さらに、ここまで日記を読んだシャーロットは驚きの事実を知った。
カトリーヌ叔母様は一時婚約話があったらしい。相手は裕福ではない貴族のヨッシー公だった。
会ったことのない相手だったが、かと。叔母様は一抹の希望を持ったようだった。
しかし、そのヨッシー公が次の王へと禅譲されることが決定し、婚約話もなくなってしまったということだった。
それが原因ではないだろうが、それからカトリーヌ叔母様は病気がちになってしまったらしい。
シャーロットはもう一度、日記に目をおとした。
その絵には『王妃』のような気品があったが、どこか寂しげだった。
