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ただの社畜が異世界の神になる話  作者: かみこ
第一章 神になった男
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第五話 魔力と魔法

テスト期間 受験 学業全般がきつい きつい きつい きっつい でも゛削除されています゛を思うとちょっと楽



「そんな訳で、君には是非ともこの世界での争いを止めて欲しいんだよね〜」


ウリンが軽い口調で言う


「そんな簡単そうに言うなよ、、戦争を止めるなんて大それたこと、できるはずがない」


現実的にそうだろう この世界で前の世界の常識は通じないが それくらい誰でも分かる


「いーや、できるよ」


「!?」


できるらしい


「君の前の世界での神様ってのは、どんなイメージだったのかな?こっちは『全知全能』っていうイメージが大きいよ」


「あぁ、元の世界と少し似ているな、あっちでは人によって信じる神様とかは違って、信じてない人も結構いる」


俺はキリスト教やイスラム教などの宗教が頭に浮かぶ 俺は信仰深い人じゃないが いないと言い切る度胸があるやつでもなかった


「全知全能っていうより、存在自体があやふやで、、、もしかしたら人によって何が出来るとかは違うんじゃないかな、とにかく神秘的だからこそ、なんでもできるっていうイメージがあるな」


「ふむふむ、、なるほど、、、」


ウリンは真剣そうな表情で聞いている 顎に手を当て目を閉じ どこかの銅像のようだ


「それなら大丈夫だと思う、よし、とりあえずやってみよう」


「やってみるって、、何を?」


「男の子なら好きでしょ?魔法」


魔法 こっちに来てから度々聞いているような気がするワードだ 元の世界で詳しかった訳ではないし 魔法をやってみろと言われても 全く自信はない


「そういきなりやれと言われても、俺が出来るのはデスクワークだけだぞ」


「ですく、、、??」


「あぁ、とっても辛いものだ」


「へぇ、大変なんだねぇ、そのですくなんたらってのは」


むしろデスクワークしかできないと言って良いだろう


元々背は高いものの 腕や足に生気は宿ってない 体重は平均の2分の1くらいだ そんな人間に魔法などできるだろうか イメージだけで言うのなら かなり体力を消費するイメージがある


「まず魔法を使うには魔力が要るんだけど、まぁこれは君には関係ないね、転移の時に魔力は補給されてる」


「へぇ、そうだったのか」


「説明してなかったっけ?あの目眩やらなんやらは、突然大量に魔力の干渉を受けたことによる『魔力酔い』だね」


「『魔力酔い』??あと説明とか受けてないぞ」


「魔力か体の中をめちゃくちゃに駆け巡るから、身体の肝機能とかがおかしくなっちゃうんだ」


「怖っ、そんな状況だったのかよ」


やはり根幹から この世界の常識はおかしい


「まぁ助かったしいいでしょ」


「助からない可能性が、、」


そこまで言いかけて 俺はまた思い出してしまった 元々俺は死んでいたはずの人間なのだと また胸の奥から何かが込み上げて来そうだった


その気持ちを誤魔化してくれるかのように ウリンが話す


「魔法で大事なのは、ズバリ想像力!自分でイメージした魔法を魔力で表現するんだ」


「想像力、、自信はないな、、」


元々自信がないのに 今まで想像力など鍛えようと思ったことなどない ただてさえ魔力やら酔いやらで頭が混乱しているのに イメージが沸く自信なんて全くない


そうすると ウリンが右手を手のひらが上になるように前へと差し出した


「まぁまぁ、まずお手本を見せるよ、ほいっ」


そう言うと ウリンの手のひらの上に シャボン玉のような球体が出来た だがそれは液体を思いっきり凝固させたようで つついただけでは割れなさそうだ


「これが魔法、体内の魔力を水とかの物質に変えて物体にするんだ、厳密に言えばもう1つパターンがあるんだけど、これはまた今度にするね」


ウリンが球体を握りつぶすように消すと ウリンの身体が一瞬光った気がした


仕組みは理解したものの まだイマイチ自信はない


「まぁとにかくやってみよ!今見せたやつをイメージしてみたらやりやすいんじゃない?」


「確かに、それならやりやすそうだ」


そう言って俺はウリンの真似をし 右手を前に差し出した


目を閉じ 頭の中でさっきの球体を思い浮かべる 体内の血液を思いっきり循環させ 全てを右手に集中する

水 氷 水蒸気 シャボン玉 球体 さっき読み取ったことを頭の中で反芻する


「はっっ!」


一気に全てを放つ


「これはまた、、すごいなぁ、、」


目を開けてみる 少しだけ期待している自分がいた


しかしそこには スーパーボールほどのサイズで 色は濁り 金平糖のような形の物体がちょこんとあるだけだった


ウリンのもの比べると いや 比べ物にならないをそのまま表現したようだった


本当にやっていけるのか 心から不安になった

ウリン・センソという名前はちょっとだけこだわりがあります エブリスタとかで連載してるのとかと関係が おっと誰か来たようだ、、、


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