケータイは家に置きっぱなしだから通報出来ないし、救急車も呼べない。

店には出来る店員以外は誰も居なかったので荷造り用のヒモで強盗を縛ってから勝手に電話を借りることにした。

出来る店員の傷は浅いようで血はそんなに出ていなかった。気絶しているだけのようだ

まずは念のため119番。出来る店員が最優先だ。救急車を呼んだあとは110番をする。さて、することないし強盗でも見張っておこう。

強盗は口の紙粘土を吐き出したようで足元に強盗の唾液まみれの紙粘土が転がっていた。うう、とてもモッタイナイ。

しばらく強盗とのにらめっこを楽しんでいるとサイレンの音が聞こえてきた。どうやら警察の方が早かったみたいだ

強盗を渡すと警察官にとても驚かれた。そんなに運動不足なダメ男に見えるかね?シツレイな、ぷんぷん。

救急車が出来る店員を運んで行ったあと事情聴取のため俺も署まで連行された。

俺の休日返せー畜生。

次の日会社に行ったら同僚にとても驚かれた。やっぱり運動不足のダメ男に見えるのか…畜生。

どうやって撃退したのか聞かれたから正直におにぎりぶつけて鼻に紙粘土詰め込んでカバンで殴り倒した、と説明したら呆れられた。

「お前作るのヘタクソなのに活用するのは上手いんだな」だそうだ。

畜生。だが俺は紙粘土でモノを作り続ける。だって楽しいんだもん。

次の休日こそ公園でモデル探しをやりたい。



















あ、荷造り用のヒモのお金払ってないや。

今回もラストがグダグダですね。

仕方ないじゃないか!と言いたいけど仕方なくないから困る(´・ω・`)

読んでくれた方々に感謝感激雨あられです。ハイ。

それでは、あでぃおす!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] もう一つの短編集も読みましたが話がとてもうまかったです。最初のでだしもよかったです。 [一言] お気に入りありがとうございます。 自分の作品も感想やアドバイスがありましたら教えて下さい。
2013/11/25 21:27 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ