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自宅警備員は意外と強いようです?  作者: 健ちゃん
第1章 乳児期編
9/12

第9話 母が尋ねて三千里(嘘)?

「今まで通りだともう少しで来るかな?」

「どうしたんじゃ、主?」

「んっ?母さんって大体、メイドの人が呼びに行って数分ぐらいで来るからさ。」

「そうじゃったか。了解なのじゃ!」


魔障壁で遊ぶのも少し飽きてきたし、丁度いいかな?つっても数分しか経ってないけどね。


ドタバタグギッ!ズドーン…。


「ぎゃぁぁぁ!」


なんかヤバイ音&声が聞こえたんだけど…?


「ちょっ!王妃様ぁぁぁぁぁ!普通に行けないんですかぁぁぁぁあ!!!」


フランチェスカだっけ?あの人の声が聞こえたような?とてつもなく嫌な予感がする…?


「ニーーーーーーーートォォォォォォォ!!!」


…だからさ、何度も伸ばすなって言ったよね?

後ね?母さんは王妃でしょうが…。もう少しお淑やかにできないの?


ドンッ!!!


あっ、扉が外れた…よ?ちょっ、怖いんですけど…。


「ニトッ!!!アレ?どっちがニト?」


母さん、血走った目で俺とエル見るのやめて…。

マジ怖いからさ、一旦ストップ!


「母さん、ストップして。怖いよ…。」

「あら、ごめんなさいね?母さんね、とても嬉しくて嬉しくて…ついやっちゃった♪」


やっちゃった♪って…何を?


「それにしても…やっぱりニトは神童よ!!!」

「母さんさ、その神童ってのやめてくれない?恥ずかしいんだけど…。」


だって、毎回なんか俺がしたら神童呼ばわりするじゃんか?嬉し恥ずかしいよ。


「えぇー!良いじゃないのー!」

「良くないのー!もうっ!」


なんか懐かしいのしちゃったじゃん!


「むぅー!お母さんだって息子を自慢したいのー!」

「だからって神童は良くないと思うよ。」

「仕方ないなぁー。」


やれやれってしても駄目なものは駄目なの!


「そろそろ本題に入らぬかえ?」

「そうね、そうしましょうか。」


エルってば、ナイスッ!


「ニト?…貴方は転生者?」


うぇっ?何故バレたんたん?…まぁ赤ん坊はこんな事しないよねー。…バレてんならいっかな?


「そうだけど?どうする?」


あー赤ん坊だけどもう終わりかな?前世の記憶ありの奴なんて追放もしくは処刑されるーかもね?流石にそんなことありえないと思い…たい。


「うーん?そうねー?別に何もしないわよ?だって…私の大事な息子だもの。」

「母さん…。」


良かった〜。まぁ漫画とかアニメとかでもこんな感じにバレてもなんとかなるしねー?


「転生者が本当に実在していたなんてねぇ〜?歴史でもごく稀にしか現れない存在ってある程なのに…。」


希少価値が高いね?


「ねぇ、ニト?転移者ニャマーの日記では『転生者はニホン?という平和な国出身の可能性が高い』って、書いてあるけど本当なのかしら?教えてくれない?」


ニャマー?ニヤマー、にやま、仁山?変なのが出てきたなぁー。しかも転移者?転生と違うのか?


「そうだよ?」

「ありがとう〜!昔から気になってたのよー。」


今度その日記を読んでみたいなー。


「それにしても二トとお話ができて母さんは嬉しくて嬉しくて爆発しそうだわぁー!」

「爆発はやめてね?母さんなら物理的に爆発しそうだしね?マジやめてね?ね?」

「そう?ならやめておくわね?」

「そうして…。」


そういえば、自宅警備員の新スキル模倣眼を使ってみようかな?母さんなら凄そうなスキル持ってそうだし戦力増強になるかな?模倣眼!


――――――――――


固有スキル:雷帝Ⅴ(0/0) 再生 吸収&排出Ⅴ(0/0)

スキル:大剣術Ⅴ(0/0) 狂化


――――――――――


吸収&排出ってなんなん?なんか強そうだな。そういえば意外と所持スキルって少ないんだな。母さんって凄い感じの人なんだろ?母さんでこれってことは…。


俺なんてバンバン増えてってるよ?職業様様だな。


さて、スキルを獲得するにはどうすればいいんかな?

…欲しいと思ってみればできるかもね?


俺に母さんのスキルをお〜くれっ!


…。……。………。


…コホンッ!さ、さてと。確認してみるか…。

『ステータス』


――――――――――


Name:アルフ・リ・ニト

年齢:0歳

性別:男

職業:自宅警備員

固有スキル:合成I(0/100) 成長率10倍

スキル:自堕落Ⅳ(0/500) 説明書

必要経験値10分の1 取得SKP10倍 模倣眼

new♪ 大剣術Ⅰ(0/50) 狂化


レベル:17(1万3576 / 6万5536)

HP:32万7680

MP:65万5360

SKP:255

Luk:1000


――――――――――


おー!獲得してるっちゃあしてるな。いらんのが一つ混じってるけど…。


説明プリーズ!


大剣術Ⅰ(0/50)

大剣を装備時、扱いやすくするスキル。


狂化

知性を失う代わりに身体を強化できるスキル。

数分で解除される。

なお、このスキルはランクが上がらない。


両方とも平凡な気がする…。どうせなら吸収&排出が欲しいなぁー!絶対強いもん!

固有スキルだから獲得できないけどね?


大剣術は使えそうだけど狂化は最後の手段かな?


欲しいスキルだけ獲得とかできないんかな?模倣眼はあんまり使えないかも…。


この城にいる人達を片っ端から模倣してこうかな?城だから強い人が多いはずだし強くなれそうだな。


さてと…色々脱線したな。母さんと話してる途中なのに黙ったし変だよなぁー?


「母さん?…おーい、母さんー!!!」

「はっ!ジュルリッ!ね、寝てないからね?ホントだからね!全然眠くなんかないんだから!」


今、涎をすすったよね?ほっといてマジごめん。


「コホン…えぇーっと、母さん?こんな俺だけどよろしくお願いします?」

「ん?当たり前じゃないの!今後もよろしくね♪」


なんかプロポーズするようなセリフだったな…。

…相手は母さんだけど。


そういえば、エルってどんなスキル持ってんだろう?

一応アレでも魔王wwwだもんな。模倣眼っと。


――――――――――


固有スキル:魔王Ⅰ(0/50) 因子合成

スキル:腐蝕の波動 因子吸収I(0/10)


――――――――――


は?…もうエルで弄るのはやめようかな?

魔王wwwって言ってすみませんでした!


さてさて、スキルを獲得したいっと。

『ステータス』


――――――――――


Name:アルフ・リ・ニト

年齢:0歳

性別:男

職業:自宅警備員

固有スキル:合成I(0/100) 成長率10倍

スキル:自堕落Ⅳ(0/500) 説明書

必要経験値10分の1 取得SKP10倍 模倣眼

大剣術I(0/50) 狂化

new♪ 腐蝕の波動 因子吸収I(0/50)


レベル:17(1万3567 / 6万5536)

HP:32万7680

MP:65万5360

SKP:255

Luk:1000


――――――――――


説明かもん!


腐蝕の波動

腐蝕属性の波動を前方に飛ばせるスキル。

当たると徐々に腐蝕する。

なお、このスキルはランクが上がらない。


因子吸収I(0/50)

殺した相手の因子を吸収できるスキル。

殺した相手の因子を吸収することによって殺した相手の固有スキルを獲得でき、因子を肉体に反映することもできる。

ストック数を超える因子は吸収することができなくなるがストックに空きを作れば吸収できるようになる。

ストック数(0/1)


因子吸収がツエェェェエ!模倣眼で獲得できない固有スキルを獲得できるし、肉体に反映して強くすることもできるってヤバいな。


腐蝕の波動も中々に使えそうだけど…因子吸収よりも弱く感じてしまうなぁ〜。


さてさてさて、いい感じのスキルも手に入ったし、次

はどうしようかな?


「ニト〜!さっきからどうしたのー!急に静かになってぇーお母さん寂しいよ〜。」

「あーごめん母さん。色々とスキルの効果を試してたらね?ほら?」


仕方ないじゃん!新スキルは試したくなるんだから。


「その感じだと『ステータス』の概念は知っていたようね?普通だったら5〜6歳ぐらいで親に教えられて知ることになるのよ?まぁ転生者なら仕方ないかしら?転移者ニャマーの日記でも充分にあり得ることだって書かれていることだしね。」


ニャマーって人は転生者や転移者のこと書きすぎじゃない?まぁそれで助かってるんだけども…。


「…さてと、そろそろ行かないとね?訓練中に出てきちゃったし、またあの子に怒られちゃうわ。」

「あの子って騎士団の団長のこと?」

「そうそう、その子。よく騎士団の団長だって分かったわね?」


そりゃあ、訓練の時のアレ見たら分かると思うけど。


「ニト、バイバイ!」

「じゃあねー、母さんー。」

「バイバイなのじゃ!」


母さんに手を振って見送ったけど、することも特にないしダラダラしてようかなー。

ダラダラー、ダラダラー。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

母さんに転生者だとバレてから特に何もなくて1ヶ月ぐらいが経ち、蒸し暑くなり始めた頃。


あぢー。オムツが蒸し暑くてもうやだー。早く大きくなりてぇーよー。ダラダラしたくても蒸し暑くて尻が蒸れるから気が散るー。


エルに魔法でなんとかなんないか聞こうかな?

へーんしん!とりゃっ!


あっ!ベビーベッドに入ったまんまでやっちゃった。

ちょっ、これは恥ずいよー。


「エルー!ちょっと手伝ってくれー。」

「我の姿で何をしとるんじゃ、主よ。」


そうだった。今、エルの姿になってるんだっな。

こりゃー失礼しやしたー。


「主、まず変身を解いて元の姿に戻るのじゃよ。」

「分かったー。とうっ!」


変身を解除して、元の姿に戻って…次は?


「今、出すから少し待つのじゃ。」

「あう。」


了解。


「はいなのじゃ。」


へーんしん!とおりゃう!


「ありがと、エル。」

「別にいいのじゃ!」


さて、変身できたしエルに聞いてみようか。


「エル、魔法でこの蒸し暑いのどうにかできないか?オムツが蒸れるから気が散るしさ。」

「分かったのじゃ。えぇーっと、ほいなのじゃ!」


これは…霧みたいに見えるけど風の魔法かな?いやなんか水っぽいのも見えたし…うーん、複合魔法とか?


「エル、今のって複合魔法とかいうやつ?」

「う?まだ主は複合魔法について教えてないはずじゃが…どこで知ったんじゃ?」

「別にさ、元の世界の漫画とかでこういうのって複合魔法とかっていうのがよくあったし。多分、それじゃないかなって思ったんだけど…。」


あるよねー。火と風の魔法を合わせて炎嵐(ファイヤーストーム)的なやつがね?


「なるほどのぅ?ちなみに今のは水霧(ウォーターミスト)という水と風の複合魔法なのじゃ!」


へー。色々と使えそうだな。


まぁ兎にも角にもこれで蒸し暑くなくなったな。

色々と集中できるようになったし、ステータスの確認でもしようかな?あの日以降楽しみにしていたんだ。

『ステータス』


――――――――――


Name:アルフ・リ・ニト

年齢:0歳

性別:男

職業:自宅警備員

固有スキル:合成I(0/100) 成長率10倍

スキル:自堕落Ⅳ(0/500) 説明書

必要経験値10分の1 取得SKP10倍 模倣眼

大剣術Ⅰ(0/50) 狂化

腐蝕の波動 因子吸収I(0/50)

new♪ カプセルI(0/100) 課金 炎上&凍結


レベル:26(26万4815 / 32万)

HP:326万1440

MP:584万2880

SKP:705

Luk:1000


――――――――――


ん?おかしいな?いつも通りだともう1億を超えてるはずなんだけど?レベル:20からHPとかが2倍じゃなくなってるんかな?んで10万ずつ増えてる感じ?

経験値は1万ずつ増えてるかな?SKPはいつも通り。


多分、転生神がなんかしたんだろう?もしくは職業のせいとか?…まぁどっちでもええけど。


それにしてもnewスキルは変なのを獲得したな。説明はなんかな?ほれっ?


カプセルI(0/100)

KP(課金ポイント)を消費してカプセルを召喚するスキル。

カプセルを開ければSSSランク相応までの何かが獲得することができる。

1回10KP必要。

ランクが上がれば確率が上昇する。

―確率表―

…Cランク以下 99%

…B〜Sランク 0.01%

…SSランク 0.001%

…SSSランク 0.0001%


課金

殺した相手をKPに変換できるスキル。

現在0KP。

なお、このスキルはランクが上がらない。


炎上&凍結

炎と氷の属性を付与するスキル。

なお、このスキルはランクが上がらない。


カプセルと課金は今使えないけど将来的に役立つな。

炎上&凍結はなんか強そう?使ってみないとよく分からないな。


まだ生まれてから2ヶ月しか経ってないのに結構強くなったな。ある程度までなら余裕なんでは?


いやいや、油断は良くないない。

魔神王なんてのが存在してるんだからこれじゃあまだヤバめだろうなぁー。


うし!もっと強くなるぞー!まず、その為にはスキルのランクを上げるか。自堕落を上げきってしまおう。

おりゃあーーー!


自堕落Ⅴ(0/0)

ダラダラすればするほど経験値を獲得するスキル。

1時間+1万EXPする。


説明が少し変わったな。前は1時間+6000EXPだったのが+1万EXPになっただけって…500SKP払ったのが無駄に感じてしまうー!あー勿体無いなー。


もう仕方ないし、諦めてダラダラするかなー。

ダラダラー、ダラダラー。

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[一言] 更新乙で〜す。 この世界の平均的なステータスってどの位ですか? 二一トが異常なのは間違いない(確信) 伸ばしてなんかいません。コレは只の漢字の一です。
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