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ひもの街4

 だから、この人間に警戒する必要は極端にないだろう。それはシューも知っている、いや、オイラ以上に理解しているはずだ。このバティの頭脳担当はシューなのだから。ちなみにオイラは……なんの担当だ?

 そんなオイラの足りない脳内での脱線事故をそこ吹く風に、2人は建設的な会話をしているのだろう。シューは喉を「ううん」と鳴らして落ち着きを払っていた。

「とにかくこのひもをつけていたら安全ということですか? この街では?」

「そうなります。命綱と思っていただいて結構です」

少女は結構な物言いだった。淡々と話している分、冬の絶壁から波打つ冷水に突き放しているような印象だった。しかし、外からの印象がそうなだけで、本人は優しく言っているのかもしれない。

そう、シューも突き放すような言い方だった。しかし、実際はやさしいということをオイラは知っている。それと同じ可能性は十分にある。

それにしても、命綱みたいなもの……か。物騒だな。

頭が痛い。

 と、シューがついでに質問。

「そういえば、あなたは?」

「街のガイドの仕事をしていますロプです。あなたたちのような方に怪我なく観光してもらうのが仕事です」

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