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あの日は、私の過ちです 2  作者: 加藤 すみれ


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ローザ

「あなたは何を言っているのですか?」

「この私がシンベルト様と結婚相手だと言っているのです!」

誰が結婚相手なのか知っている者達はみなあっけにとられた。

「ふふん!誰も何も言わないということはそうなのですね!!」

ーみんなびっくりしてるんだよ。あなた、おばかさんなんですか?ー

「はぁ、あなたが結婚相手なら前もって、伝えてあるはずじゃ?」

「どっきりですよ。私を驚かせたかったんですよね?あっ!ごめんなさい言っちゃだめですよね?」

ーだめだこの人ー

誰もがそう思っていると、

「何をおかしなことを言っているんだ?お前が私の婚約者?寝言は寝て言え!!」

シンベルト様は怒りながら私の隣に来た。

「私の結婚相手は、セレン・ミルフォードだ!!」

「は?私じゃ、ない?」

ようやく勘違いに気づいたローザさんは、顔を真っ赤にしたと思ったらすぐに青白くなった。

私の言葉の意味をようやく理解したんだろう。

「な、なぜですか?そいつは男爵ですよ?」

シンベルト様の顔はどんどん怖くなっている。

「それがなんだ?お前よりもセレンのほうが美しいし、性格がいい。美人でも性格がいいわけでもないやつをどうして私が選ぶと思ったんだ?」

「は?私よりもそいつのほうが美人?」

「未来の王妃に向かって、そいつとは何だ?自分よりも立場が偉いとわかったのに態度を変えないとは、よっぽど自分に自信があったのか?」

ーシンベルト様!?やりすぎではないですか?ー

ローザは崩れ落ちた。


「みな、騒がしくして悪かった。改めて、私と婚姻するのはセレン・ミルフォードだ。前から、彼女との婚姻が決まっていたのだが、彼女がどうしてもというので発表は後回しにしていたが、彼女は今私の子を妊娠している!そのため、急遽発表することになったのだ。」

そう、私たちは話し合いのうえで、前から婚姻が決まっていたことにしたのだった。

「どうか私たちを祝福してほしい。」

パチパチパチパチ

その場にいる者達は、全員が拍手した。

今のローザのやり取りのおかげで、誰も口を挟もうなんて思えなかったのだ。

そうして私たちが婚姻したことは国全体に伝わった。



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