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プロローグ

―――…





「お父さん、お母さん

遊園地楽しかったねー!」




「それは良かった」




「ボーナスが入ったらまた家族3人で来よっか」




「おいおい母さん…」






「やったぁ!」







喜んで飛び跳ねる少女

満面の笑みで…




「こらこら、転ぶぞ」






「もう、氷姫ひょうこったら…」






そんな娘を見て微笑む父母。

どこから見ても幸せそうな温かい家族。























「最低…!」





お母さん

知っているよ





「うるせぇなぁ、たかだか浮気ぐらい…」






お父さん

知っているよ






「もう堪えられない…!」







本当はお母さんとお父さんが仲が悪いの






「離婚よ!」






「ああん?」






「さよなら!」






「…っ、ふざけるな!」










ガッ!!










「きゃぁあ!!

痛い…、痛いっ!!」








見えるのは真っ赤な血

お母さんの血



お父さんがお母さんをビール瓶でなぐった









ねぇ、知っているよ。







終わりが近づいているって事ぐらい…。





少女は一人、物陰に隠れて震えていた。大粒の涙を流しながら…。








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