始まりの雨は君のせいで
ボーイズラブです。
ここからどうなっていくのかはでき次第載せていきたいと思っています
雨晴 快斗[あめはれ かいと] 時枝 陽香留[ときえだ ひかる]
#プロローグ
雨は好きだ。
雨音で周りと俺の音を遮って、傘で周りの目から俺を包み隠す。
ここは僕だけの空間。静かで、雨音だけが聞こえる。
心地いい。
今日の仕事は終わりだ。
にこやかで優しい、人当たりがいい`僕`からようやく開放される。
誰も俺を知らない。知らなくていい。
雨だけが俺の本当を知ってる。それでいいんだから。
友達なんて薄っぺらくて脆い紙切れに過ぎないんだから。
そう思う。そう思ってきた。
この世界はお前のせいで変わったんだ。
あの日、あの時、君がいなかったら。
#壱
んん、、、ねむ、、。
重たい目をこすりながら、体を起こしてニュースを見る。
今日は、、夕方から雨か。
やる気が出ない。休んでしまおうか。そう思っても、声には出さない。
制服に着替え、学校へ向かう。
俺は、俺を捨てる。そう決めたのはいつだっただろうか。
ふと頭をよぎったがすぐに消し去る。
過去にふけっている暇はない。そう言い聞かせる。
「おっはよぉ!!朝から輝いてんなぁ」
はぁ、、朝からうるせぇな、、ま、そんな事は言わない。
「おう。お前も朝から元気だなぁ。おいおい、寝癖ついてるぜ?w」
適当な言葉で流す。あぁ、、、早くどっかいけよだりぃな。
「うぇ?!マジじゃんww朝寝坊したんだよ〜許せぇ?wwお!お前ら今日遊びいかね?」
、、、は?またどうせカラオケだろうなぁ、、めんどい。
「快斗も行くってさぁ〜なぁ?だから行こうぜぇ?」
俺は行くとは一言も言ってないが、こいつ本当に飽きねぇな。女子漁りの何が楽しいんだか
「あぁね〜雨じゃなかったらね〜それに今日委員会あるしさ」
「はぁ?遅れてもこいよぉ〜。なぁ?みんなも来てほしいだろ?」
あぁ、、めんどくせぇ。お前らで勝手に行けよなぁ
「ここまで晴れてるんだから、雨なんて降らないだろ?雨さえ降らなきゃ行くってば〜」
「まぁ、、そうだな!連絡しろよ。駅前まで迎えに行ってやるよ」
「おぉまじか!サンキュな〜んじゃ委員会行ってくるわ」
そう言ってそそくさと放課後の教室を離れる。もう少しの辛抱だ。
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ザァァァァ、、、、
暗い空の下、傘をさして歩く。
「っは。こんな薄っぺらなやつに騙されて。馬鹿ばっかりだ。」
雨はいい。こんな俺を隠してくれる。俺だけの世界を作ってくれる。
アイツラに会わないように駅前から離れた道を通って隣の駅まで行く。
「、、、紫陽花か」
ふと見上げるとあじさいが咲いていた
「誰にも気づかれないんだろうな。いや、気づかれるわけがないな」
俺とお前は似てるのか、、、いや、俺はこんなにきれいに咲き誇れない。
・・・早く帰ろう。
「ハッハッ、、、っ、、やっと追いついたぁ。もう、歩くの早いなぁ。」
「はぁ?、、、、、、どうしたの?雨の中。しかもこんな時間まで学校にいたなんて」
うわぁ、、、時枝陽香留、、クラスで一番関わりたくない天然爽やかイケメン様じゃないですか〜。あぁなんでこんな絶好の雨の日に現れるんだよ。しかもお前も駅前方面だろうが。
「それは君もですよね〜?それより、カラオケはいいんですか?迎えに行くって言われてたのに。それに今はもうとっくに委員会なんて終わっていた時間帯ですよね。」
なんだこいつ。あぁ、、めんどくせぇ。俺に構うな。
「雨降っちゃったしね〜。それに、今日はお開きになったんだよ。」
ここはテキトーに流していつも通りやり過ごす
「えぇ?!そうだったんですね。すみません. 余計なこと聞いちゃって。てっきり、隣の駅まで行って遠回りしてるのはあの人達に会いたくないからだーなんて変にかいくぐってしまいました。でも、お開きになったんですね。それなら、一緒に駅前までいきましょうよ。」
はぁ?なんで俺がこいつと、、だっりぃな
「うん、もちろんいいよー。」
「本当ですか!実は、ずっと前から君と仲良くなりたいなって思ってたんです。」
はぁ?きっしょ。もう関わんねぇよ
「えぇ?僕らはもう十分友達じゃない?」
「そう思ってもらえてたなんて、、嬉しいです!あぁ追いかけてきてよかったぁ」
あぁもう、、早く消えろよ。俺の世界に入ってくるな。どいつもこいつも
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キーンコーンカーンコーン
「はよー。なぁ快斗〜なんで昨日来なかったんだよぉ。女子にブチギレされただろぉ」
知らねぇよ。俺がいないと人気も稼げない。利用してるだけのくせに友達ヅラすんな。
「だからごめんって〜。委員会遅くなったら雨降ってきちゃったんだって」
「お前ほんと雨苦手だよなぁ?ったくもう。」
`苦手`そういうことにしてたっけ。別にどうでもいいけど。
「快斗さん!昨日は送ってくれてありがとうございました〜。」
、、、は?こいつ、、
「えぇ?快斗昨日、陽香留送ってたん?」
「そうそう、傘忘れちゃってさ〜困ってたとこで、、、ってちょ、どこ行くの?」
「陽香留くん、ちょっとこっち。わりぃおまえら後でな〜」
・
・
バタン
「くっそ、お前、一体どういうつもりだ。俺の地位が、人気が、人脈が妬ましいのか?」
「え、ちょ、何の話?ていうか、そっちが快斗さんの本音?本性?ってやつですか?」
あぁ、もう、全部台無しだ、くそが。何なんだよこいつまじで
「こんな空き教室あったんですね、、、って、それどころじゃないか。目が怖いですよ〜」
「ごちゃごちゃ言ってねぇで質問に答えろよ。どういうつもりだって聞いてんだけど。」
「いや、僕は別に何もしてない、、、」
このヘラヘラした顔、クソムカつく。
「はぁ?くだらねぇ嘘言いやがって。その態度も声も、ムカつくんだよ。あぁもう、お前のせいで全部台無しだ。」
「それは、あの人達が嫌いってことですか?あんなに仲良さそうなのに」
「あぁ?嫌いに決まってんだろ。あんなクズ、一緒にいて何が楽しいんだ。口を開けば女だのカラオケだの、こんな作り笑いにすらこの3年気づかない。バカばっかりだ。」
あぁ、もう、ヤケクソだ。こいつ、こんなの聞いてどんな反応すんだろうな。
「、、、くっ。ふふっ、、、、アハっハハ、あぁ、面白い、本当、まさか、ちょっとからかっただけでそんなに本性を表してくれるなんて。ほんとっあの、ごめんなさい、、ww」
は。。?こいつ、からかうだと?なんでこんな笑ってんだ?
「は?お前、なに、いって、、?」
頭が、、追いつかねぇ。こいつ、俺を試したってのか?意味、わかんねぇ。何でそんなこと
「あー、意味わかんないって顔してますね。まぁ、そのうち分かるかな。バラしたりはしないので安心してください。とりあえず、もう1限始まっちゃうんでいきましょう。」
そんなの、信用できるわけがない。って、、は?、、はやっ。
時枝陽香留はとっくに快斗の拘束から逃れていた。
「おい、待てっ!くっそ、まじでなんなんだよ。」
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「あぁ〜やっと終わったぁ。なぁ快斗ー、、、、あれ?快斗は?」
・
・
、、、ったく、あんなのにかまってられるか。今日は晴れ予報だし。早く帰ろう。周りを警戒して。どこで誰がみてるかわからないから、笑顔は崩さない。我ながら気持ち悪い顔だ。
雨のない帰り道は長く感じる。時枝のせいで今日はずっとアイツのことを考えちまう。
「時枝、、、、あ”ぁ〜、、、くっそムカつく、、、、。」
「本音がダダ漏れですよ。全く、どこで誰がみてるかわからないんだから。」
「なっ?!なんで、、お前がここに、、、」
教室をいち早く出て、誰もいないか確認もした、、、何がしたいんだ本当に。俺に構うな。
「えぇ〜快斗さん、一緒に帰ろうと思ってたのにものすごく早歩きで帰っちゃうんですから。こないだの時も追いかけるの大変だったんですよ?」
ここまでくれば、、周りに人も、いないな、、ハァぁ
「俺はお前と帰りたいなんて1ミリも思ってねぇ。俺に構うな。気持ちわりぃ。」
「そんな、ひどいなぁ。僕はいつでも快斗さんの本当をみんなに教えられるのに。」
はぁ?くっそ、なめたことしやがって
「脅してんのか?あ”ぁ?うぜぇんだよ。いちいちつきまとってきやがって。偽善者ヅラもいいかげんにしろよ。バラしたいならバラせばいい。二度と俺に構うな。」
うるせぇ。ムカつく。貼り付けた笑顔しやがって。偽物の俺がそんなに面白いかよ。
あぁ、うるせぇ。こんなやつに従ったり怯えるほうがおかしいんだ。言いふらしたいなら勝手にすればいい。あぁだっりぃなぁ。くそ。屋上にでも行ってサボろう。
「まぁ、そうするだろうってことは解っていましたけど。まさかここまで当たるとは。」
「っ!なっ、お前、何のつもりだ。言いふらせばいいだろ。俺に構うなって言ってんだよ。気色悪い。この手離せ。とっとと今日いつに戻りな陽キャの陽香留くんっ」
そう言って快斗は陽香留を蹴り上げた。
「っぐ、いったいなぁ、、どこまでその態度でいるつもりなんですか?」
「知るかよ。わかったらもう俺に構うな。、、おい、この手どけろって。」
何だこの力、、どっからでてきてやがんだくそ。はな、、れねぇ、、、
「いやですよ。今離したら同意の意味になっちゃうじゃないですか。逃がしません。」
「はぁ、おまっ、、何言って、、んっ、んん、っはぁ、、なにっすんだっ、、てめぇ。」
こいつ、、、、いま、俺に、、、、、キス、、、して?
「いやだなぁ。だから言ってるじゃないですか。逃がしませんって。」
は?なんでこいつが、、、まじでなにいって、、、
読んでいただきありがとうございました。
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