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妄想ちゃんと妄想くん。  作者: N山パイン
1/3

放課後、教室で・・・

「わ〜ん!日直とかさいてぇ~!」

「うるせぇ!さっさと手ぇ動かせ!」

「あんたととかもっとさいてぇ~」

「よし、殴ろうか?」


黒板を消すあいつの背中をちらっと見て未だに真っ白な日誌に目を戻す。


今日、欠席いたっけ?遅刻は~なんて考えながらシャーペンを振っていると前の席の椅子がガガガっと動いた。


チラッと目線を上げると近くにあいつの顔が・・・


「うわっ!近っ!」


椅子を鳴らしながら距離をとると、あいつがニヤッと笑った。


「やっだ、俺の事意識しちゃってるの?」


揶揄う感じで聞いてきたあいつの言葉に、心臓がバクバクと飛び跳ねる。


「そ、そんなわけないでしょ!ちょっとびっくりしただけだもん!」

「だもんって、お前小学生かよ」


そう言って笑うあいつを無視して日誌の続きを書く。

早く終わらせて帰らないと、早く、早く。


1時間目、国語、2時間目、現社、3時間目・・・何だっけ?


あれ?体育はお昼の前だったから数学?あれ?数学は5時間目だっけ?

う〜んと、何だっけな~?

考えながら目線を上げたら間近であいつと目が合った。


近すぎて頭が真っ白になって、動けないでいたらあいつが少しだけ動いて・・・








「俺の事、意識して?」








「って〜!ヤバくない?ヤバくない?放課後の誰もいない教室!ふぁぁぁぁあ!滾る~!!!!」

「ねえ!ねえ!妄想ちゃん!それ、ちゅうしてるの?それとも耳元で囁かれてるの?どっち?どっち?」

「ふふふ、妄想くん、そこは好きに思えばいいんだよ!なんの為の空白よ!」

「うわぁぁぁ!そんな殺生な!女の子ってそーゆうのほんと好きだよね!」


放課後の教室で妄想ちゃんと妄想くんの妄想は尽きない。


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