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馬鹿三人

楽しいことや苦しいこと悔しいことや後悔したこと、彼らはその固まりみたいなもの

その中の三人、俺と社会と頑固の自己紹介。


社会、楽しいのか苦しいのかそこにある物、時折残酷である。かなり合理的だ。(マスコット)


そして俺、自分のやりたいことが見つからない今時の若者、時折尾崎豊になる。後者の陰に隠れるタイプ。


頑固、融通が利かず、頭でっかちな俺の友達、時折かっこいい、夢想家だ



水と油のように混ざり合わない三人であるが、仲良く暮らしていた。

平凡的な意味のない腐れ縁でつながっている三人、彼らの暮らしから、今の日本を考えてみる。話


そんな壮大なスケールではないでしょうが、どうぞお聞きください、


「ねぇーなんで俺がナレーションしてんの?」


「頑固にやらせたらどうなるか解るからだよ」


「いや社会お前が一番頭良いだろ」


「お金になること以外はやらない主義ですから」


俺と社会がにらみ合う、一触即発だ!! しかし横から頑固が言った


「やめんかい、若者と社会が戦うことなんて、主婦のおばちゃんしか楽しみにしてねーぞい、それより日本の夜明けは近いぜよ。」


頑固は幕末の獅子にあこがれているようだった。しかし頑固の言うことに、いちいちかまっていられない、今はそれよりも

面倒なナレーション担当の決定に議論がなされている。


「じゃー今回は俺がやるから次社会ね。」


「その仕事の、ギャランティーいくらですか?」


「ただに決まってんだろ!!」


「残念ながらお断りさせていただきます。」


いつまでたっても合理主義だ。かわいい、マスコット的顔ではあるが、どうも心がマスコットではなく、まっくろくろである。

だから友達もいない、いつも作ってくるのは、敵だけ


「じゃ、じゃんけんで決めようぜ、」


頑固が言ってきた、相手にされてなかったので、寂しかったのだろう、でもたしかにじゃんけんは良い方法だ、

たぶん、じゃんけんは、一番公平な審査だと思う、なぜなら選ぶのは他でもない神様だから、総理大臣もじゃんけんで決めればいいのに、


「よし、それでいこう、どう社会?」   


でもたしかじゃんけん大会で決めたアイドルが・・・・ いやなんでもない さっさと決めてしまおう


「あ・・・いいんじゃない?」


めずらしく、ギャラが出ないのに社会が動いた、たぶんこいつも暇なときは俺たちに付き合ってくれているのだろう。


「さっそくやってみようがじゃー」


頑固その使い方間違ってる。しかし気にしていられないルールを決めなくては、少しもめたが社会と話し合ってルールを決めた。


「それじゃー ルールその1、ずるは絶対なし、」


「ルール その2、一回勝負」


「ルール その3、心理戦あり」


だいたいのルールは、決まった。でも何か見落としている気がする。しかし話は先に進む。


「なぁー心理戦ってなに?」


頑固が俺に聞いてきた。


「えーーと、例えば、ピーコさんが、ぐうを出すって言いったとしても、チョキを出して良いって事」


頑固は首をかしげている。見かねた社会が補足をする。


「だから、だましていいってことだよ。言葉で相手の心を揺さぶって!!」


少し理解できたのか頑固はうなずいた。


「よしそれじゃーはじめるぜよ」


そこから長い長い心理戦が始まった。俺と社会の言葉の組試合、騙試合、そして一時間後、均衡破られり。


「行くぞー社会!!!!!」


「こいやーーーーーーー俺」


「最初は、ぐーじゃんけんぽいっっっっ」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」



決着はついた一発だ。どちらかが負け、どちらかが勝つ、しかし社会と俺の手を見てみるとどちらも同じ、ぐーを出していた。心理戦の結果は、

たぶんどちらも互角だったのだろう。しかしそれに関係ない、人物でひっかかった物がいた。


・・・・・・・・・頑固


確かにルールには頑固を除外するとは、書いていない、見落としていたのは、そこだったのである。


「よしそれじゃーつぎはがんばるぜよ。」


社会と俺、この日一番の深いため息が出たのは言うまでもない、








































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