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第ニ話 爺ちゃん

<その願い、叶えましょう。>

死者となって、初めで聴こえてきたのは女神の声。

『あんたは…』

そこに煌めくは、太陽の様に凄まじい黄金の輝きを放ち、凄まじくこの世の何よりも豪勢な着物の様な一張羅を着て、光輝く黄金の冠を被り、首には数珠を二、三個つけてただずむ。女体の何か…

<朕の名は、ジャバラ。貴方の世界の管理者(アポストロス)です。>

管理者(アポストロス)?』

ムサシは、黄金の海の中をぷかぷかと浮かびながら、管理者を名乗る女の話しを聞いていく。

<そうですね、まぁ〜宗教などで言う神様みたいな存在だと認識していただければ構いません。>

そしてその女は自身を神と自称している。本来は信じがたい事実だが、この女の神々しい身なりを見ていると、なんだか納得してしまう。

『まぁ〜いいや、あんたが誰かなんて今はな。それよりも、何でこんな貧相な俺が今こんな場所に女神様と一緒なのか?呼ばれた理由を話してもらおうか…』

ムサシは、その水が理由は不明だが地面の様に立ち上がることができることに気づき前に飛ぶ様にして起き上がり、女神にそう返した。

<理由?願っていたではありませんか。あなた自身が…>

『悪りぃーがな、女神様。願えば叶うなんざ御伽話だけの話よ。現実のこう言う話には必ず裏がある。そう言うもんなのさ。それに…』

<それに?>

ムサシは少し言葉をためたあと…

『俺はこう見えても、生まれた時から多くの外道を見てきた。だからわかる、あんたは外道じゃねぇーが、ただで願いを叶えてくれるほどお人好しでもねぇ〜なんかあんだろ?取り敢えず話してみな…話はそれからだ。』

<…いいでしょう…>

ムサシのその質問を女神は承諾、ことの詳細を話し始めた。

<あなたをここに読んだのは、朕らが警戒しているいずれ来る対戦への戦力増強のためです。>

『いずれ来る対戦?』

<はい、現在あなたが"転生"を試みている世界。"メディウス・ロクス"は、あなたの住んでいた世界カンザルクのおよそ一万年前の姿です。>

<一万年前?つまりは〜タイムスリップってことか?>

<そうですね、そしてその世界は今だ魔法や精霊と言ったファンタジーの存在が跋扈する時代です。文明レベルはあなた方に劣りますが、それを遥かに凌ぐ最悪の邪神…アラゾニアと呼ばれる者がその世界にはいます。>

『ほぉ〜つまり俺にそいつを倒せと…』

<違います>

女神のまさかの言葉にムサシは驚き少し転びかける。

<あなたに対処していただきたいのはそれが引きいる戦力の一つ。ナンバーズ、もといそれに属している組織ランダーらを倒していただき、戦力を削っていただきたいのです。>

『報酬は?』

<次こそ正真正銘あなたの尊敬する人に合わせます。つまりは、"前世への復活"…それができれば、今度こそあなたの願いを叶えます。>

『…』

ムサシは、腕を組んで少し考え…

『よし!その提案乗った。』

と返した。

<左様ですか、朕はうるしゅうございます。>

女神も待ってましたと言いたげな目でこちらを見ている。

『そうかい、で!出口は?』

<あちらに…>

女神が指し示す先には散々と輝く扉。

『おんじゃ、言ってくるぜ!』

<いってらしゃい…>

そう言って女神は扉の向こうへ歩きだすムサシを笑顔で見送った。


ーーーラスター王国領域内 

       フライ地区のとある村ーーーーー

(ウィーン!)

凄まじい機械音と共にムサシは目覚めた。

「?!&,75;6)75¥6;&8¥&…あ…あ…」

起動したばかりで声が上手く出ないのか、少しの奇声を発しながら声を段々と安定させていく。

<言語安定、身体機能安定、メモリー以上無シ、CPU以上無シ…オールクリア。起動します>

(ん?)

この時、ムサシはこの状況の不審な点に気づいた。前の世界なら、サイボーグとしての身体なら梅雨知らず。一万年前の世界ならばそこまでの技術の発展はなかったはず。なのになぜ…今自分自身はデジャブすら感じる耳うるさいAIの声をまた聞いているのか?。ムサシは疑問であった。

「お〜目覚めたかい?」

聞こえてきたのは耳障りな機械の声でなく、優しく包み込む様な老父の声。

「あ…あぁ…」

「おはよう、パペッタ。」

(?)

ムサシの頭に、?が浮かんだ。それは聞いたこともない外人の名前。もちろん自分自身ではないはずのそれで自身を呼ぶ誰かに強く嫌悪感を抱く…はずであった。

(あれ?何でだ…)

しかし、嫌悪感どころか何か懐かしさすら覚えたその感覚にムサシは度肝を抜かれる。

「爺さん!」

咄嗟にそう叫んだ、すると目の前にいた老父は少し驚いたあと涙を流す…

「ようやく…完成したんじゃな…」

突然泣き出す老父の言葉の意味はわからない。だが、取り敢えずムサシはお爺さんに自身の今置かれている状況とどうしたいかを話した。

「そうか…それじゃぁ〜君は私の娘では無いわけだね。」

「悪いな…」

自身の目的を話すついでとムサシは老父の話しを少し聞いた。老父曰く、現在ムサシが入っているこの身体はかつて死んだ娘に似せた等身大の"人形"であり。本来は娘の魂定着させる予定だったが…何の手違いか娘の魂でなくムサシの魂が定着し命を吹き込まれてしまったのだ。

「魂の実験?」

「いえいえ、そんなに難しく考えんでください。仕組みはとてもシンプルで…」

老父はとても親切で丁寧で、そして気の良い人であった。ところどころ抜けているがそこが何だか愛らしく思えた。若い頃は錬金術師だったらしい、そして今はその時の技術をいかして生きた人形"ライフ・ドール"を使っているらしい。そんなことを聞いているうちに、ムサシは完全に老父を気に入っていた。

「すまない、長々と話してしまったねムサシくん。」

「いーや、別にかまわねぇーぜ。爺ちゃん。」

「…」

しかし、時たまムサシの"ある言葉"を耳にするたび…目を見開いてこちらを見た。


「お爺ちゃん!」


それは小さな小さな少女の声。


「あーそぼ!」


一瞬、そんな記憶がムサシの脳裏をよぎる。

「あーそぼ…」

その言葉をムサシは、無意識のうちに自然と口にしていた。

(あれ?俺何言ってんだ…)

そう思ってムサシが頭を横に何度も振って正気を取り戻し。

「悪いな爺さん、変なこといっち…まっ…て…」

顔を上げると老父が目の前で泣いていた。

「おい!爺さん。どうした、大丈夫か?」

「あ〜、すみません。…娘を…思い出してしまって…」

「ん…」

ムサシは、察していた。この老父の見た目から推測するにもう還暦はとおに過ぎているだろう。そんな人が、孫娘では無く"娘"とひたすらに訴えているのは年齢からして少し不自然だ。もしかしたら歳をとってたから結婚した可能性もあるが…

(あれ…)

その線は薄い。何故ならクリーム色のふわふわモブ10歳〜12歳程度の女の子がおそらく娘でその横にいるセミロングの茶髪の成人女性がこの人の奥さんの写真だと思われる。だからこそ、こんなにヨボヨボに老け込むまで娘のために何度も実験を繰り返したのだろう。その証拠に…

「あっ!そうだ、もうこんな時間ですし、ご飯をお作りいたしますね。この奥に食事場があるのでどうぞそこでしばしばお待ちを…」

そう言ってドアを開けた先の棚にはビッシリと人形が摘まれ、置かれたている。老父が元々錬金術師だとすれば、この人形達は娘さんの趣味。それを察しれば、老父がわざわざ魂の器にビスクドールと言う19世紀的な人形を使う理由はない。よっぽど娘さんのことが大切なんだろう。

「さぁ〜出来上がりましたよ。」

そう思いつつムサシが当たりを見回しながら席に座っているといつのまにか食事ができていた。

「ん?なぁ〜爺さん。この細長いやつは何だ?」

「それはパンです。」

パン?前世でまともな食事をほとんどしたことが無いムサシには聞きなれない食べ物だ。

「じゃーこの黄色いのは?」

「バターですね。ジャムもいくつかありますがどういたしましょう。」

どれも聞きなれない、と言うか元の時代での食事は味を楽しむものでは無く単なる燃料。ガソリンを飲んでいるのと同じ感覚の食事だった。だからこそ、温かく、ふわふわでサクサク、漂う香ばしい匂いもまた初めての感覚。それだけでは無い、老父の出してきたバターやジャムは調味料であり、別につけなくてもつけてもどちらでも良い。好みの味、つまりその真の目的は味をつけること。ムサシには考えられない感性。だからだろうか、ムサシはしゃぶりつくように食べた。

「ホッホッホ、そんなに急がなくとも。食事は逃げませんよ。どうぞ、紅茶です熱いので…」

「おう!ありがとう。」

老父の忠告が終わる前にゴクゴクと勢いよく飲むムサシ。

「あっちーーー!!!」

しかし、それはホッド。そのまま飲めば火傷をする。人より丈夫な人形の身体だから火傷の心配はないが、随分と手が混んでいるようで味と共に痛みや熱さは伝わってくる。

「おきおつけください。熱いですから…」

「ひぃ〜了解、了解。にしてもほんとに上手いな。これ…」

ムサシは、食事をしながらかつてのベンケイと米を食ったことを思い出す…

「これが毎日だったら、きっと幸せだろうなぁ〜」

「いえ、お望みなら毎日でも…」

「マジでぇーーー!!!」

ムサシは飛び上がって喜んだ。命を落としても未練として残るほど食事に対して思い入れのあるムサシにとって、その言葉はまさに天国はの片道切符に他ならない…

「こんなうめぇーもん食わせくれて。あんがとな、爺さん。」

「はい、お安いご用ですよ。」

そうしてムサシは老父との幸せを噛み締めながら数週間を過ごした…


週間後…

「はぁ〜…」

そこは涼しげな風が吹く草原。そこで寝転ぶふわふわモブの女の子。

「空気がうめぇ〜」

それはムサシ。転生し人形となったムサシが、白いワンピースを身に纏ってそこにいる。

「ふぅ〜、さっ!そろそろ仕事に戻るかな。」

今ムサシは、老父の人形作りの仕事を手伝っている。理由は単純だ、ここに住まわせてもらっているし、目的の対象がどこにいるかもわからない。それに、今使っているこの身体は本来老父が娘のために用意したビスクドール。それを使っているのだから、再びの作成を手伝うのは当然の道理である。

「じーいさん…」

「オラァ!」

そんなノリで家に着くと、中から鉄臭い嫌な匂いが…

「これは…」

ムサシは強く家の扉を蹴って開ける。すると、中かには鬼の仮面を被った男達。

「あ"?誰だ…」

「ウヒョーーー!!!別嬪なお姉ちゃん発見ーーー!!!」

狂っている、人を殺しておいてこの反応。匂いは勿論外道のそれ。いや、ただそれよりさらに癖さい異臭を放ったクソ外道。しかし、何だろうこの胸のムカムカは、恩人を殺されたからだろうか?いな、それだけじゃ無い。まるで…大切な家族を殺されたかの様な感覚。しかし、そんなものわかるはずがない、ムサシは生まれてこの方親なんてものはまともにいたことなんて無い。では何なんだ、この感情は…


「お爺ちゃん!あーそぼ。」

まただ、知らない記憶がフラッシュバックする。

「すごーい!これ、おじちゃんが作ったの?」

それは綺麗に焼かれて組まれたビスクドール。とても輝いて見える。おそらく知識の薄い幼い少女の視点とはこういうものなんだろう。

「わーい!わーい!わーい…」

喜ぶ少女はまるで天使の様。あ〜そうか、これが老父の娘に対する想いだったんだ。そう自覚した途端、ムサシの拳に怒りが困る。


「おい…」

「何だよ、ねぇ〜ちゃ〜ん。まさか…やる気か…」

そう言って、のらりくらりと辿々しい足取りで近寄ってくる男の横を…

「大丈夫か…爺さん。」

通り過ぎた。

((速い!))

電光石火の如く通り過ぎた彼女を、二人の鬼は振り返ってそう語り。

「壱、やるぞ。」

「おう!仁。」

その二人は、壱と仁と言う名前らしく、お互いの名を呼び合ってムサシに襲いかかる。

(カン!)

しかし、二人が振り翳した鉄の棍棒は無惨に具だけ散る。

「すまない…なぁ…ムサシ…くん…」

「何がだよ、爺さん。」

「本当の…ことを…いえ…なくて…」

「本当?そうか…俺だって全部話した訳じゃねぇー人に言えないことの一つや二つあるんだぜ。これでもよ。だから詮索はしねぇーし、謝られる筋合いもねぇ〜」

と、ムサシは抱き抱えた老父とおそらく最後であろう会話をしている。しかしなぜだろう、彼の頭は至って冷静だ。

「巻き込んで…しまった…」

「いいさ、お互い様だろ。」

「だが…」

「爺さん!…俺は、転生したのがあんたの所でよかった。うめぇー飯も食えたし、あったけぇー家にも住めた。あんたは俺の恩人だ。だから…これから巻き込まれるつーなら…それはきっと俺の…あんたに対する恩返しだ。だからよ…そんな不安そうな顔すんな。せめて安らかに…娘なら、きっと俺が連れ戻す。約束するぜ…」

「あり…が…とう…」

ムサシの手向の言葉を受け取って、老父は息を引き取った。

「なぁ〜」

ムサシは、抱えた老父を地面にゆっくりと丁寧に優しく置いて立ち上がり。背後にいる二人の鬼に向けてこう言った。

「俺らぁ〜よぉ〜大切な人を失う度に思うんだ。何でいつも良い人ばっかりこんな目にあうんだって。だってよぉ〜おかしいだろ?良いことしたら良いことが返ってくる。こんなん、ガキだってわかる常識だ。だが現実はいつも、良い人は抱えたもんを全部奪われて死に…テメェーら見たいな人の死を見てほくそ笑んむクズが!…生き残る…」

「んだと!」

「おいおいねぇーちゃん。クズとは随分ないわれだな〜…お兄さん悲しくなっちゃうぜ。」

そう言って、凄まじ殺気を飛ばしてくる二人の鬼。

「そんでよ、爺さんは良い人だったのか、ちゃんと振り返って定義してみたんだ。」

「なに言ってんだ…」

「おいねぇーちゃん、こっちの話を…」

男達は、いきなり死んだ爺さんが良い人だったのか?なんて言う呑気かつどうでも良い話をぺちゃくちゃぺちゃくちゃ話し始めたムサシを見て混乱している。

「爺さんは俺にあったけぇー飯を食わせてくれて、あったけぇー家に住まわせてくれて、仕事をくれて、服をくれて、命をくれて…"優しさをくれた"。これって、良い人だよな。そうだろ?」

ムサシが止まらず語り出すから、敵も肝を冷やして震え出し…

「おい…メス豚。訳のわかんねぇーことくっちゃべってっと…殺すぞぉーーー!!!」

そう言って男は、さっきのお返しと言わんばかり高速移動で次は、背後ではなく無防備な顔面に自身の拳をぶち込む。

(パン!)

しかし、鳴り響いたのは打撃音にしては軽すぎる。まるで破られた風船の様な音。しかし割れたのは風船ではなく…

「つーことはさ、爺さんは良い人なんだろ。だったら報われねぇーといけねぇーよなぁ〜」

ムサシの語り草と共に鳴り響く。

「う"ぁーーー!!!」

男の叫び声。その光景は、背後に立った仁と言う男曰く。

(腕が…風船みたに破裂しやがった…)

そう、ムサシの顔面に拳が当たった瞬間。男の腕はあまりの当たったものの硬さに耐え切れず破裂して中の骨やら肉やらが粉々になって周囲に飛び散らせる。それは、例えるなら、硬いコンクリートの壁を思いっきり殴りつけた時の怪我に似ている。

「そんでさ…一つテメェーらに質問なんだがよ…」

「毒されクソアマァがぁー!」

その仇を打とうと、仁と呼ばれる男が生成した青い刀でムサシに切り掛かる。

「爺さんをやったのは…テメェーらか…」

その瞬間、二人の放った殺気を遥かに超える威圧感がムサシから放たれる。

「かぁ…」

空中に飛び上がって斬りかかろうとしたら男の刃は直前で勢いを失って男は気絶。

(パキン!)

その後、落ちた威力で当たった刃は当然ながら折れて地面に落ち。

「話さねぇーてことは犯人なんだな。そうだな、違っても俺は今断定したぜ。だから…」

肉が裂ける様な生々しい音を響かせ、ムサシの拳は男をめがけて横に振られた。

「殺しても…問題ねーよなぁー!」

首を吹っ飛ばされて残った身体は大量に出血しながら地面に転がる。

「こ…このことを…あの方に…」

腕を飛ばされた壱と言う男は何とか生きていた。だから出せるだけの最後との力を使って少しずつ後ろに後退し…

次元扉(ゲート)…開け(オープン)!」

開かれた闇の中に消えよう身体をずりつつゆっくりと近寄る。

「おいおい、まさかこの俺から…」

瞬間、先ほどを遥かに上回る速度で男の向かっていた闇の穴の前に立つ。

「逃げられるとでも…」

「ひっ…」

再び鳴り響く肉の避ける音と共に男の胸に風穴が空いた。その穴と共に抉り出された心臓をムサシは触れたく無い汚物を持つかのようにつまんで持ち、ぶらぶらとしながら眺めている。

「う〜ん、心臓は高値がつく…が…汚ったねぇーな。やめとこ。」

眺めたそれをその場に捨てて立ち去った。


そらから数日後…

「爺さん、今まで世話になったな。」

そこは数日前まで、休憩がてら日向ぼっこをしていたあの草原。そこに老父の墓を建ててムサシは祈る。

「よっしゃー!遺品整理も終わったし…家も片したし、そろそろ行くかな。」

老父との別れの痛みを乗り越えて、ムサシは新たな地へと旅へでる。

「うーん!そういや、女神様からの命令すっかり忘れてたぜ。まっ、爺さんも行っちまったし。当分はそいつらを探すかな。そうなりゃ、ま・ず・は…」

目的を定めて、覚悟を決め、伸びをしながら歩き出した先は…

「街へ繰り出すぞー!」

この物語の主人公、ムサシ。サイバーパンク世界に生まれ、散々な思いのまま死んでしまった彼だが、新たな地、剣と魔法と神秘がひしめくこのメディウス・ロクスの地に美少女形人形として転生し、恩人を失う不幸に見舞われながらも、その歩みを続けるのであった。

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