第12話「え、もうできるの!!」
「そうしたら今から畑に水をやるのにマホウを使うからおれの後ろで見ててじゃないとびしょぬれになっちゃうよ!」
と畑に向かいながらそういうと
「あ!!おい待て!!」
「わたしも近くで見たい!!!」
「・・・ちょっと・・・まって・・・」
と3人共少し駆け足気味でついてきたそして後ろにつくとみんな張り付きそうな勢いでこちらをのぞき込んでいる。それに少し苦笑いしながらもおれは手を前にだしジョウロの水やりをイメージしながら〈ネロー〉とマホウを唱えるとイメージ道理にマホウが発動した。それをみてレオナールは「まじかよ・・・」とかなり愕然とした様子で小さくつぶやきを言いトレントは「・・・すごい・・・」と目を見開きながら口元を抑えて驚きを表現していた。それを見ていたラルムがニヤニヤしながら「ねぇ~~言ったとおりでしょ!!!」となぜか得意げにそして自慢するように2人の様子を見ながらそう言った。
しばらくして広く作っていしまった畑の水やりを2回ぐらい休憩を取りながらようやく終えた。やっぱり一人だとかなりきつい父さん達にも言って手伝ってもらおうかな・・とか思いながらフラフラと歩き近くの原っぱに大の字になりながら
「ゼエー・・ゼエー・・なんとか・・おわった・・」
「おまえこんな広い畑の水やりをマホウをつかって、しかも1人でやるなんておまえすげーな!!」といっておれの上体を起こしたかと思うとその背中をバシバシとたたいた。おいちょっと今はマジで勘弁してくれとそう思っていると。
「お兄ちゃん!!!スターは今たくさんのマホウを使ったばかりなんだから!!!そんなに力つよくたたいたらいけないよ!!!」
お!ラルムないす!!
「こいつも男だろ!!そんなマホウだけ使ったからと疲れていたら根性が全然ない!!大丈夫だよな!!」
いやいや巻き込まないでくれ今はマジで何もしゃべれないから!!と
二人が言い争いを始める雰囲気を感じながらも疲労困憊で何も言えずに焦っていると
「・・・えーと・・・いつものこと・・・なので大丈夫だと・・・思います・・・」
とトレントがいつの間にかすぐ近くにいてこちらの様子をちらちらと伺いながらそういってくれた。この兄妹がそろうとなかなかの面倒くささだな。と思いながら体力が回復するまでその様子を見ていた。息が整った後
「2人共ちょっといい?いい加減にしないと今日のマホウの特訓はトレントだけにするからね!!」
「え!!!!やだ!!やだ!!今日はそのために来たのに!!!そうなったらお兄ちゃんのせいだからね!!」
「まってくれ!!おれも習いに来たんだ!!」
「・・・ふふふ・・・スターって・・・この二人の扱い・・上手・・・」
「なら言い争いはもうやめよう!!おれはもう平気だから気にしないで大丈夫だよ!!」
と強制的に前世の記憶を使ってケンカを止めた。
「そうしたら3人共今まで退屈だったろうからマホウの特訓をしよう!!」
「わ~い!!!マホウの特訓だ~~!!!」
「よっしゃ!!すごく楽しみだぜ~~!!」
「・・・頑張ります・・・」
3人ともそれぞれの反応だが、みんな気合が入っているのは感じられたのでおれはかなりうれしくなった。
「あ!!!スター笑ってる!!!なにかおかしいことお兄ちゃんが言ったのかな?」
「違うだろ!!おまえの言い方が変だったじゃないか?」
「・・・ふふふ・・2人共また・・・怒られるよ・・・」
「「やばっ!!!」」
「別に怒りはしないけどこれ以上やるならね~・・・!!」
と少し脅し気味にそういったら二人とも見る見るうちにおとなしくなったりすこしかわいそうになったので
「というのは冗談だよ!!さぁ~さっそくやろうか!!」
「・・・よろしく・・・おねがいします・・」
「今日こそマホウを使えるようになって見せる!!!」
「はやくやろうぜーーー!!」
「それじゃー・・・ラルムは今までと同じように自分のマリョクを感じてうごかしてみようか!!ほかの二人はあそこに立って!!」
とラルムに指示を出し、レオナールとトレントには1本の木の前に立ってもらった。
「そうしたら2人はマホウのジュモンを唱えてみて!!そしたらかすかだけど体の中を何かが動くと思うからそれを感じ取ってみよう!!最初はわからなくても大丈夫!!」
「よし!!わかった!!さっきスターが言っていた言葉だろ!!」
「・・・動きもまねたほうが・・・いい?」
「うーん・・そうだねそうしよっか!!」
「・・・わかった・・・」
2人共さっきおれがやっていたみたいに手を前に出して〈ネロー〉と唱えようとしたその時に
「ねぇー!!わたしもやっていい?もしかしたら使えるようになってるかもしれないし!!」
「うん!!べつにいいよ!!ラルムもやろうか!!」
「ふん!!ならどっちが早くできるか勝負しようぜ!!」
「・・・なら私も・・・」
といがいにもトレントがやる気を出してきたのが意外だったがいい刺激になりそうだ。
「なら3人共準備はいい?」
「いつでもいいぜ!!」
「・・・いいよ・・・」
「よし!!!やるぞ!!!」
さっそくさっきの体勢をとり三人とも声をそろえて〈ネロー〉と唱えているんだか叫んでいるんだか三者三様ともそれぞれの声でやっていたがまぁさすがに誰も間でできないだろうと思っているとここで予想外のことが起こった
「え!!!できた!!!見てみて出来たよ!!」
「う・・うそだろ!!!!ラルムに先こされた!!」
「・・・レオナールには・・・まけない・・・」
まじか!もう出来るようになったのかまさかの事態にラルムは興奮し、おれら3人はすごく驚いていてしばらく呆けていた。
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