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ただの社畜が異世界の神になる話  作者: かみこ
第一章 神になった男
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第四話 女神様

テスト期間だぜほひぃ

夢を見た 自分はいつも通りのよれたポロシャツに黒ズボンで 久々に家族とご飯を食べる夢だった 田舎の実家に帰ることなどほとんどできないので かなり楽しかった 弟と遊び 犬と戯れ 父親と談笑し 母親の手料理を食べる 昔はいつでもできたことが 大人になると出来なくなる それに気づいた時には もう遅い 後戻りはできず しようとも思わなかった


でも その夢を見て


心から 幸せだと思ったんだ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おーい、大丈夫かよー」


頬をぺちぺちと叩かれる感触で目が覚める そうすると自然に頭も働き始め 記憶の混濁を勝手に整理し始める


「俺、、スゴくえげつないことをしたんじゃあないか?」


1人で事実に対してヤケ泣きして 少女に励まされ さらに寄り添われ眠りにつく 赤子以下の怠慢だ


そうすると 目の前の白衣の少女をいたずらな笑顔でこっちを見て


「この代償は高く付くよ?」



軽めに脅されたのも 泣きたくなるような事実だった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「とりあえず、自己紹介をしよう」


そう切り出したのは俺の方だった 社会的にも 自己紹介は親睦を深めるための第1の手段だ


少女は笑顔を絶やさないまま快諾し 語り始めた


「私の名前はウリン、ウリン・センソ、代々伝わるセンソ家のひとり娘、職業は女神様だーよ」


やはりもといた世界とはかなりの常識の差があるみたいで 名前もかなり特徴的だ 職業が女神様というのも 冗談なのか本気なのか分かりにくい


「よろしく、ウリンでいいか?」


「うん、構わないよ〜」


白衣をフリフリさせながら少女が自己紹介を終える どうしても太ももから露出している脚が目に入ってしまう


「、、、えっち」


「は!?」


「君のロリコン趣味が露見したところで、次は君の番だよ〜」


「俺は断じてロリコンではないぞ、お前がそんなだらしない格好しているのが悪いな」


「やっぱ見てんじゃんえっち」


「!!???」


他愛のない会話を繰り広げ こんなに楽しく話したのはいつぶりだろうと 少し思った


「改めて、俺の名前は゛観測できません゛だよろしく」


「よろしく、ロリコン゛削除されています゛くん」


「まだやるか」


自分が異世界にいることを忘れてしまうような ウリンと元々知り合いだったような

そんな気持ちだった


「そろそろ聞こうとは思っていたんだが、なぜ俺をその異世界転移というやつに巻き込んだんだ?あと、ここがどこかも教えてほしい」


「質問は1つずつにしてほしいね、答えにくい」


「あぁ、それは悪かった」


「まずここがどこかってのは、結論から言うと私の実験室だね、女神様を祀るお城でもあるよ」


お城 自分がそんな高級感溢れる所にいるとは思っていなかった 実際泣きわめいて2度寝しているし


理解したことを示すため頷く ウリンは表情を変えずに話を続けた


「君を転移させた目的は、まず第1に神様になってもらうこと、といっても抽象的だから説明するね」


「あぁ、頼む」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ウリンの話を要約するとこうだ


・今この世界全体は、あらゆる国や地域を統合し ひとつにまとめようとしている そのために 世界全体を操るリーダーが必要だった


・この世界には何人か神という職業が存在しており ウリンもその1人である 神は血統や才能 全てにおいて他を圧倒するほどの力がなくてはなれない


・そのため 神の中から世界のリーダーを出す という風潮が高まった そのおかげで 世界の神同士での戦争が起きそうになってしまっている


・しかしウリンにはそれを乗り越えるほどの度胸や魔力 他国との協力関係はなく そもそも争いをすること自体がバカバカしいと思っているらしい


・そこで 自分の得意な転移魔法を使って 魔力が1番高そうな人材を別世界から移動させ その人に戦争を取りやめさせようとしている


「そこで呼び出されたのが俺、、と」


「そういうこと」


「さすが異世界、考えることもやることも、別世界だな、当たり前だが」


余裕そうな口ぶりで話す

この時の俺にはなかったのだ

もう戻れないかもしれないなんていう不安なんてものは

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

最低週一更新目指して頑張ります(›´ω`‹ )

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