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プロローグ
悪役令嬢と自覚しながら、地味に生きたカトリーヌの葬儀があった。
カトリーヌの妹の娘シャーロットはその日、勝手にカトリーヌの部屋に入ってしまった。
そして、部屋に入った瞬間、シャーロットはあるノートに引き寄せられた。
それは、ひとりぼっちで寂しく生きていたと思われていたカトリーヌの意外な面を記した日記だった。
(これはまさしく神様が与えてくれた能力としか言いようがないわ。)
シャーロットはそう思いなから、宝物のような絵文字日記を1ページずつ捲っていった。
(すごーい!)
ところどころ、この世界にはないものが書かれてあったが、全てが宝石のようだった。
「カトリーヌとブラックキャット」
この物語は別途連載中の
「異世界で神様のお使い ~おじいちゃんが異世界ものを書いたらこんなの出来ました。温かい目で見守って下さい。~」
とリンクしてます。